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2社目の1次面接に行ってきた件。

2018年10月16日 | 繊維業界の転職
一昨日くらいから風邪を引いてしまい昨日は病院に行ってきた。
平日午後の診察はガラガラで、受付で症状伝えた後すぐに先生にも同じことを言うという、、変な状況で笑いそうになった。
午前中に面接だったので、薬でごまかして早起きして行ってきた次第で有る。
その前に、先週1社目の面接として受けた A社の1次が通った。昨日夜に担当者から予期せぬ電話があって、2次の日程云々の前に速報で教えてもらった。まさか1社目で1次通るとは思っていなかった。ほんとに。
僕の分析では1次通過確率35%だったので。。素直に嬉しい。
やはり全身コーディネートでお洒落して行ったのが良かったのだろうか。
2年前、今回と同等のブランドを面接受けたところ、、面接は3社目くらいだったかな、速攻落ちた。
考えられる点としては、お洒落と、、前職の商社グループ企業での経験である。
若い子向けのアパレルでは経験できなかった仕事をいくつも経験したことが、自分としてはキャリアにプラスしていると感じる。50%くらいは親会社から来ている社長の下で商社仕込みの仕事内容だった。
面接でも、その2年の経験が9年の若い子向けよりも自分にとって大きいと伝えた。
今週末は前職の課のメンバーでバーベキューなので、どちらかと言うと良い進捗を話せそうである。
しかし、まだ採用ではないので、過度な期待は禁物である。。

今日の面接も繁華街の町なので電車で行った。
面接の時は必ず会社の最寄駅に1時間くらい前に着くようにしている。
これは絶対に間に合う安心感の為である。時間に追われたく無いのと、適当な喫茶店でギリギリまでリラックスしたい。とりあえず地図を見ないで行ける程度に道を確認してから喫茶店へ。
喫茶店で隣に座ってた60代くらいの男性2人の会話がアパレル業界の話で聞き入ってしまった。
もしかしたら、今日面接を受けた企業の関係会社かもしれない。
1人は40代くらいの話し方をするプロデューサー、1人は商社かメーカーの固めな人
自社工場生産のメーカーがいくら良い物を作れても、その先(販売先、新規取引先)が無いことについて、だからプロデューサーが必要なんだと言っていた。メーカーと客を繋ぐという意味だろうか。プロデューサーの人はSNSを使った成功例なんかを話しながら、けっこう上から目線で話していた感じ。
プロデューサーっているよね。前にいた若い子向けの時取引した国内生産のOEMメーカーも、とあるプロデューサーから繋がった。このプロデュースの問題点は、作る話が進んでいくと、メーカーと直になって、プロデューサーの話と違くね?ってものが上がってくることである。これは絵型と仕様書を投げていても、変なものが上がってくるということ。再度プロデューサーにも同席してもらい、結局初めから3社で話せば良かったみたいなことになる。また品質レベルの齟齬についてもプロデューサーの話からは判別出来ず、メーカーともツーカー出来ずに問題発生した。それはブランドであるこちら側の責任でも有るが、、。

そんな話はどうでもいいのである。面接である。
今日の面接も、一般的な志望動機とかは一切聞かれずにキャリアの確認がメインだった。
中途採用面接ってこの方法の方が多いのかもしれないと感じた。
精神論的な動機はあまり重要視されていないのかもしれない。それよりも即戦力になるスキルが有るのかどうかの確認の方が大きいのだと感じる。
今回の企業も面接前の想像と違った。商材のイメージをよそに、中で生産に関わる人はほぼアパレル出身だということだった。面接官の方は僕より5個くらい上か、40代だろうか。とても穏やかな話しやすい方だった。
驚いたのが、GMSなどに強い大手アパレルの合併元になった会社のオーナーが、大手芸能事務所と協業して作った会社であり、社員は大手アパレルのOBだということだった。それはプラスなイメージだった。だからアパレルOEMもやっているのかと納得した。
求人票見ただけでは、それが疑問だったのである。
丁寧に会社の成り立ちや業務内容などを話してもらった。
やはり僕が9年くらいやっていた若い子向けの製品に近い。納期が無いとか、現状は品質があまり高く無い点について。業務内容は、やはり小売アパレルとは違うハードなODMという感じ。元請けとなる親会社、その前の発注者は、作ることに関しての考えが皆無の為、けっこう無理くり進めたりする事もあるらしい。
僕も若い子向けは最短2週間〜1ヶ月で作っていたので、納期1ヶ月無いとか、、って話は懐かしく感じた。
前職では、生地の仕込みから製品納期まで半年くらいリードタイムが有ったので、全く異なるタイプということで、若い子向けの話をメインで伝えた感じである。
募集背景としても人が足りていないからということだった。かなり現場に基づいた話をしてもらったので、働く状況をリアルに想像出来た。面接官の方の役職だと、通常の会社では現場には出ないが、度々社員からの電話があったりして、全体を見る前に現場の対応が追いつかないというように見受けられた。
実はこの点も若い子向けの会社にいた時と同じで、9年間もの間に2人3脚していた先輩は管理職かつ現場の最前線にいた。会社の規模がそんなに大きくなかったのも有るけど。。
そういえば、その元先輩が1日でグラフィックTeeを10型作れます、外注でグラフィック手配できますって、伝えそびれたな。。笑。必要かどうかは別として。。その先輩は本当に根っからのアート肌で、かつ営業出身なので、今は独立して個人でグラフィッカーをやっている。前に世話になったOEM依頼で大手アパレル製品や、商社経由の子供服なんかもやっている。とにかく仕事が早くて、Tシャツのデザインはプロ中のプロである。プリント工場と協業して、専門店向けにTシャツのODM受発注生産までやっている。

前職の製品写真を見てもらい話をした。やはりTシャツのグラフィックデザインがゼロから出来るか聞かれた。
僕はゼロからデザインするのは苦手である。前職は肩書きとしては企画だけど、試しに作ったデザインはあんまり製品化されてない。しかし、PSもAIもデザイナーレベルで使えるのと、外からのグラフィック素材提供や、デザイナーでラフが組んであれば製品に落とすデータ作成や、総柄のリピート付きデータは作れるので、それは伝えた。グラフィックTeeに強いのは少しプラスかなと感じたけど、どちらかというとOEM/ODMをバリバリやってきた人の方がプラス度合いが大きいような感じも受けた。
ので、一応前職のODM経験やアーティストコラボアパレル経験でアピールした。そもそも、ブランド側かOEMメーカー側かと言うと、どちらかといえば僕は今までブランド側なので、どの程度評価されたかは分からないと感じる。

大手アパレル生産部隊出身の方々は今の会社で、アパレル業界と慣習の異なるハードなODMに直面して、かなり難しいと感じることが多いようだった。それは面接官の方の、慣れない、という言葉からひしひしと感じる。
というのも、一般的なアパレル生産の流れだと納期に間に合わないのである。だから本来の工程を間引いたり、営業トークや確認作業に重点を置いて、最終的にOKな製品を目指すといった状況。当然、本来のアパレルでは大量生産でコストメリットが有ったり、原料手配でも色々な検討が必要なのだが、それも追いついていかないのでロスが多いと。僕の想像通り売り上げは大きいらしく、しかしその反面ロスにより利益はそこまででもないといった感じ。でもそれは今後、裏で上手く生産出来るように、利益も含め改善したいとのことだった。僕としては自分はその力になれると感じる。

業務内容や会社の状況を聞くと、残業はおそらくかなりのレベルで発生していると思われる。そもそも面接官の方が残業していそうに感じたので、今回も聞かなかった。軽口は災いの元である。
あと、若い子向けにいた時の会社に近い雰囲気を感じたので、もしかしたら、、オーナー社長がかなりハードな方なのではないかという不安。
若い子向けの会社の時の社長は、絵に描いたようなオラオラ系の実業家風情。
お友達の実業家もちょくちょく会社に来て、酷いとしか言えない友人関係。下に書いたタメでアル中の同僚はそのお友達のギャグを鼻で笑った結果、反感を買い、ハードないじりを受けることに。。アル中もBボーイ上がりでオラオラだったけど涙目だった。

僕がいた若い子向けでは、入社2年くらいは22時ミーティング開始だったりして、毎日終電だった。
尻の欠陥はかなりの確率でこれのせいだ。。笑。月に換算すると100時間か。。
3年目くらいから、僕が本格的に生産重視のポジションになり、効率化を進めた。人も辞めて減ったが、残業も減った。僕とタメのデザイナーが1人、鬱病でドロップした。鬱かアル中か、、両方だろうか。なんか日常的に手が震えてて、酷く痩せていった。もう1人の1個上のデザイナーと営業課長もバックレで辞めた。
4年目くらいには21時くらいで上がれただろうか。5年目くらいに、EC事業部の社員が1人鬱病になって自殺した。当時中途で入った僕より5こ上くらいの30代のEC担当者がそれを理由に社長に直談判。隔週土曜が休みになった。企画生産部隊は、企画会議なんか始めたらいくらでも仕事が有ったけど、EC事業部なんかはメール対応や、計画的な商品ページ作りで、本来過度な残業は必要なかったはずである。それもあり、直談判の場に企画部長の姿は無かった。
その時に土日休みで無いことをかなり考えた。仮に今まで土曜日に出勤した日を計算したら、半年くらい有るって話をしたら、入社間もない若い子が絶句していた。彼もしばらくして辞めたな。給料下げてでも休みが欲しい派だった。それからも効率化を進めて、僕は企画会議に参加しなくなった。裏方に徹することで、新しいポジションを得たと感じた。渋谷の館の店閉めた後に販売員を呼んで社長と終電ミーティングしてたけど。。
それから9年目ちょい前に辞めるまでは20時退社が平均になった。

結果は1-2週間くらいなので、待ち時間に入る。
おそらく1社目Aの2次面接が先になると思われる。その結果前に、2社目Bの1次結果が出るかと。。
最悪なのは、もしBに行きたいとした場合、Aの2次結果が採用だったとして、それを蹴るかどうか考える場合。それでBの2次が落ちたら、何も残らない。
でも総合的には、先週の1社目の方が少し順位が上で考えている。
やはり純粋なファッションアパレルはきちんと通っていない分、魅力的だと思っている。
純粋なファッションアパレルってだけで、今の世の中にはそう多く無いし。
面接で感じた温和でギスギスしていない社風も良いと感じる。

仮に5年後、もしまた転職するとなった場合、Aの後にBには行けるが、Bの後にAには行けないと感じる。
Bに行ったら、おそらく定年まで近い製品のOEMメーカー側だろうと感じる。
しかし、仮にAが落ちるなら、Bに行くのも前向きに考えている。
仕事の尽きない親会社がいる為、業績に裏打ちがあって不安が無い。これからまだ成長していく会社で、自分の経験に即した製品にも携われる。

考えもまとまってきて、AかBで決めてもいいかなと思い始めている。
月末にCの面接予定が有るけど、もしかしたらその前に決まる可能性も無くは無いといった状況である。








































2週連続で1次面接へ。

2018年10月15日 | 繊維業界の転職
先日2社の面接が決まっていたわけなんだけども、そのうち1社が明日に決まった。ちょ、、早いよ。先週中に日程調整の連絡が来なかったから、今週末くらいかと思ってた。月曜の今朝メール見てマジかとなった次第。
勤務地での面接は、とある駅近くの巨大ビルである。google mapで近くを歩いてみたらデカくてびっくりした。けっこう業績が良いらしい。
ファッションアパレルとは離れるので、いまいち何を聞かれるのか分からないけど、人材会社の営業担当者がリスニングして、おおよその質問内容を教えてくれる。ありがたい。
2年前も含め何度も面接で話してきた内容なので、あまり緊張せずに行こうと思う。
人材会社からも、会話形式の面接なのでリラックスして、、と説明が有った。なるほど、その言葉を聞いて先週面接受けた会社もそうだったと気付く。立て続けに決まりきった質問責めされるよりも、非常に話しやすいタイプである。質問攻めの場合、返答内容の暗記が必須となってしまうからだ。企業側としても絵に描いた餅みたいな返答ばっかりだと選考し辛いのだと思う。
日程の都合からおそらく人事は参加せず、現場管理職による面接進行になりそうだ。
なんとなくgoogleとyoutubeを使って企業研究をしてみた。本社サイトやweb店舗やネット検索で製品も見た。
ファッションアパレルと違って実店舗が無いので、これくらいでいいだろうか、、。
仕事内容的には、おそらく経験範囲内だと予想している。先週面接の企業だと、チャレンジな内容も有ったけど、今回は過去にわりと近いところを経験している。iPad持参してその話もさせてもらおうと思う。
iPadが役に立つな、、笑。
紙で持っていくことも考えたけど、紙だと綺麗に見えないよね。かさばるし、見る側もめんどくさいと思う。
服装は何も言われてないので、ジャケットスタイルの私服で行こうかと。どう考えてもスーツではない。先週のファッションアパレルよりも少し崩そうかな。

もう1社の面接は、10末に決まっている。
こちらは準備期間も長い。経歴の分かるポートレイト持参と言われており、作らないといけない。絵型書いてみたり、若い子向けにいた時の仕様書や前職の管理書類なんかをまとめようかと。
多分、企画生産の職種だからである。
デザイン画と言われなかっただけましかなと。
企画デザイナー職の場合、必ず応募企業向けにデザイン画などの持参が必要になる。
企画生産だと、会社によって業務範囲が異なり、生産管理も有るので微妙にデザイナーとは言わない。
こちらの服装は完全に私服の指定だ。
営業担当者が選考基準の一つとも言っている。
先週の面接前に買っておいて良かったな。。
一つコーデ揃えると、あとは悩まなくてもいい。どこでも行ける自分の好きなテイストの綺麗目である。

そういえば、担当予定はとあるミリタリーブランドである。僕はミリタリーについては、実物やレプリカを買いあさったりするほど好きじゃないけど、わりと好きなテイストである。
そもそも大枠としてその企業のカジュアル自体が好きなテイストなのであまり悩むこともないかな。

僕が洋服に興味を持ち始めた1998年ごろ、世の中的にはミリタリーが流行っていた。初めて買ったメンズノンノでモッズコートの特集をやっていたのを覚えている。丁度ドラマの踊る大捜査線が流行っていた。あとキンキキッズの堂本剛も着てたけど、ヒスのボーイスカウトシャツ、流行ってたな。あれ、それはもうちょい前かな。。
上野のマガジンズやレザーのジャケットとか買ってたような。その後、原宿のn44ってミリタリー系のセレクトショップにハマって、とんちゃん通りの店によく通ったものである。古着も好きだからヴィンテージキングや当時竹下通りのアポロにも行ってたかな。
2000年代に入ると完全に裏原ストリートの流れに乗ってしまい、エイプ、メトロピア、サイラス、ブートレグブースなんか着てたかな、、。Tシャツ、スニーカー紐、ウォレットチェーン、バッグなどなど蛍光色が入っていれば何でもかんでも裏原系として売れたとんでもない時代である。アサノハ系列のメトロピアなんて跡形も無いし、ブートレグブースブースも同じく。サイラスは、、まだ有るのかな。エイプは香港企業が買収してブランドの価値は限りなく低下した。
それからメンズの会社に入って以降、仕事でコレクションから安い通販まであらゆる服を見て知見が増えた。日本製にこだわるドメブラ着たりしてみたけど、結局は古着に戻った。
古着屋は大阪のJAMトレーディングが最強だと感じる。最近は流行に乗っかりアウトドア系もいいなと思って見てるけど、多分そのうち飽きると思う。

メンズの服って単純で、少なからずワークとモードが根幹の要素となっている。そこにスポーツ、ミリタリー、クラシックでさらに細分化する。
ミリタリーも言ってみたらワークである。
今流行ってるオフホワイトや、マルセロバーロン、Amiriは90年代ストリートで、新しさよりも懐かしさの方が大きい。
メゾンブランドもデザイナーが若手になって、一気にストリート寄りになってたことも有り、20年サイクルと言われる流行がそのまま再現されているような気がする。

話がそれたけども、とりあえず明日の面接である。朝はなんとか通勤ラッシュのピークは避けられるけど、微妙な時間帯である。
風邪気味だし今日は早く寝ようと思う。







MID TOWNフジフイルムスクエアでテイラー・スィフト写真展を見てきた。

2018年10月14日 | 写真


今日は何も考えずにX-pro2をぶら下げて六本木へ行ってきた。最初は六本木ヒルズに行ってみようかと思ったけど、風邪気味で人ゴミにまみれたくなかったのでMID TOWNフジフイルムスクエアへ。

テイラー・スウィフト写真展が開催中だった。
インクタックスのリアルユーザーであるテイラーがバックステージやオフに撮った写真や、ミラーレスフラッグシップモデルのX-H1で撮り下ろしたライブ写真なんかが飾られていた。

インスタックスとは、ポラロイドカメラと同じように、撮影したら瞬時にカメラ内部から写真が出てくる。

インスタントカメラの写ルンですが、若い女性の間で流行っているというのは、ちょっと前にネットで見て知っていた。自分の目で使われてる場面を見たことがないので、にわかに信じがたいのだけど、どうもこのインスタックス、調子が良いらしい。

写真展のテイラー曰く、インスタント写真を自分のノートに貼り付けたり、コメントを書いて周りの人にあげるのが楽しいという。インスタント写真を見ると、普段見ることの出来ないバックステージの様子、スタッフ、メイク道具なんかが写っていて、とても楽しく写真を撮られたことが分かる。

写真というと、昔はフィルムを現像して出来上がった銀塩写真のことだった。撮影した時にはどんな風に写っているのか分からないので、写真が出来上がると、想像した通りの写真、想定外の写りや完全な失敗などあった。
想定外の写りを楽しめるのは、若い女性に響いたようで、インスタ映えするらしい。綺麗に写っていなくても、写真の雰囲気を楽しむ土壌が有るのは、彼女達の親がフィルム世代ということが大きいと感じる。20台女性の親は40代くらいである。
90年代に青春を過ごした世代だ。携帯電話の普及が90年代後半から、デジタルカメラの普及は2000年頃である。写メ、プリクラ、写ルンですを使ってきた世代だ。
きっと子供の頃に母親が撮った写真、写真でコミュニケーションしていたことを見たことがあり、その後目にしたインスタ映え写真と重なるものがあったのかもしれない。

写真用のフィルムはほぼデジタルに移行してしまい、一部を除いてほとんど使われていない。
デジタル黎明期はフィルムの方が描写性能において圧倒的に優れていたが、今ではデジタルカメラの進化により逆転し始めている。利便性からもフィルムを使う理由が無くなってしまった。当然フィルムで撮った写り、手作業で焼いた写真の再現度という意味では賛否両論有る。著名な写真家にはデジタルへの移行に関して一世一代の決断をした方もいる。
フィルム事業が主力だったフジフイルムもフィルム製造事業を急速に縮小している。フジフイルムはフィルム需要の急速な減少により、排水の陣で多角経営に切り替えた。その中には自分達を追い詰めたデジタルカメラの開発も含まれており、今のミラーレスカメラ、Xシリーズ等に繋がっている。

インスタックスを見ていると、写真を使って何をするのか、どんな体験が出来るのかということを問われたように感じた。
これは富士フイルムがただ物を作るだけのメーカーでは無いことの証明だ。フィルム写真がもたらす楽しさ、価値を見放さず、ユーザーの思いを手繰り寄せ、作り上げた製品である。写真の文化を新しく作りだそうとするリーダーシップを感じた。












応募書類が通り始める。アパレルの生地検査など。

2018年10月12日 | 繊維業界の転職
先日1回目の面接を受けたんだけども、別に応募していた2社の書類が通った。
通算成績は、
9社応募して、5社書類落ち、3社書類通過、1社選考中である。書類通過率約33%。
現状は、1社が1次面接結果待ち、2社が面接予定である。選考中の1社は2週間以上連絡無いので落ちたと思う。
面接結果はまだ来ない。
落ちた場合は電話連絡で、通った場合はメールで2次面接の案内が来ると思う。2年前に、今回の競合ブランドの面接受けた時は、帰る途中に駅でタバコ吸ってたら不採用の電話だった。早い。

別で通過した1社は、一般的なアパレルと違う製品である。ライブやイベントの物販やweb、店舗で売るようなグッズ系のメーカー。
メインは親会社である芸能事務所や他社のOEMだけど、前職で経験がある製品なので応募した。ライブTeeとか、アーティストコラボアパレルは中々面白い。今回の企業は規模や知名度が半端なくでかいので、前よりもさらに面白いかなと思った次第である。業績は良さそうである。ライブやイベントの物販がめちゃくちゃ売れるのは、僕も趣味を通じてよく知っている。
調べたら、とある本体在籍のアーティストはのライブツアー1回(ライブ15回)で25万人くらい動員している。
ライブTee何枚売れるんだ、、。仮に¥3,800で10万枚でも売り上げ3.8億。やべぇ。
原価なんて1枚¥300以下でしょ、、。
客単価¥5,000は堅いだろうから、125億は売り上げあるな。

もう1社は老舗のカジュアルメーカーである。
数年前に破産寸前までいったけど、国内大手の商社の融資を受けて傘下に、順調に立ち直しているように見える。かつてカジュアルゾーンを開拓した技術力、高い知名度とブランド力が有るのが強い。再生パートナーに手を挙げた企業が大手揃いだったことからも分かる。これが中途半端なアパレルメーカーだったら応募していない。
企画生産なので、企画デザイン業務が発生する。しかしそもそもデザイナーがいない。前に経験した若い子向けのメンズと同じく、企画提案から生産管理して納品までを担当する。

ちょっと前まで書類が全然通らなかったけど、ここに来て通り始めた。通過確率も収束してきている。

3社目の人材会社から新しい案件の紹介があった。
先日面談を受けたキャリア転職向けのアドバイザーではなく、最初に再就職支援で話したアドバイザーである。
これがまたいいとこ突いてくるなぁって印象の求人である。
大手商社グループの生地検査事業部の検査担当者。詳しくは僕も知らないのだけど、財団法人のカケンとか、ニッセンケンの並びだと聞いている。会社自体はブランディングやマーケティング代行が強いらしい。
アパレルメーカーが製品に使う生地の物性検査のことである。前職ではかなり世話になった。一般的に世の中の洋服の殆どが、メーカーで検査をしている。
洗濯したら色が落ちないか。
洗濯したらサイズが変わらないか。
ドライクリーニングは可能か。
外観が変わらないか。
紫外線に当たって変色しないか。
混用率。
引っ張って破れないか。
擦って毛玉が出来ないか。
火を近づけたら瞬時に燃える表面フラッシュは起きないか。
発ガン性の有るホルマリンが検出されないか。

などなど、それぞれ専門の器具と検査装置を使って検査をする。
この生地検査は、商品に使う生地全て、縫製が完了した製品を抜き打ちで行う。
検査する理由は単純に品質管理である。洗濯して酷く色が落ちたり、サイズがcm単位で縮んだりするような服は市場には出せない。
検査結果は程度により等級数で表示される。アパレルブランドメーカーはそれぞれ自社の基準を定めており、その基準に達しない生地は原則製品には使用出来ない。

僕がいたような若い子向けのアパレルでは、この生地検査をやっていない。なぜなら、会社にもよるけど、同じようなレベルの服を作っている周りがやってないから。僕も当時は存在すら知らなかった。今考えると怖い。
前職で嫌になるほど検査に出して検査書を見てきたので、ある程度知識がついた。
前職の入社当時、生産管理ミーティングの出来ごと。

Aさん(新卒で商社、元生産事務。)
社長 (新卒で商社、元生産管理。ベテラン)


前の会社若い子向けで全く生地検査してませんでした。はい。

Aさん
え!!!?嘘でしょ?(絶句

社長
いや、あるで低価格んとことかな。
レディースの〇〇なんて、今まで109でヤングやったけど、ターゲット年齢上げ出したら生地検査やれー!言われたし。
ほかの▲▲なんて、低価格帯を新しくやるゆーて、生地検査とらんでいい言ったらしいわ。

この会話が忘れなれない。
そう、新卒からある程度品質が求められる製品しかやっていない人からすると、生地検査をしないことは有り得ないと感じる。
逆に社長の話からすると、やはり価格帯で生地検査の有無をメーカーが決めているのだなと知った。

生地検査はメーカーとしては、凄まじい手間と費用がかかる。前の会社では、1スタイルあたり3万〜6万円×年間600スタイル、年間2000万以上かかっていた。
1スタイル3万円の場合、¥9,800のシャツ300枚だとして、1枚あたり100円も乗る。原価率25%だとして、原価¥2,450に¥100が含まれる。
これがサプライヤー仕入れだと、下代¥2,100に¥100が含まれることに。。生地検査無ければ、メーカーは3万儲かる。

生地検査の有無は結局は販売元のメーカー次第なので価格帯やゾーンに関わらずである。取ってなさそうなところはいくらでも名前を出せるけど、以外に低価格の商品でもしっかり取ってたりするので不明である。

あとは生地検査取っていても、一部形骸化があったりする。
というのも、生地から作り込む場合、生地が出来上がらないことには検査が出来ない。なので、メーカーによっては量産用で20反1000mとか作る前に、展示会サンプル用の1反50mを見本反として作り、場合によってそれを生地検査にかける。
しかしながら量産反でも検査が必要なので、検査費用は2倍、僕も詳しくないが、それは多分一部だろう。

生地が出来上がってから、検査を取る。仮に結果がかなり悪い場合、最悪1000m捨てることになる。サプライヤーは大損だ。
例えば、3級で合格する試験が2級との中間である2-3級の結果だった場合、または2級だった場合、生地検査として切り抜く場所を変えてみたり、検査用の生地を水で洗ってみたりして、3級が出るまで検査したりしている。5回繰り返したなんて話も聞く。
2-3級はほとんど違いが無い、または検査内容によっては2級でもさほど問題無い場合が有る。
それはメーカー側が、試験後の生地状態を見てジャッジ、酷くなければデメリットタグを商品に付ける。

一番メーカーを悩ませる検査項目。

・寸法変化率
洗濯して縮むのか、伸びるのかの試験である。
ひどい生地だと、縦-10%を見た。例えば洗濯すると、袖丈が0.6〜1cm縮む。
ニットでは鬼門となる試験である。特にテレコが縮む。縮むけど着れば元に戻る場合は、特に問題が無く、メーカーや小売の認識共有が大事。
大抵のニットは通らないので、手洗い洗濯表示となることも。

・ピリング
表面を擦ったらどの程度毛玉が出来るかどうか。
ひどい生地だと2級、1回洗濯したら毛玉が付く。
生地にアンチピリング加工をすれば、0.5〜1級くらい結果が良くなるが、コストがかさむ。
ポリエステル含有が多い化繊フリース生地が特に悪い。
ユ〇クロの化繊製品、パーカー、シャツ、アウター類は、毛玉が出来やすい。かなり等級が低いと思われる。

・表面フラッシュ
ひどい生地だと、火を近づけると0.0何秒で何十cmの火柱が立つ。
綿100%で表面が起毛したヴィンテージ調のネルシャツには必須な試験。柔らかい風合いを良くしようと起毛加工を強めれば強めるほど、試験結果が悪くなる。

このほか、僕を悩ませたのは縫い目の滑脱試験である。打ち込みが甘いガーゼ生地で、縫い目を両端から引っ張ると縫い目から裂ける。
縫製仕様で強化するか、縫い目に力が加わらないようにサイズを大きくするか、または生地の柔らかい風合いと引き換えに、織りの糸本数を増やすしかない。
メーカーによって対策がまちまちで、全く気にしないとこも有れば、めちゃくちゃ手間がかかる縫製を施すメーカーもある。座ったら破れたとか、酷いクレームに直結する為、なかなか難しい問題である。

検査結果が悪かったり、不明な点は、検査機関の担当者に電話して相談する。
他社、または検査機関としてはどの程度の基準なのかと。今までの話からすると、百貨店向けは特に高い。さらに百貨店向け卸メーカーよりも百貨店本体の方が高い。百貨店の社名入りタグが付くからだ。
検査機関には、会社毎に基準が登録されており、検査書にも百貨店名が入る。百貨店向け卸は量販店より高いが、それより厳しい。

なんかダラダラと書いてしまったけども、生地検査担当者って悪くないなという印象である。
なぜなら検査機関は絶対に無くならないのである。先に書いた通り繊維業界のインフラなのである。
検査担当者になると他にも利点がある。TES繊維製品品質管理士の資格が取れる。その資格が有ると、アパレルメーカーの品質管理にもなれる。
通称、品管は一定以上のアパレルメーカーなら必ず品質管理担当として在籍している。主に商品に付ける品質表示の最終判定を行なったり、仕入れ先メーカーに対して品質向上の施策や指導なんかを行う。
会社によっては、自社の品質管理室に検査機関相当の検査設備を持っていて、製品のチェックや品質の向上を担っている。

作ることばかり考えていたけど、こんな求人もあるんだなって、ちょっと面白かった。検討しようと思う。










コレクションブランドの求人を見て思うこと。

2018年10月11日 | 繊維業界の転職
今回の就活で1回目の面接に行ったばかりなんだけども、人材会社からはコンスタントに求人をもらえる。
メインの人材会社から、とあるコレクションブランドの求人紹介が有った。
老舗コレクションブランド会社の派生ブランド?在籍スタッフが抜擢されてデザイナーをしていたブランド。詳しく言うならば、そのデザイナーが独立して個人として立ち上げたブランドである。
僕の通った専門のOBである。

ブランドを調べると、とても素敵な服を作っていた。ファッションプレスに2019ssのランウェイが掲載されていた。イタリアの展示イベントに出展したらしい。ゆくゆくは、パリコレに出すのが目標とか。

会社は創業間もなく若い。社員は5名以下。
年商や資本金欄は白紙である。
実は本体にいた時のブランドで、僕の同級生がパタンナーをやっていた。デザイナーが退職した時にブランドを終了したらしいので、もしかしたら募集企業の社員の中にいるかもしれない。5年以上前だから、もしかしたら退職したかもしれないけど。。

コレクションブランドの生産管理というと、メインとなるミッションはやはり海外展示会に向けてのサンプルというか、ランウェイ用の製品手配になるのだろうか。社員数名なので、おそらくコレクションの時期はデザイナーに同行してショーを作るという仕事も。そして、それとは別にプレタポルテのサンプル作成と量産。古巣の老舗ブランドを考えると、全て日本生産だろう。量産っていってもロット何枚くらいなんだろう。。

人材会社には申し訳ないが、即辞退させてもらった。
まず僕はコレクションブランドに興味が無い。デザイナーの古巣の老舗ブランドも含めて、青山界隈の海外及び東京コレクション出展ブランド、EUのスーパーブランドには興味が無い。
コレクションブランドはアート的なものもあることから、理解し辛い。そもそも一般人から掛け離れており、かなりニッチな産業だと思う。製品は非常に高価だし、着る側のことよりもデザイナーの信念の方が優先されていることも好みではない。
一部のファッショニスタや、業界人、富裕層には欠かせないのかもしれないが、別世界だと感じる。

応募条件に、コレクションブランド生産管理経験3年とあるが、その経験も無い。
いつものアドバイザーの方から直接メールをもらった。考えてみたら超零細企業のはずだが、人材紹介会社を使っている。よほど急募だったのだろうか。。

洋服の専門学校の生徒に好きなブランドは?と聴くと、ファストファッションブランドが上位を占めたというニュースを見た。僕が学生時代、15年前くらいは、おそらくコレクションブランドが上位だったと思う。若い人の認識はかなり変わってきていると感じた。
さらに、洋服の専門学校の入学者数も、最も多かった頃と比べて約半数くらいになっているらしい。繊維業界が斜陽だからである。
さらに最も職種人口の多いアパレル販売員の待遇が目に見えて悪いことから、アパレル=ブラックというレッテルが貼られてしまった。

僕がいた服飾専門学校は最大手で、OBの業界排出も高いことから、専門過程の卒業後は大体が希望の職種につく人間が多かった。しかし規模が小さい学校だと、卒業後は販売員になるケースが多い。販売員になると、その後アパレルから離れる人も多いと思う。そういった実績も悪影響だと思う。

色々考えると、コレクションブランドの客層も百貨店同様に高齢化が進み減少していくと思われる。

なかなか難しい業界である。






今回の就活1回目の採用面接に行ってきた感想。

2018年10月11日 | 繊維業界の転職
昨日はブランドアパレルの採用面接に行ってきた。1週間くらい準備していた求人案件である。
面接の採点は概ね70点とする。
これは質疑応答がしっかりしていたか、声の大きさなど話し方はどうだったか、なるべくマッチングするよう努めたかなど、自分の行動についての採点である。
2年前の就活の時も、面接を受けるたびに自己採点を付けていた。
その時と比べて、割と良い点数である。平均的。
ちょっと安心した。今回の就活で1回目の面接である。挙動不審になったらどうしようとか、声がおかしかったらどうしようとか、質問にキビキビ答えられなかったらどうしようとか、色々心配になるものである。
心配をよそに、悪くない。完璧ではないけど、悪くはなかったと思う。

久々の面接を悪くなく終われた理由として、相手先企業の面接官が温和な方々だったということが大きい。やや保守的にも見えなくない会社だったので、変な先入観からサバサバして冷たいイメージがあったのだけど、全然そんなことなかった。現場トップの方は、とても上品な方。50代後半くらいだろうか。聞かなかったけど、デザイナー出身のようにも見えた。もう1人のカテゴリー責任者の方は40代半ばくらい、丁寧な話し方の方だった。人事の方は30代くらいの女性。ハキハキした感じで印象も良かった。
面接官の方々を見て、会社の社風は温和な感じ。緩いという言葉が一回出たけど、これは前職の温和な会社に近いなと感じた。ものづくり集団っぽいイメージだった。
最初訪問する階が分からず、とりあえず入った階の事務所で社内をちらっと見た。活発に人が行き交っており、ブランドアパレルらしい言葉が聞こえた。

面接の内容だけども、人事が司会として質問しながら間に現場責任者が質問を挟むタイプ。
なおかつ自己紹介、経歴説明、志望動機、長所短所、前職の実績、みたいな一般的な流れと質問内容を使用しないタイプ。
このタイプの面接は2年前も1、2社くらいあった。主に職務経歴書の内容を掘り下げたり、スキルの再確認がメインである。
色々考えてみたけど、このタイプの面接は下記のような目的があると思う。

・面接を暗記した内容の発表の場にしない。
・応募者の方から話をさせる。
・臨機応変なキャッチボールが出来るか、コミュニケーション力が有るかどうかを見る。
・応募者がリラックスして、人柄を発揮する様子を見る。現場に馴染むかどうか見る。

一般的と思える質問は、今回の求職で何を一番重要視しているか。これくらいだった。
志望動機すら聞かれないので、その質問の返答に加えて動機に繋げた。

逆にこちらから話を広げないと、淡々と終わってしまうことを2年前に経験した。もちろんその時は落ちた。なので、とにかく返答にプラスアルファで沢山話した次第である。

若い子向けのメンズのカタログは、有れば説明しやすいなと思ったけど、あえて持っていかなかった。理由は、今回の企業とかなりゾーンが異なるからだ。僕がいた若い子向けのアパレルは、品質が低く、特殊だ。テイストも全く違う。そして世間や一般のアパレルからは良く思われていない。2年前は、面接でカタログを見せたが、ゾーン違いを指摘されて何社も落ちた。製品が違いますねとか、うちのブランドに合わないといった感じ。
口頭で、なぜ品質が低かったか、スキルアップしたかったから前職に行ったこと、自分のキャリアでは前職での経験が大きいことなどフォローして話した。

服装は応募ブランドに合わせて綺麗目のカジュアルジャケットスタイルで行った。2日間丸々かけてブランドを選んでコーデ、新調した。これは2年前にやらなかったことである。
若い子向けのブランドテイストと全然違うねって話をされて、ちょっと嬉しかった。コーデの善し悪しは別として、良い感覚だ。少し目的達成である。やはりファッションブランドアパレルの面接にはお洒落が必要だ。新調して良かったと思う。

質問は4個くらいしただろうか。
知りたかった詳しい業務量、ポジション、正社員登用について、確認することが出来た。
アパレル生産管理の業務量と言うと、年間型数と業務範囲である。型数は前職より増える可能性が高い。業務範囲については前職とほぼ変わらないか、少し広がる。ブランド横断で1つの素材カテゴリーを担当するので、原料もあらゆる手配方法がある。これが海外現地一辺倒だった前職とは少し異なる。しかし実務は別として、大枠は理解出来る内容だった。前職で僕の前任となる親会社の課があったのだけど、そこの課長さんに直接質問して教えてもらった内容が生きたと感じた。

1つ懸念としては、配属予定先の前任者が既に辞めており、完全に穴となっていること。
また、担当ポジションが1人体制であること。
現在は責任者の方などがフォローして埋めている状態だと聞いた。引き継ぎがどうなるのか、聞きそびれた。それは、面接後の人材会社のフォロー依頼で伝えたので、仮に選考継続の場合は返答がもらえるかもしれない。
担当ポジションが1人というのは、少し不安がある。前職も1人だったので、想像出来なくはないが、前職ではオーバーワークな面も有った。
記事部隊や輸入担当部署が有るので、協力体制という意味では、前職よりやや優遇感は感じる。
型数については、実務量が判断出来ないのでなんとも言えない。ブランド事業部制で、各ブランドに生産管理がいる中で、特定の素材を横断して受け持つ。前職でもブランド横断していたので、あまり変わりは無いが、やや特殊な位置である。
海外と国内、両方1人で見なければいけない。この点は、前職より負担となる可能性も感じる。

面接が終わると、人材会社に面接内容や、アピール不足や質問の補足、企業の評価、採用した場合前向きに検討するかどうか、面接の質問と返答など、フィードバックを伝える。

企業評価の良かった点としては、やはり面接官社員の方から感じる温和な社風である。もう一つは、正社員登用について懸念が無くなったこと。

正社員登用は最後に質問した。
僕は今まで全て正社員だった。やはり聞かずにはいられない質問である。
一定年数の勤続

一定期間毎の評価で良い結果を得る

個人で申請

所属責任者の推薦を得る

本申請

役員決議

正社員登用

この流れらしい。そして、こちらの懸念を先読みしてか、少し仕事が出来ないからといってすぐに契約打ち切りするような慣習は無い、とはっきり話があった。多分僕に限らず応募者から必ず聞かれる内容なんだろうと思う。
普通に仕事をこなしていれば、普通は正社員になれるとのこと。
正社員と契約社員の違いは給与の支払いが、決まった時期に賞与か、賞与込み年収の12分割か。退職金の有無。この話を聞いていて、特に契約社員の差別みたいなことは無いだろうと感じた。
別の話で、とある大手企業なんかは従業員数に正社員と準社員が別々に書かれており、その割合は圧倒的に正社員が少なかった。あからさまに正社員優遇だと感じた。今回の企業では、契約社員で悩む心配は無くなった。

フィードバックはメールで伝える。
2年前は全て面接終了後にアドバイザーに電話で話していたが、今回時間が遅いからメールになった。
フォーマットをよく見ると、面接の質疑応答を書く欄が有る。今回は自分の為にもなるので、思い出しながら全て文章化した。
書いてみて思ったこと。
応募書類を手直しした方がいい。
まず3社目の人材会社が言っていたように、学歴は高校まで書いた方がいい。
わりと頻繁に出身がどこか聞かれる。確かに専門学校からだと、どこの人間か分からない。
あと、今までいた会社の年商と社員数。
ちょっと見直してみようと思う。
あとは、やはりキャリアの職種に関わる部分、スキルの質問が集中していると感じた。

ところで僕は人事課のある会社で働いた事が無い。今までの会社は、それぞれ、経理部長、営業課長、総務次長が人事をやっていた。片手間である。
アパレルの採用面接で人事課の方を見ていると、人事のプロなんだなぁと感じる。
今回の企業の人事も人当たりが良く、手慣れた進行だった。目からウロコなのは、人事が職務経歴の内容を追えるということ。アパレルの各職務内容を熟知していないと出来ない仕事だ。今までの経歴の人事担当は、それが出来ていないと感じる。次々に質問があったので、おそらく前もって職務経歴書を読み込んで質問内容作成→現場責任者とすり合わせまでやっていると思われる。

反省点としては、店舗見学の感想に加えて、自分が好きだなとか欲しいと思うブランド、製品があったか、という質問。
今回10店舗も見てるので、感想は考えていったけど、自分が欲しいかまで考えてなかった。実際欲しい製品は有ったけど、話し方があまりまとまってなく、返答としてちょっと弱かったと思う。
もう1つは、担当の素材カテゴリー内で、経験の無い製品があること。大枠では理解があること、現場で吸収させて欲しいと返答したが、やはりネックだと考えられる。

あえて面接で聞かなかったこと。
業績と残業、給与額である。
業績についてはオブラートに聞く方法すら分からない。ネットで検索してもタブーという考えが多い。残業については、ややチャレンジな応募なので判定に影響があると思われる。ちなみに企業評価サイトを見ると、多いらしい。業務内容を考えても少なくは無いと思われる。多いと分かっていながら聞いてもしょうがないというのもあった。
給与額については、人材会社の面接フィードバックで採用を受ける条件に書いた。賞与込みになるので、前職と同じ年収とした。前職考慮が一般的だし、給与に関しては人材会社が話してくれるので、あえて聞かなかった。

そういえば、若い子向けのメンズにいた時、当時30代前半のデザイナーが入ってきた。
面接官をした先輩に面接内容を聞くと、
決算書を見せて欲しい
この場で月給を確定して教えてほしい
残業時間はどの程度か
この3つを聞かれたそうである。決算書については特に請求されたとか。
どうも独身だけど家のローンが有るらしく、給与と業績にかなりこだわりがあったらしい。
月給はたしか最低35万くらいだったと思う。
ちなみに求人票の給与は20〜50万。
普通の会社だと確実に落ちる質問だ。
人の出入りが激しく、来るもの拒まずの社風なので採用になったけど、入社後も決算書は請求していた。
社長は何言ってんだ?とキレ気味。
入社1週間くらいだろうか、企画会議が1日6〜7時間の日が3回続いた後、そのデザイナーは即退職した。去る者も拒まず。

僕は当時転職活動とは無縁だったけど、労働環境と待遇を最大限に求めて転職し続ける人もいるのだなと思った。てか、今考えると独身のデザイナー職で家のローンが有るってかなり冒険である。

残業については聞き方次第では聞いてもOKだと思う。
以前3週間だけ在籍して入社前後のギャップですぐに辞めた会社が有る。その会社の面接では、土日出ることもあるが大丈夫か、残業は出来るかと聞かれた。
こともあるが、って言い方なので、大丈夫と答えた。入社してみると、毎日22時近い残業+毎週土曜、または日曜も出勤指示という有様だった。
こんなことも有るので、聞いた方がいいとは思う。

とりあえず面接は悪くはない感じで少し安心した。結果は採用35%不採用65%くらいと予想する。人材会社の統計と同じくらいか。出来る限り話は出来たが、あとは相手の判断である。落ちても仕方ないと感じる。

仮に今回の面接が採用だったとして、次は2次面接で役員面接となる。1対1かな。前職は、1次の現場責任者+社長だった。
人材会社の統計だと2次面接の採用確率は60%くらい。1次よりは高い。おそらく現場責任者のお墨付きとなるためだ。しかしながら採用の責任は役員にもかかるのだから、慎重な見方をされる。
キャリアの確認は1次で出来ているので、一般的な質疑応答になると思われる。
今回の案件は2次面接で最終面接となる。

自分の中では良いスタートを切れたので、この調子で次の面接も行こうと思う。
次の企業は来週面接予定である。今週末準備をして頭を切り替えていく予定。
来週の企業と比較検討出来るタイミングである。
ちょっと特殊な業態なので、今回の企業がやや優先度が高いと思う次第である。来週の面接次第だ。

新しい案件もコンスタントに紹介をもらえているので、それらも検討予定である。






企業評価サイトとアパレルODMメーカーについて。就活の進捗と。

2018年10月09日 | 繊維業界の転職
明日はいよいよ面接である。
色々書き出したり読み上げたりして面接対策してみたけども、結局現場でどんな聞かれ方をするかなので、後はなるようにしかならない。
そして先日書類応募した1社の書類も通った。
今のところ約1ヶ月で9社応募、5落ちて2面接、2選考中。しかし選考中は返事が遅いので落ちた可能性が高い。人材会社の話通り、2年前よりやや悪い。しかし求人数は多く感じる。

書類が通った会社は、出来る限り調べ尽くす。
アパレルメーカーは基本的に上場しているところが少ないので、表立った業績は不明である。そこは他で知れる範囲で想定するしかない。
公式サイト、webショップ、店舗、取引先、企業評価サイトなど。
企業評価サイトは2年前は使ってなかったけど、なかなか良いと感じる。使ってるのは、カイシャの評判と、vorkers。
簡単に言えば元社員による会社レビューである。
登録しないと制限がかかり、完全なレビューが見れない。登録する為には自分がレビューを書く必要がある。僕は前職の会社をレビューした。といってもあと数ヶ月で無くなるんだけども、、笑。

レビューする人にもよるが、最終給与、入社理由とギャップ、成長できる環境か、福利厚生はどうだったか、退職理由など、生の声が聞ける。
退職時期も分かるので、例えば2010年頃は評価が低いけど、2016年頃は制度が変わり評価が上がるなど、時系列で見ることも可能だ。

求人票を見たら、まずどんな製品を作ってるのか見る。

企業概要で年商と社員数のチェック。

企業評価サイトをチェック。

こんな感じで見ている。
ブランドアパレルの場合、年商に対して社員数が多い。これは会社にもよるが、準社員やバイトの販売員まで入れてるのではと思う。だから平均年齢が若い。自分が実際に勤務する本社の部と異なる可能性が高い。これは面接で聞くしかない。

小さな企業だと、評価サイトに載ってない。それどころか、webサイトすら無い場合がある。その場合は、求人票で判断するしかない。でもそういった会社は今回後にまわしている。よほど創業者に経験が有り、社歴が長く、安定した企業は、後に視野に入れようと思う。
しかし人材会社に求人を出せる企業の案件がコンスタントに有るうちは、出来るだけ人材会社経由の企業に応募したい。
その理由は、お金をかけてでも採用したい会社だからである。長く働ける可能性が高い。

辞退した企業例を書いてみた。
・異業種からのスタートアップ。設立5年。年商20億。

・異業種出身のオーナー企業。設立10年。年商200億。通販事業。残業60時間。

・20代向けレディース。2015年中華ファンドにより買収。

・裏原系アパレル。海外IT企業が買収。

・財閥系の各大手繊維商社。OEM、ODM。

・大手専門メーカー繊維部門。勤務地が西東京。

・老舗ユニフォームメーカー。建築関連ワークウェアOEM。

・中小企業大手セレクト小売向けOEM、ODM。

・スタートアップ新興小売。年商200億以下。業績に陰り有り。PBの開発、生産要員。

・大手新興小売。PB開発、生産要員。

ちょっと書き出しただけで多い。。
2年前と比べて辞退し過ぎな感は有る。
しかしながら、OEMはとりあえず除外している。顧客相手に納期に振り回されるのは、時間外労働が増えることも含めて負担が大きい。
どうせOEMに行くならキャリアアップが大きいと考えて商社に行きたい。
しかしブランド側でOEMを使う立場に行きたいのが本音である。

ブランド側でも異業種からのスタートアップは避けた。求人を見ても、アパレル業界で目にしない言葉が並ぶ。オーナーが根っからのアパレル経験者じゃない限り、余計な気苦労が発生する可能性が高い。評価サイトでもそうした声が多かった。
その会社だけで上手く立ち回る方法は、他のアパレルでは役に立たないとのこと。なるほど、と思った。身に覚えがある言葉だった。

新興小売は、志しが高く世間からの評価も高いが、特殊なやり方ゆえに業績に陰りがあるという。とある業界記者は、高価格帯商品を扱う限界と言っている。評価サイトでは軒並み、他を蹴落として給与を上げる社風とある。イメージが悪い。業績いかんではPBを辞める可能性も高く、長く働ける感じがしない。

大手新興小売は話題に困らないEC系である。
志しは月まで届くくらい高いけども、こちらも異業種色が強く、先行きがどうなるか分からない。
業界に先駆けたシステムに不具合が有り、売れてないのではないかという噂も。
給与はとんでもなく上がる可能性があるけども、どうも働くイメージが湧かない。

やはり働く姿をイメージ出来るかどうかが大きいようである。書いていてなんとなく感じた。

生産管理の求人票を大量に見て思ったこと。
ブランドメーカーが、ODMで企画ごと外注メーカーに投げている実情が透けて見える。
要は企画生産のメーカー募集が多い。
企画して提案して発注をもらって生産する。
これがOEMならば、企画は当然ブランド側である。それが普通だと思っていたが、世の中にはOEMよりODMを手がけるメーカーが多い。
とある百貨店向けブランドで、商社などに企画を提案させると、実際に書いてある求人もある。
商社がデザイナーや企画生産を募集している背景も、その流れが有るからである。優秀な生産インフラを抑える商社でも、企画が出来るODMメーカーに勝てない。そういった事態になったのかと思われる。

ODMの何が問題かって、消費者はまず商品の同質化が有る。製品サンプル持って売れるもの提案するので、当然多ブランドと似てくる。
とあるブランドも扱う商社では、役員の1人が役員会議に3ブランド1枚ずつ製品を持ち込み、この3枚全く同じだけどどういうことだ?と、問題提議したらしい。そういった自浄作用が働く会社は良しとして、とりあえず製品展開予定のマップを埋めたい会社が多いのだと思われる。

通常プロのデザイナーが休みの日も店頭を回ったり頭を捻って作る企画、デザインである。その作業が無くなったら会社としては楽である。こんな商品がいいかな?とコレクションや雑誌を見て、雰囲気だけ切り抜きするのはデザイナーとは言わない。ブランド価値も下がる。

ODMメーカーにとってはどうか。
まずODMにもデザイナーが必要になる。
場合によっては、生産管理や営業がデザイン、製品サンプルで提案することになる。
企画提案するには、相手先の気にいる企画になるまで修正が必要である。
ブランド指示→メーカー企画・提案→商談→ブランド企画会議→修正→企画会議、、
この繰り返しが発生する。
ブランド側の企画会議には、ODM数社が同じお題で企画提案しており、1つのメーカーの企画の善し悪しというよりは、出てきた企画で一番良いものを選ぶ。だからメーカーの提案が丸ごとボツになることもザラである。
今の時勢しょうがないが、発注も遅い。
そんなくっそめんどくさいことが有るので、メーカーも疲弊するし、当然労働環境も悪い。

前職では、
別注したいから製品40枚貸して欲しい。

1ヶ月後、とある週末、全部ボツりました。

数型発注したいから、新しいお題で提案してほしい。ちなみに月曜までによろしく。

これでメーカー側がどうなったか。
まずデザイナーは土日の休日返上である。
朝から夜勤明けみたいな顔したデザイナーが生産課までやってきた。
生産管理は月曜の朝、突然今日提案することを知る。急いで生地背景と見積もり入手までやることに。中国側が頻繁に口にする、信憑性の無い出来る発言も鵜呑みにするしかない。
当然、生地や物性の確認は曖昧なまま。見積もりはメインの製品業務を差し置いて、時計見ながら最優先でプッシュ。スケジュールもめちゃくちゃなので残業確定である。ODM担当していた時は、午前に終らせたかった仕事を、19時から始めるなんて日々だった。
これは、ブランド側がODMも掛け持ちしたので、特殊ではある。しかし、メーカーがいかに立場が弱いのか思い知った。
他にも毎日のように問題発生だったけど、結局はブランドに出来ないと言えない。問題も起こせない。自社製品なら折り合いをつけるような話も、ブランドには言えない。納期的に発注は必ずいつまでにとか、色見本の直しは次で最後だとか。希望通りに出来なければ、ブランドに切られるだけである。出来るところに発注が行くようになる。

ODMで一番強いのは、自社工場を持っていて、現地に日本人社員が駐在しているメーカーだ。
そんなメーカーはちらほら見かける。現地に、現地メーカーが用意した現地人通訳しかいない協力メーカーでは、ハンドリングの違いに天と地ほどの差が出る。
日本人がベテラン総経理のメーカーも強い。もはやOEMすら通さず、小売が直接そこへ発注出来るくらいのノウハウを持っている。前職で1社そういった公司が有った。

デザインをしないOEMメーカーも激務である。
僕が短期間在籍したOEMメーカーでは、1人で複数ブランドを担当してる生産管理がいた。
相手ブランドは、ブランド事業部制の為、ブランド数×3デザイナー、パタンナー、生産管理とやり取りが発生する。
仕様問題、サイズ違いが頻発しており、何度も全量直しが発生していた。一度は、全量手持ちで上海まで持っていき、2日後にまた上海まで往復して修正品を持ち帰ってくるみたいな、とんでもない状況だった。大手子供服である。
その生産管理は、未婚40代女性、毎日9-22時勤務かつ土日全て出勤しており、推定でも月に軽く100時間以上は時間外労働していた。
本人がどんなにやる気があっても、とてもじゃないが人間らしい生活とは言えない。突然体調崩して2日間無断欠勤した時は絶句した。

世の中には働くことが楽しくてしょうがない人もいる。これは繊維業界に限らない。どんなに時間外があっても楽しいから平気な人、仕事はほどほどに定時で上がりたい人、こういった単純な考え方の他に残業の考え方も有る。
他の人が残業してるから上がりづらい。
ほんとに仕事が終わらないから帰れない。
明日楽にしたいから1時間残業したい。
残業代欲しいから出来るだけ残りたい。
取引先から電話があるまで帰れない。

10のうち2やったら即日5入ってくるサイクルの人もいれば、しばらく10だから7やって明日3やる人もいる。人の残業に口を出せない要因である。本来は管理職がマネジメントする内容だけど、僕がいた中小企業では、有効なマネジメントを受けた経験がほとんど無い。個人で見切りを付けてコントロールしない限り労働環境は改善されない。

働き方を考えるとメーカー、サプライヤー側に行き辛い背景を書いてみた。















1社目の繊維製品メーカーを思い出してみた。

2018年10月07日 | 繊維業界の転職
今回も僕が過去にいた繊維製品メーカーのことを書いてみようと思う。
もうかれこれ13年前になるだろうか、社会人になって1社目の会社である。
どんな会社かというと、ペット用品のメーカーである。特に犬用の洋服を先駆けて開発、販売して財を成した会社である。
犬の服を中心に、リード、首輪、介護用品、ベッド、おもちゃなどを製作していた。買い付けでフード類も扱っており、サロンやホテルも運営する総合メーカーである。
僕はパタンナーで洋服の型紙を作る仕事。

ファッションアパレルと同じく、女性が多い会社だった。全体で40人くらいだけど、本社には社長含め5人しかいない。企画には僕含め2人だけ。
企画部は微妙に仲が悪く、時折その場にいない人間の陰口が聞かれた。2人のお局により2つの派閥で別れていたのである。
Aは会社創業からアパレルのプロとして社長を支えた元カノ、、50代洋服デザイナー。
Bは何年か前に中途入社した30代の雑貨デザイナー。元大手出版社の出身。

パタンナーはAに、デザイナーはBに付いてるような派閥構成。しかし会社的にはBがチーフデザイナーなので、立場が上という。
表面上は、BがAを尊重するような態度なので、何とかうまく回っている状況。

とある休憩時間に、チーフパタンナーから、Bに嫌われると社長にチクられてクビになるよと言われた。、、まさかと思っていたけど、僕がいたわずか2年に中途デザイナーが2人辞めている。

1人は中途入社で入った元テキスタイルデザイナー。主要商品のレインコートの新柄や、社長発信のセレブ向けブランドを担当していた。
macはコア2duoの初代?imacが最新の時代である。イラレは11だっただろうか。デザイナー皆imacの中、12インチくらいのg4マックブックをあてがわれる。初日に、あの他のmac無いんですか?と周りに質問していた。それを聞いたAが、帰りに小言。新入社員なのに何を言って〜、、、。
今考えると、12インチの画面でバーバリーチェックを作ったり、マップや絵型を描いていたのは凄いと感じる。
内容は分からないが、イラレについてBの部下的な雑貨デザイナーによく質問していた。席が近かったからだと思う?
ある時、スタスタとBがやってきた。
〇〇さんは社長の仕事とかやっていて忙しいので、質問やめてもらえますか。知りたいことあるなら本読んで下さい!
、、、シーンとなる企画室。
遠くで社長の犬がぷりぷり〜う〇こしてる。。
席が目の前の僕はいたたまれないので、トイレ掃除へ。
しゅん、、となっているデザイナー。
社歴の長い服のメインデザイナーがその後の相談に乗り、とりあえずは回避。
パタンナーから見たら服のデザインは問題無かった。期待通りの仕事をしたのではないだろうか。しかし、社長の期待をよそにあまり売れなかった。半年いなかったと思う。突然辞めていった。

もう1人も服のデザイナーとして中途で入ってきた。その人は何故か仕入先を持ち込んできた。
小さなOEMメーカーである。
Bがどうこうの前に、それが良くなかった。
パタンナーに仕様書の質問電話、この〇〇って英語にすると、なんて書いたらいいですかね?みたいな内容である。60代に近いおじさんだった。
ちなみにそんな質問されたのは、キャリアの中でその1回だけである。
案の定、サンプルが上手く上がらない。サイズがめちゃくちゃだし、仕様もおかしい。
何度もサンプルを作り直す。
会社は通常メーカーとやり取りする生産管理がおらず、デザイナーが兼任。メーカーへの指示を理解させるのはデザイナーの仕事だった。

デザイナーが書いた書類を見せてもらうと、B4用紙にびっしりと手書き文字が並ぶ。何度言っても直らない原因はこれかと思った。
〇〇は、〜なのでいいと思いますが、出来るだけ〜で、、、お願いします。みたいな、お手紙文章である。
絵型に矢印引っ張って、〇〇→NG、〜以上は納品不可。
こんな単純な文にしないと、伝わらない。日本人にも、海外にも。なにせ、出来ないメーカーである。多分全て書いてある通り、片言の英文に訳していたのではないかと思われる。
それをBからも、他のデザイナーからも突っ込まれていた。
僕はチーフパタンナーから、以前指導されたいた内容だった。最初なんて仕様書が付箋で埋まっており、全部書き直しだった。

しばらくして、量産へ。パタンナーとしては出来る限りのサポートをしたが、完全なサンプルが上がらないまま進行。
生産が上がり、納品前サンプルが届くと、ほぼ全滅。サイズがおかしい。一部は全キャンセル返品。一部はデザイナーとパタンナーが物流倉庫で検品。
犬の服とはいえ、サイズには厳しい。
人間も同じだけど、まず頭が入らないと完全に不良である。チワワやトイプードルサイズは、特に人気な為、数が多い。小さく上がるのは問題である。そして社長曰く、人間の1mmが犬の1cmだと。この言葉の元に、仮に1cm近い誤差が出ると社長ジャッジが必要になる。
今考えると裁断の時点で確実に0.5cmは差が出る。主要メーカーはそれ以内で抑える、実に優秀な工場だった。多分、全量検品を徹底していたのである。
新規のメーカーはそれが出来ていなかった。
人間の洋服なら、メーカーにより素材により違うけど、大体許容は2cm以内である。場所により1cm以内。 犬服には大き過ぎる基準だ。
これはデザイナーが、というより、生産管理がいないことが問題とも言える。メーカーに自社の縫製基準が伝わっていないのだから。
とはいえ、パタンナーからは口うるさく〜以内じゃないとNGとコメントはしたが。

その後、Bが社長と2人で何か話していた。そして社長に呼び出されるデザイナー。
辞めます〜とパタンナー室に挨拶に来た。
おそらく、解雇か退職勧奨だったと思われる。

そんな厳しいBだけども、実は僕はとくに何かされたなんてことはない。
どちらかと言えば、macとイラレを使えるようになったのはBのおかげである。
僕はパソコンが好きだと言ってたので、展示会の時にBに呼ばれてPOPを作ったりしていた。
最初は、あの忌まわしきg4マックブックである。使ってみて分かったのだけど、当時印刷業界基準だったosx 9が入っていた。先のデザイナーが他のmacを求めるのは当たり前である。タイガー以降のユーザーフレンドリーなインターフェイスは無く、使い辛い。僕はそもそもmacをちゃんと使うのは初めて。電源の切り方が分からない、Bに教えてもらった。
その時のやり取りがきっかけで、i book g4を自腹で買った。
それからi bookを持ち込んでデザイナーのPOP作成や高齢デザイナーのプリント図案、仕様書のフォーマットや検品書類なんかを作るようになった。

会社は僕が辞める前にかなり業績が悪化していたと思われる。一棟借りしていたビルは、買取で10億だったが、買えなかった。家賃を惜しみ、埼玉の物流倉庫が本社になった。これは退職後に製品のタグを見て知った。当時、倉庫に移るなら辞めるという人間が多数だった。目黒から埼玉である。考えてみたらかなり横暴な勤務地変更だ。おそらくかなりの人員が去ったと思われる。Bもすぐ辞めたと思う。
僕はと言うと、パタンナー全員で辞めようというチーフの案に乗った。業績も悪いし、人間の服をやりたかった。僕の順番はたしか3人目だった。
辞める前に総務部長と面談をしたところ、やはり連帯退職?を突っ込まれる。かなりもめた。
退職日、持ち帰る為に自分のノートとか製図道具とかをダンボールに入れる。会社を出る瞬間に社長に呼び止められる。指示を受けた部長が荷物チェック。社長は誰も信用しない人間だった。パタンナーが型紙を持ち出すことを恐れていたのだ。箱には何も無いけど頭に入ってますが、、とは言わなかった。

今考えると、勤務地変更するまで在籍して、会社都合退職を勝ち取るべきだったと感じる。
自己都合退職したその後の転職が一番大変だった。
















有名IPを使うライセンシーアパレルメーカーの末路。

2018年10月06日 | 繊維業界の転職
最近は繊維業界の就活(転職)に勤しむ管理人の思うことを言いたい放題に書いていくスタイル。最近このブログの方向性がよく分からなくなってきた。
多分、ヘッドフォン、ライカ、ニコンFM2のキーワードでここに辿り着く方が多いと思うけど、トップページはそういった方々の期待を全力で裏切っていく感じだと思われる。カテゴリーから見て頂ければ幸いだと思うけど、最近は各カテゴリが増えることもなく。。なんとかしたい。
とは言っても、このブログもいつのまにか開設から1700日を超えている。たしか総PV数は35万程だったと思う。ほとんどほったらかしだが、Amazonのアフィリエイト報酬は累計約1万円である。
もう少し人の役に立てるようなサイトにしたい。

そういえば就活をしていると、前に働いた会社の取引先の求人が出てくることがある。
先日とある求人サイトで小さいアパレルOEMメーカーの会社が求人を出していた。なんか聞き覚えがあるような気がして調べたら、若い子向けのメンズアパレルにいた時にお付き合いのあった会社、のOBが立ち上げた会社だった。

お付き合いのあった会社は業界でも特殊な会社。アメリカのウォルトディズニー社とライセンス契約を結んでいた。アパレルメーカーとサブライセンス契約でキャラクター商品をOEM生産するという業務形態。ライセンスの代理店とでも言うのだろうか。
僕も詳しくは知らないが、若い子向けのカジュアルなんかでは、シェアが相当高かったんじゃないだろうか。多分、90年代にチビTEEが流行った辺りから00年代のディズニーTシャツは、全てその会社の社名が入っていると思う。
会社自体は20代〜30代が20人前後の小さいメーカーだった。社長さんは40代後半くらいだっただろうか。

前にいた会社でも、やはりそのメーカーでディズニーTシャツを作った。
デザイナーが自社のブランドに合わせてオリジナルでミッキー の絵を描く。それを代理店に渡すと、アメリカまで送り、ウォルトディズニー社?のイラストレーターが赤ペンを入れる。目の位置はこうやってバランスを取るようにとか、この構図だと足のサイズが小さいとか、ポージングのバランス修正だとか。かなり厳しい。
修正して再チェックを3回くらい繰り返したら、ようやくOKが出る。
その後、イラストをスキャナーで読み込み、イラストレーターでパス化していく。手書きの線の強弱は、イラレの線では表現出来ない為、全て塗りになるよう処理する。これも地味に時間がかかる。デザイナーは2週間くらいずっとやってたような。
その後は自社生産してたかな。僕が中国にデータ送って発注。サンプルチェックも代理店に提出した。量産は代理店とディズニー社の社名入り下げ札と織りネームを支給してもらう。
輸入する時に、とある問題が出た。
税関に輸入申告する乙仲に、評価額について突っ込まれた。検査が入った時に、ディズニーという他社のIPを使っていることが分かる。それは代理店を示す下げ札が付いてるので、ライセンス使用は問題無い。しかし、輸出インボイスの製品申告価格に、ロイヤリティーがいくら含まれているのか、税関に突っ込まれることがあるから、提出してほしいと言われた。
これには代理店が難色を示した。
代理店が通常輸入依頼している乙仲は、そんなこと聞かないと言う。
僕がやり取りしていた乙仲は聞いてくる。問題になりますよと。
代理店は、ディズニーと契約しているロイヤリティー金額については、こちらに開示していないのだ。あくまで代理店が自社のマージンを入れて、各メーカーから回収している為である。
現場の僕からしたら、そもそも社長同士で取り決めた代理店のロイヤリティーすら知らない。

結局、輸入の細かいことなど知る筈も無い社長は上手くやれって感じだし、上司にも促されて僕が直接代理店の上の人と話したけど、代理店が使ってる乙仲を使ってくれの一点張り。
ラチがあかないので、急遽その乙仲に依頼し直した。代理店が言うように、書類だけでスラスラと進み、輸入完了である。
考えてみれば、その乙仲は代理店とディズニーのロイヤリティーを把握していた筈だ。だから話が早かったんだろう。

当時の会社の社長からすると、代理店の社長はかなりの大御所らしく、来社する度になんか緊張した。どうも昔は取引するのもかなりハードルが高いとかなんとか、、
やはり90年代に相当儲かったらしい。渋谷109のブーム前からフライングで儲かり続けていたのだと思われる。ディズニーキャラクターが入るアパレルをやってないブランドを探す方が難しかった。
何かで聞いたのだけど、その会社の飲み会のビンゴ景品?ベンツのキーが5個並んだとかなんとか、、。
それが、2010年を超えたくらいだろうか、頻繁に代理店の社長が来社するようになった。サブライセンスもその頃。新年会も合同でやった。部長さんが戦国武将の手下みたいに付き従ってたのが印象的だった。

それからしばらくして、代理店が破産、廃業していたことが分かった。
元代理店の社長は奥さんの出身地、ASEANの何処へ。それでもたまに来社していた。車はかつてのベンツから日産NOTEに。
元社長は社長に、滞在してる国で雑貨をOEM生産しないかと営業をかけていた。
商魂たくましい人だ。
最初はレザーバッグ4型くらい、次はサンダルと帽子?、最後もサンダル。
僕はこの対ASEAN取引の輸入手配をやった。
ASEANの国際的な取り決めで、輸入関税がゼロ、または軽減されるのである。
元社長は細かいやり取りをやらないので、現地と英語メールのやり取りである。特恵関税の申請に必要な原産地証明書の原本を送れとか、BLをメールしろとか、辞書引きながら色々やり取りした。

ASEAN生産で一つ大失敗した。
超大手小売の企画部?に社長の専門学校時代の先輩がいるらしく、ODMすることになった。
メンズのサンダルである。
中国の有り生地をありったけ集めて、製品サンプル持参して商談、決まった。
サンプルチェックも特に問題無く、自社販売分も含めて発注。2000足くらいだっただろうか。
中国の主要協力メーカーから中国有り生地をDHLでフィリピンへ送り込む3国間貿易。コストの試算を社長に提出したり、やたら面倒だった記憶がある。
生産が上がって、納前を取り寄せてチェック、問題無し、、と思ったら、サイズがおかしい。
全サイズ、1サイズ上のサイズで上がっている。
理由は同時に生産した自社販売分だ。
ODM分は自社分と比べて、1サイズ小さい指示だったのが原因だった。指示書を全部見返したが、明確な記載が無い、どうも上司が口頭で元社長に説明するよう頼んだらしい。
元社長はすっとぼけて、え、そうだった?みたいな反応。終わった。
僕は元から客先には出なかった上、サンプルチェックもやってないから、蚊帳の外から覗いてるスタイル。
社長と上司で先方に謝りに行った。
帰ってきたら、見たことないくらい社長の目線が下がり狼狽している。めっちゃくちゃ怒られたわ、、、と一言。すいません、その後笑いが止まりませんでしたわ笑。
結局、サイズ表記の付け直しと、最低限可能な作り直し対応。中国の有り生地なので、生地が無いものは作れない。その確認とコストの再計算は僕の仕事である。超絶面倒だった。何回も予想生産数から箱詰め量、箱数、送料、関税額まで含めて計算した。
ちなみにその客先会社とは、前職の百貨店向け製品でもODMがあった。全然ブランド違うけど。しかし減産には厳しかった。作り直しやペナルティも経験した。
多分、僕が知らされてないかなりのペナルティがあったと思われる。

話がそれたけども、そんなサブライセンス製品の取引をしていた元代理店の、生産管理と部長が立ち上げた会社の求人だった。
ASEAN生産やり始めには既に起業して、元社長経由で雑貨を作っていた。

しかしディズニーのライセンスで儲けていた会社がいきなり破産したのは何が理由だったのか、仮説しか出ない。
1 本国からライセンス契約を打ち切られた。
2 競合他社に客先を取られた。
3 需要が少なくなった。

僕は、2と3の可能性が高いと思われる。
2010年代になって、普通な洋服が流行り始め、渋谷109系は次々に廃業していった。ディズニーのキャラクターがプリントされていても、もはや珍しくもなんともなく、むしろ無地が欲しい客が増えた。主要な雑誌も廃刊した。少ないマスを競合に取られたのかもしれない。そしてロイヤリティー額のノルマがあったのかもしれない。

僕がいたメンズ109のブランドメーカーも一部メーカーへの支払いが出来ないまま2017年に廃業、社長は夜逃げしたと聞いている。億単位の銀行借入金は払ったのか不明。
僕は先に2016年に退職していた。

一つの求人記事からなんか色々と思い出した次第である。












2018冬アニメとスカパー!について。

2018年10月05日 | アニメ
先日2018年の冬アニメ情報に一通り目を通して録画予約をした。
ギリギリ間に合ったかなと思うけど、2タイトルは1話が放送済み。やらかした〜笑。
1つは転生したらスライム〜。
色々調べたけど、有料のネット配信以外は公式に見る手段が無い。AT-Xでも10月中の放送予定が無かった。
2つ目は、交響詩編エウレカセブンである。
AOのブルーレイボックスが発売されるらしく、何年振りだろう、東京MXでのレアな再放送である。1話落とした〜。ちなみにエウレカセブンのブルーレイBOXは昨年かな、再販されており、まだAmazonで手に入る。前後編合わせて35,000円くらい。その前はプレミア価格で15万くらいだった記憶が、、。
無職でなければ即ポチるのだけど、ちょっとそういうわけにいかない。
全力で調べた結果、CS293ファミリー劇場で10/20から放送されるそうだ。僕はスカパープレミアム契約が有るので、早速契約出来ないか調べたところ、、。
その前に、
スカパー!
住宅にCSアンテナが有る場合に、視聴機器のB-CASカードで契約出来る。視聴、録画は、普段のレコーダー、テレビでOK。
スカパープレミアム
スカパー独自のアンテナをベランダに設置。チューナーをレンタルして視聴する。録画は普段のレコーダーか、LAN HDD等。

スカパープレミアムでCS293を契約したらいいかな。

そういえばAT-X最近見てないから解約しよう。

あれ?スカパー!のCS293ファミリー劇場、AT-X、2つともハイビジョンになってる。。

スカパープレミアムにした理由は、AT-Xがハイビジョンだったからである。
、、スカパープレミアム必要無くね?

そう、スカパー!でも2チャンネル共にハイビジョンだった。ちなみにスカパー!でマンションのアンテナを使う場合、普段のレコーダーに直で録画出来るのが利点だ。
スカパープレミアムの場合、チューナーからLAN経由で普段のレコーダーに録画するので、連携が悪いと録画失敗する。今まで何度かそれで泣いた。

ということで、スカパープレミアムを解約してスカパー!の契約をしようと思う。
調べたら、スカパープレミアムの契約は休止可能である。ベランダのアンテナとチューナーはそのままで、基本料金含め休止出来る。これは便利だと思った。

そしてスカパー!にしてもAT-Xはしばらく休もうかなと。ほったらかしだったんだけど、最近あんまり面白くない。というのも、地デジやBSと同じ新規タイトルの放送が多くなったのだ。地デジで録画してるタイトルが流れてても必要無いのである。録画失敗した時の救済にはなるんだけど、、。
あと、BS11や東京MXが意外と再放送が多くて、AT-Xの利点を食ってる点も有る。今回のエウレカセブンがいい例だ。前はハルヒなんかも再放送したかな。
しかしながら、AT-Xは再放送も多いし、放送サイクルも圧倒的に早い。魅力的な古いタイトルも無くはない。あと劇場版アニメも放送される。今度SAOの劇場版も放送予定だ。
そして、僕はまどか☆マギカを見れたのもAT-Xのおかげだったので、なかなか切るに切れないかったり、、。

CS293ファミリー劇場は月に¥700くらいで視聴出来る。エウレカセブンについては、2話以降は地デジでOKなので、1話だけ録画したい。¥700で救済される形となった。一安心。。笑

エウレカセブンはエヴァの影響をもろに受けているのはいえ名作である。僕も5本の指に入るくらいお気に入りで、初回視聴時かなりハマった。50話以上有るのもレアだ。あれ以降、あんな長編良作アニメは存在しないと思う。何話か忘れたけど、モーニンググローリーだっけな、家出したレントンとエウレカが久方ぶりに再会する話は神回だった。
残念な点は、期待された次作AOがつまらなかったこと。期待が大き過ぎたのは否めないが、衝撃的につまらなかった。監督に殺意がわく程に笑。
人妻エウレカがよく分からない設定、誰が何の為に何と戦ってるのか理解不能。登場人物も、なんなんだよ?って言ってたし。完全にエヴァQのシンジ状態だった笑。
シナリオ、脚本が絶望的にダメだったんだと思われる。1から地デジ放送の画質、画面サイズに変わったのもあるけど、作画や演出はそこそこ良かった。台詞が端的過ぎて会話になっておらず、感情が読み取れ無い為に移入出来ない。
ラストでレントンが泣いてた時に号泣してるはずだけど、ぽかーんって感じだった。FF13をプレイした時に似ている。あれもストーリーというか、脚本が良くなかった。
関係ないけど、最近のオリジナルアニメで脚本が神がかってると感じたのは、ひそねとまそたんである。びっくりするくらい良かった。
シナリオ・脚本について言えば、ラノベや漫画原作アニメは言うに及ばず、良好である。脚本が良いから原作が売れて、アニメになっている。
オリジナルアニメの場合は、実績が無いから一発勝負である。脚本家の良し悪しがモロに出る。
エウレカセブンは劇場版見てないけど、テレビシリーズとは違ったらしい。次作をやるならエヴァみたいに劇場版で続編として、綺麗に完結させるべきだったと思う。