ほしおさなえ「紙屋ふじさき記念館 春霞の文箱」読了。
記念館の建物が取り壊されることになり記念館の存続はわかりませんが、着々と閉館準備は進みます。どちらにしろ和紙の勉強はしておこうと百花は紙の産地に行ったり楮かしきのボランティアに参加したり。月々のワークショップの準備をしたり、閉館のセレモニーに備えます。しかし、新型コロナウィルスが国内でも増え始め、イベントは中止。紙屋ふじさき記念館はそのまま閉館。館長と二人で掃除をして記念館を閉めます。
嫌な予感はしていましたが、こんな終わり方を。コロナが収まったら本社でイベントはしたいと言っていましたが、すぐ終わらないことはもう知っています。どうなるのか。
面白いのは書道の話で料紙とか民藝運動の染付の話とか出て来ること。民藝運動の展覧会よく行ったし、去年も民藝の本読みましたよ(2021.12.23参照)。それに最近「とめはねっ!」という書道漫画を一気読みしました。おおっ、かな書道だ。活版印刷の弓子さんも出て来るし色々と今までのことが怒涛のように出て来る巻でした。違うところで出会うと嬉しい。しかしどうなるものやら。