映画「作兵衛さんと日本を掘る」を見て来ました。
2011年5月25日名もない炭坑夫の描いた記録画と日記が日本初のユネスコ記憶遺産になりました。炭坑が暗いというより人々が炭坑夫を後ろ気持ちで見ていたというのに、やり切れなさが。作兵衛さんの絵にはすごく力強くて大変そうではありますが、絶望的なものは感じません。男の人も女の人も美男美女で、ねぶたの人形みたいにきりりとしています。てぬぐいや着物の模様がすごく丁寧。だからバランス的に迫力があるのかもしれません。
戦争で燃料がいるのに炭坑夫も兵隊に出されます。どうするつもりなんだと。女性も徴用工も捕虜もかり出され。戦争ってするもんじゃありません。元炭坑婦のおばあちゃんが可愛かったのがすくいです。