登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

東海自然歩道【東京~大阪】第6回 ;鳳来寺~香嵐渓 3の1

2009-11-26 | 東海自然歩道
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2009年3月2日(月)東海自然歩道【東京~大阪】第1回 高尾山~石老山
2009年3月16日(月)~19日(木)東海自然歩道【東京~大阪】第2回 石砂山~富士浅間神社
2009年4月6日(月)~10日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山
2009年5月11日(月)~15日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山
2009年6月7日(日)~10日(水)東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野
2009年11月15日(日)~20日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第6回 ;鳳来寺~香嵐渓
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東海自然歩道No6 

愛知;鳳来寺~香嵐渓 3の1

2009年11月15日(日)~20日(金)

計画の段階で「鳳来寺~四谷」間がネックになる。
この区間は東海自然歩道沿いに宿がない。
一日で歩き通す体力・脚力は持ち合わせない。
テント泊という手段もあるが、翌日、東海自然歩道三大難関の
一つといわれる岩古谷山の通過をひかえている。
身軽な装備が望ましい。

地形図をツラツラ眺めるに、この区間の中間あたり、玖老勢峠
から里へくだる登山道がある。
宿泊施設「山びこの丘」が降りた里にあるのも好都合だ。
玖老勢;「山びこの丘」に2連泊してこの区間を攻略しよう。

玖老勢への下山・再入山に時間をとられるのは致しかたない。
極限まで体力・脚力を消耗するか、少しでも楽をするか、
の選択である。


《日程》
11月15日(日)自宅⇒豊橋;ビジネスホテル(泊)
11月16日(月)鳳来寺~玖老勢峠~玖老勢;山びこの丘(泊)
11月17日(火)棚山高原~宇連山~海老峠~仏坂峠
       ⇒山びこの丘(泊)
11月18日(水)四谷~鞍掛山~岩古谷山~池葉守護神社
       ~田口;奥三河総合センター(泊)
11月19日(木)福田寺~大名倉~宇連~段戸湖;きららの里(泊)
11月20日(金)寧比曽岳~綾渡~香嵐渓⇒帰宅

《往路》
11月15日(日)
JR品川18:40(ひかり)
⇒豊橋駅19:59~ビジネスホテル(泊)
11月16日(月)
JR豊橋駅06:00(飯田線)
⇒三河大野駅07:04

《復路》
11月20日(金)
バス停香嵐渓15:51(名鉄バス)
⇒東岡崎16:57-18:06(名鉄本線)
⇒名古屋18:50-19:22(JRひかり)
⇒品川21:03
   
《宿》
11月15日(日)豊橋;東横イン
11月16日(月)玖老勢;山びこの丘(連泊)
11月17日(火)玖老勢;山びこの丘 
11月18日(水)田口;奥三河総合センター 
11月19日(木)段戸湖;きららの里 

《費用》
交通費
  行き JR 9350円
  帰り バス 800円
     名鉄  650円
     JR 10780円

宿泊 
東横イン  6090円
山びこの丘  4400円(素泊り2泊分)        
奥三河総合センター 1400円(素泊り)
きららの里  1000円(素泊り)

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《歩程》
 
 11月16日(月) 

三河大野駅7:08~湯谷峠8:18~行者越8:33~東照宮9:14
~鳳来寺本堂9:26~鳳来寺奥ノ院9:58~鳳来寺山10:13
~犬戻岩11:02~玖老勢峠11:31
~玖老勢;山びこの丘13:30(泊)

【行動時間6時間22分】
   
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地形図2.5万;三河大野

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三河大野駅  7時08分出発
鳳来寺に生息する「ブッポウソウ」の彫り物が駅舎を飾る


湯谷峠
湯谷温泉からのコースと出合う


歩道橋を渡る


行者越

東照宮
境内を掃除している宮司さんにお聞きすると、大型台風の通過時、
杉2本がなぎ倒されたそうだ。


鳳来寺本堂


鳳来寺奥ノ院
今にも倒壊しそう



【下界には今宵の宿が見えている】


鳳来寺山

【分りやすいイラストマップ】


【これから目指す山並み】


犬戻岩

玖老勢峠
峠(最低鞍部)へ至る手前に道標「棚山高原⇔鳳来寺」あり
その道標柱に「玖老勢峠」の表記
その道標地点を見逃さずに左折すると、玖老勢集落へ通じる

【ベンチ№20】玖老勢峠の良い目印になる


↓最初、涸れ沢を行く。
↓テープ・踏み跡もある

【炭焼釜跡が残っている】



↓右岸に渡ると林道になる
【ツルリンドウ】     【弁天様祠】
 

【杉植林帯】


【玖老勢集落にあるイチョウ大木】


【山びこの丘展望塔】山上から見えていた建物

↓     

玖老勢「学童農園山びこの丘」(泊) 
 焼き立てパン・りんごを購入
 夕食用にお弁当も調達し、部屋へ持ちかえる。

学童農園山びこの丘
http://www.sanyurin.jp/yamabiko/index.html 


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 11月17日(火)
 

山びこの丘5:30~玖老勢峠7:40~棚山高原
~宇連山11:11~海老峠~仏坂峠13:10
~仏坂トンネル入り口13:25(送迎)⇒山びこの丘13:40(泊)

【行動時間7時間55分】

そぼ降る雨が一日中やまず。
カメラはリュックに仕舞いこんだまま、黙々と歩を進める。
歩いていても、身体がホカホカ暖まってこない。
トムラウシ遭難の低体温症は、この状態が長時間、続いて
ああいう事故になったんだなと実感する。


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地形図2.5万;海老

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山びこの丘 5時30分出発

途中、コンビニで軍手と使い捨てカイロを購入する。

昨日、下山した同じ道を登り返す。
念のため、マイテープをぶら下げておいたのが役に立つ。
炭焼釜跡を右に回りこむ地点で、道を失いあわてる。
マイテープがチラと見え、オウ!下げておいて良かった、
と胸をなでおろす。



玖老勢峠



棚山高原
分岐があまた、ある。
右折や左折を何度も繰り返す。
指導標を見落とさなければ間違うことはない。

宇連山
山頂から携帯が通じる。
山びこの丘に電話し、2時間15分後に送迎を依頼する。
休憩舎で昼食を摂る。


海老峠
指導標に書かれている次ぎのポイントまでの所要時間
がかなりあまい。
ウソーと思いつつも、約束に遅れてはならじと小走りになる。


仏坂峠

仏坂トンネル入り口


↓送迎

送迎の途中、「四谷の千枚田」撮影ポイントで車を停めてくれる。



玖老勢;「学童農園山びこの丘」(泊) 

鳳来寺から四谷間を玖老勢峠で区切り、2日間掛けて歩くプランは、私にとって正解だ。

「山びこの丘」に泊まると、四谷まで送迎してくれるのも好都合。
働いている職員さんの応対がこまやかに行き届き、なにより親切。
売店・食堂が充実している。


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3の2


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東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野 ;その2

2009-06-18 | 東海自然歩道
東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野;その2

6月9日(火) 

新宮池4:53~和泉平5:38~若身・犬居橋6:54~犬居城跡7:34~三尺坊10:44~秋葉神社11:22~秋葉ダム・吊橋13:51~市ノ瀬15:31(幕営)=行動時間10時間38分

地形図2.5万;犬居・秋葉山








新宮池  4時53分 出発

和泉平
【木彫りの猪】

自販機を見つけ、スポーツドリンク購入。
自販機のすぐ先、間違いやすいポイント。
指導標の指す方向がどちらなのか判断に迷う、歩道は西へ右折して登り基調の道をとる。(直進したら不動へ下る)

【瑞雲院・朱塗り山門】           【鐘楼】


若身・犬居橋

【犬居城跡からの眺望】


秋葉橋

坂下・秋葉神社下社

食品店が営業している 
食料が底をついていたので、大助かり。
ラーメン・パン・バナナなど軽い食べ物ばかり、4食分購入する。
一安心、これで飢えずに済む。

三尺坊:秋葉寺


秋葉神社上社
火防の神さまをお祭りしているこの神社は隆盛を極めているらしい、金ぴかに輝く神社建造物。
茶農家団体さんが参拝している。
【山門】              【本堂】           【神門】

【枯れた秋葉杉】               【放し飼いの鹿】
 
ハイカーに会って、立ち話。
大きなリュックを背負っているけど、と言外に匂わせて「いくつですか?」
「見かけよりは、若いよ」と返事しておく 

秋葉神社から下る九十九折れ山道は中々急坂だ、すっかり膝にきてしまう。
ベンチがある度ごとに休憩をとる。

戸倉谷
パイプで山水を引いてある。炊事用に2L汲んでいく。

秋葉ダム・吊橋
 

バス停・西川
白倉川沿いに登り基調の林道、水2Lの重さにあえぐ。
切り株にへたりこんで、ながい休憩をとる。

市ノ瀬(幕営) 民家の人に幕営する旨、挨拶する。
【「石打へ2.9㌔」標識の道向かいに公衆トイレがある】標識に気をとられて、トイレが目に入らず、石打方向へ10分ばかり進んで後戻りしてくる     
 

テントを広げているところへ、民家のおばさんが訪れ、長~い世間話。
すぐ近くに水場があり、パイプのつなぎ目からあふれている水をいただくといい、と教わる。

【美味しい山水を引いてある】 【屋根は無いが テントスペースに充分な広さ】
 

万が一、夜中に雨が降れば、トイレに逃れられる。それほど、トイレ内はゆったり広い。暖房設備まであるし~。
ササユリ             ?            カキノハグサ


ユズリハの実               ?
  
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その3

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東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野 ;その1

2009-06-17 | 東海自然歩道
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2009年3月2日(月)東海自然歩道【東京~大阪】第1回 高尾山~石老山
2009年3月16日(月)~19日(木)東海自然歩道【東京~大阪】第2回 石砂山~富士浅間神社
2009年4月6日(月)~10日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山
2009年5月11日(月)~15日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山
2009年6月7日(日)~10日(水)東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野
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東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野;その1

2009年6月7日(日)~10日(水)

《歩程》
6月8日(月)家山駅~大日山金剛院~春埜山大光寺~大時~新宮池(幕営)28㌔
6月9日(火)新宮池~秋葉神社~西川~市ノ瀬(幕営)28㌔   
6月10日(水)市ノ瀬~熊~阿寺ノ七滝~三河大野駅(帰宅)36㌔


《往路》6月7日(日)
渋谷 18:15(高速バス)
⇒JR静岡駅20:50-21:04(JR東海道本線)
⇒JR藤枝駅21:23~ビジネスホテル(泊)

6月8日(月)
ビジネスホテル~JR藤枝駅5:33(東海道本線)
⇒ 金谷駅5:44-6:14(大井川鉄道)
⇒家山駅6:46

《帰路》6月10日(水)
JR三河大野駅15:57(飯田線)
⇒ 湯谷温泉駅16:01~(ゆうゆうありいな;入浴・食事)-湯谷温泉駅17:47
⇒豊橋駅18:31-18:43(ひかり)
⇒品川20:03
   
《宿》
6月7日(日)藤枝駅;東横イン             
6月8日(月)新宮池;幕営
6月9日(火)市ノ瀬;幕営
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《費用》
交通費 行き 高速バス¥2700
       JR¥630
       大井川鉄道¥820
    
    帰り JR ¥9350

宿泊費
 東横イン ¥5985(素泊)

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《歩程》

6月8日(月)

家山駅6:50~野守ノ池7:13~八垂ノ滝8:01~大日山金剛院10:51~春埜山大光寺13:59~大時15:00~新宮池17:07(幕営)=行動時間10時間17分

地形図2.5万;家山・犬居










家山駅 7時出発

野守ノ池


八垂ノ滝


市井平

大日山金剛院               山門
 

【杉林の中を通る】


平松峠

林道出合;工事中通行止め看板
【林道に平行する右(東)の山道に入る】


鳥居沢山

春埜山大光寺            春埜杉
 

大時

砂川集落
庭で松を剪定しているご夫婦と立ち話、炊事用の水をいただけることに・・
冷えた焙じ茶まで、ご馳走になる。

自販機あり

【畑のブルーベリー】              【ナデシコ】
 

新宮池(幕営)          東屋       休憩所屋内にテント設営

釣に来ている人達も休憩に使う元食堂内にテント設営。

鯉が跳ねるバシャという水音を聴きながら「屋上屋ならぬ屋内屋」テント内で就寝 
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その2

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東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野 ;その3

2009-06-17 | 東海自然歩道
東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野 ;その3

6月10日(水)  

市ノ瀬5:38~石打6:45~倉野7:17~柴休憩舎7:50~熊8:50~黒滝休憩舎10:05~静岡・愛知県境11:28~阿寺ノ七滝13:54~三河大野駅15:40=行動時間10時間02分

地形図2.5万;秋葉山・熊・三河大野










今日の行程は地形図2枚分を端から端まで歩く超ロング旅。標高の高い山越えがないのが救い。

もう使わないテント・シュラフ・コンロをコース途中の熊郵便局で自宅へ送り、身軽になる。

鳶ノ巣山を巻く頃、雨雲たれこめ激しい降りになる。
県境で雨があがり、カメラを濡らす心配なく、写真を撮る。

今回の最終目的地三河大野にゴールイン後、湯谷温泉で日帰り入浴する。
湯谷温泉駅で、唄子・ケイスケのTV番組撮影隊に出会う。

ひかり車中で駅弁を味わいつつ、帰途につく。


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市ノ瀬 5時38分 出発

はしご坂
【カンアオイが多い】       【森の恵み・野いちごを摘みながら進む】
  

石打集落

【石打休憩舎(北)】隣の民家庭先に、水を引いてコップも用意してある。旅人への心遣いだろうか。

休憩舎はゆったり広々、テントも張れる。

【石打休憩舎(南)】玉ねぎがぶらさがっている、臭いがぷんぷん。


【カンナ】          【ガーベラ】         【マタタビ実】


【杉の美林】



倉野
【水場】          【水場の隣家:現在地表示】  【無人民家軒先】 


柴休憩舎
【ヒラシロ遺跡】          【休憩舎】          【水場】

             テントを張れそうな広場が前にある。


【一本杉休憩舎】      【休憩舎の近く、農夫婦人形2体を見っけ】


【セッコク満開】          【花名は知らねど、まるで造花のよう】
 

【民家軒先の標識「熊へ0.3K」 】


バス停・熊;道の駅
 9時開店したばかりの物産館でソフトクリーム&饅頭を食べる。優しいおばさんは饅頭をチンしてくれ、アツアツを頬張る。

寺平休憩舎

 近所のおじさんが自転車で後ろから追いついてくる。
宗教新聞を配る途中らしい。話をしながらしばらく一緒に歩く。
寺平休憩舎には気付かず、通り過ぎる。

黒滝休憩舎

鳶ノ巣山登り口

静岡・愛知県境


【ウツギ】          【ハコネウツギ】       【ナルコユリ】


バス停・六本松
バス停の先で道が3方向に分岐する。案内通り真ん中の道をとる。
でっかい看板「東海自然歩道⇒」は西(大阪)から来た人への標識なんだな、多分。

夏明橋を過ぎて、少し先、自然歩道から離れた所に休憩所を設けてある。
「東海自然歩道←休憩所」の案内板に惑わされる。この道は休憩所へ来る道だったのかなと勘違いする。
この標識も西(大阪)から来た人向けの標識だわ、愛知県の標識に早く慣れなくては~~

巣山

阿寺ノ七滝


鉛山峠
↓峠から睦平までは地形図に載っていないルート、林道と何度も交錯する。
睦平

三河大野駅 

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湯谷温泉;ゆ~ゆ~ありいな で3日間の汗を流す
日帰り入浴(¥600)
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その1  

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東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山 ;その3

2009-05-25 | 東海自然歩道
東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山 ;その3(完)

2009年5月14日(木) 

地形図2.5万;牛妻・石上・伊久美








*鍵穴・わらしな荘5:15~バス停・寺島5:22~いわな屋5:32(朝食)6:30~バス停・久能尾8:12~黒俣の大イチョウ9:16~清笹峠10:40~宇嶺の滝12:56~蔵田13:31~大久保キャンプ場14:20(泊)
* 行動時間 9時間05分
* 歩行距離 27.8キロ


鍵穴・わらしな荘 出発

バス停・寺島

いわな屋さんで朝食をいただく。お昼用お握りもお願いする。
本場静岡茶をペットボトルに貰う。
甘夏・干し芋をおやつに頂戴する。

庭園に花が色々咲いている。
ユキノシタ          エビネ            キャットテール


バラ(四季咲)          サクランボ         水槽のイワナ


ミツマタ(実)             ゴマギ          ホウの花


久能尾へ左折する目印になる【祠=道の右側にある】、【指導標】道の左側にある


バス停・久能尾

【黒俣の大イチョウ】 戻り道は赤い鳥居の方へ直進すれば自然歩道へ合流する(近道)
東屋でオヤツタイム、甘夏と干し芋を早速、賞味する。
彼方に、大山の無線中継塔がくっきり見えている。


清笹峠
 見晴らしなし。

舟ガ久保
 疲れた頃、ちょうどベンチがあり、昼食をとる

【宇嶺ノ滝】一見の価値あり


バス停・蔵田
↓キャンプ場のある大久保へのバスは12時台と夕方の2便のみ、前日までに要予約 とある。
 三差路にある商店で、GPS用乾電池とアイスクリームを買う。

蔵田の西3キロ;大久保キャンプ場(泊)
 併設グラススキー場で食堂も営業している。

【4人泊まれるコテージ】シャワー・ガスコンロ・冷蔵庫あり、鍋・食器なし
 手前に見えているのは、生垣で囲われたテントサイト、何区画もある。

【リビング&ダイニング&キッチン】

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2009年5月15日(金) 

地形図2.5万;伊久美・家山












* 大久保キャンプ場4:43~蔵田5:35~高根山6:57~西向8:35~笑い仏9:26~上河内10:20~駿遠橋11:59(完)
* 行動時間 7時間16分
* 歩行距離 23.7キロ


大久保キャンプ場 出発
 朝、冷え込む。起きぬけ、エアコン暖房をつける。

 冷蔵庫に入れておいたお握りがコチコチになっている。
 十八番のおじやにする。
 お餅も定番の雑煮  
 
 明るくなるのを待って出発。
↓茶畑の扇風機がアチコチでブーンと回っている。
 低気温を察知し、自動でオンになる仕掛けなんだわ。

蔵田へ戻ってくる

鼻崎の大杉・表参道入り口


【ハハコグサ】


【茶の幼苗】 


高根白山神社
↓神社へは舗装道路を直進するのだが、標識につられて、手前の階段を登る。  
 神社へ寄らずに高根山頂へ到達してしまう。
 しまった、後の祭り・・

高根山  真北にあるらしい「マルガシ巨樹」をさがすが見つけられない


西展望台
↓駿河湾がぼんやりうかぶ。

ルート二又に分れる地点(右を行く)
西向吊橋まで1.7k標識  →   小屋脇をすり抜ける →  3分で東屋に到着

                          東屋から富士山が見える

西向の吊橋


【コシアブラがたくさん生えている】


笑い仏・江松峠分岐
 はるか下に上河内が見える

熊廻り平
 お茶畑のど真ん中を突っ切る

上河内
 単調な舗装道路歩き、ベンチが欲しい。

堀之内・駿遠橋


コンビニがある、ウハ! リュックを宅急便で送ろう。

身軽になって温泉へ向かう。

 折りしも「郷愁の大井川鉄道SL」が汽笛をならし黒い煙をモクモク吐いて、大井川対岸を通る。
 残念、カメラも送っちゃったよ。
↓              
道の駅 川根温泉(入浴) 
 家山駅へ行くバスの時間まで飲んだり、食べたり、買ったり~
 ほぼ満席の食堂で、「農家のお惣菜・ねぎの酢味噌和え」、「おでん」、「コー ヒー」を飲食。
 
 バスは顔パスが効いたらしく、割引¥50!

家山駅
 映画「零の焦点」のロケをやっている。
 大物俳優はいない、エキストラばっかり。

静岡駅
 駅ビルで夕食
 「うな重・おつくり・えび天麩羅」ごちそうセット¥1400
 
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その1 

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東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山 ;その2

2009-05-23 | 東海自然歩道
東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山 ;その2

2009年5月13日(水) 

地形図2.5万;牛妻










* 静岡パークホテル6:20~静岡駅バスターミナル7:00(奥長島行き・始発バス)⇒バス停・栗島8:00~谷沢8:19~水見色峠9:31~大山11:29~一色14:23~バス停・寺島14:46~民宿わらしな荘14:56(泊)
* 行動時間 6時間56分
* 歩行距離 18.0キロ


静岡パークホテル
↓静岡駅前のコンビニでお握り・パンを調達
静岡バスターミナルから、奥長島行き・始発バスに乗車
↓途中から小学生がワンサカ乗り込んでくる、通学バスを兼ねているのだな。  
バス停・栗島下車 
↓きょうのスタート地点に降り立つ
【相沢橋】奥に、無線中継塔のある大山がみえる。今日の最高地点だ。


谷沢

【水見色峠】林道工事のため、迂回路を通って、ここへ到達。
大山への登りが始まる。
超ゆっくりペースを保つ、膝に爆弾をかかえているからネ・・


【イワタカンアオイの花】大山への登山道に多い


【大山のシンボルタワー】大山山頂にある無線中継塔、大山を遠望する時、格好の目印になる。

きょうの宿、わらしな荘へ電話を入れて、およその到着時刻を伝える。

蜂がブンブンつきまとう、防虫リングを腕に巻くと、霊験あらたか、退散してくれた。

下界の景色を眺めながら、ゆっくりランチタイム。
今朝、コンビニで買い込んだ「焼きアジとシラス干しご飯」「ほうれんそうとベーコンのソテー」だーい  


大山から延々とジグザグの林道を歩いて下る。
ヘアピンカーブの端っこをショ-トカットすること、3回~~

【一色の集落を眼下に見る】


【清沢は昆虫の里というふれこみだけあって、蝶が乱舞している】


【ホウの花、満開】

【シラン】

【コゴメウツギ】


【清沢の手摘茶】茶を摘んでいるおばさんにお聞きすると、手摘茶の相場は1㌔8千円、機械摘みの倍額だという。


バス停・寺島
 バス停のある橋を直進~川沿いの南アルプス線車道を10分歩く~赤い橋の手前に わらしな荘がある      

鍵穴・藁科荘(泊)
親切でほがらかな女将さん、話が面白い、聞いていると愉快な気分になる。
東海自然歩道が一大ブームになった頃から民宿を営んでいるようだ。

洗濯機あり。
西日を受けてものの30分で乾いたズボンをはいて夕食を食べに行く。
 
【吊橋のたもとにあるいわな屋で夕食】

 いわな屋さんが、明朝は5時30分に朝食を用意くださる、ありがたい

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その3 

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東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山 ;その1

2009-05-22 | 東海自然歩道
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2009年3月2日(月)東海自然歩道【東京~大阪】第1回 高尾山~石老山
2009年3月16日(月)~19日(木)東海自然歩道【東京~大阪】第2回 石砂山~富士浅間神社
2009年4月6日(月)~10日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山
2009年5月11日(月)~15日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山
2009年6月7日(日)~10日(水)東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野
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東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山;その1

2009年5月11日(月)~5月15日(金)

行程=歩行105.01キロ
①バス停・大平~河内・八幡温泉(泊)
②~西里~竜爪山(薬師岳&文殊岳)~曙橋~油山温泉~相沢~バス停・栗島⇒静岡ビジネスホテル(泊)
③⇒バス停・栗島~谷沢~水見色峠~大山~寺島(泊)
④~久能尾~清笹峠~蔵田~大久保キャンプセンター(泊)
⑤~蔵田~高根山~西向~上河内~駿遠橋~家山駅(帰宅) 


 家山駅を過ぎると交通アクセスが不便になる。
そこで今回は家山駅を最終目的地とする。

二泊目は油山温泉・相沢温泉3軒の宿にあたってみたが、お一人様お断り、見事に総スカンをくらう。仕方なく一旦、山を降り静岡のビジネスホテルに泊まる。

シューズは何を履いていくか、迷う。
舗装道路歩きがかなりある。
おおまかに計算してみる。5日間で舗装道路歩き21時間、それに比べ山道は12時間だ。運動靴タイプのアクセスシューズを履いていこう。


《往路》5月11日(月)
JR品川6:40(こだま)
⇒JR三島7:25-7:32(各停)
⇒JR清水駅8:30ー8:52(静鉄バス・但沼車庫行き)
⇒但沼車庫9:26ー10:05(静鉄バス・大平行き)
⇒バス停・大平10:41

《帰路》5月15日(金)
道の駅川根温泉14:52(バス¥50)
⇒家山駅15:06-15:25 (大井川鐵道)
⇒ 金谷駅16:00-16:09(JR東海道本線)
⇒ 静岡駅16:41-18:00(高速バス)
⇒渋谷20:35

《宿》
5月11日(月);河内・八幡温泉 
5月12日(火);静岡・静岡パークホテル 
5月13日(水);寺島・わらしな荘 
5月14日(木);蔵田の西南・大久保キャンプセンター 

《費用》
交通費
 * 行き JR ¥5130
      静岡鉄道バス ¥1130
 ** 静岡往復・静岡鉄道バス ¥1200    
 ***** 帰り 大井川鉄道 ¥820
        JR    ¥570
        高速バス ¥2700

宿代 
 * 八幡温泉 ¥6000(2食)
 * 静岡パークホテル ¥7560(素泊)
 * わらしな荘 ¥3500(素泊)
 * 大久保キャンプセンター ¥8650(コテージ素泊)

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《歩程》
2009年5月11日(月) 

地形図2.5万;和田島


* バス停・大平10:53~軍艦岩11:30~バス停・大平に戻る12:13~安産石12:55~河内・八幡温泉13:20(泊)
* 行動時間 2時間27分
* 歩行距離 10.3キロ


前回、ヒッチハイクした地点まで戻る。
軍艦岩から順コースで歩き始める。

【軍艦岩】


バス停・大平に戻る。
手前にある「清水大平青少年の家」のベンチで昼食。

【安産石】指導標に従い、10分ほど寄り道して、大石を見に行く。
巨石は、昔、大地震の時、真富士山から落下してきたそうな。
側を流れる石沢川沿いに真富士山へ到る登山道が延びている。ヤマヒルが出そうだ、登るのは止めておこう。


八幡温泉(泊) 
 もともとが老人センターだから、カラオケやら演芸で賑わっている。
 湯治の人も長期滞在している。
 洗濯機あり。
 
 今日など昼日中歩くと、陽射しが強い。
 明日は夜明けと同時に歩きはじめよう。
 明日の朝食はお握りにしてもらう。お昼用お握りは、サービスでいただく。

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2009年5月12日(火) 

地形図2.5万;和田島・清水・牛妻












* 八幡温泉4:39~黒川キャンプ場5:23~炭焼7号橋6:30~穂積神社7:33~薬師岳8:36~文殊岳8:57~若山9:46~曙橋11:25~油山温泉11:50~油山峠12:39~相沢橋13:38~バス停・栗島13:40-13:42⇒静岡駅14:32~静岡パークホテル14:55(泊)
* 行動時間 9時間01分
* 歩行距離 25.2キロ


八幡温泉 出発

バス停・西里

【黒川キャンプ場】
ツーリングの人がテント泊している。
設備の良い大きなキャンプ場だ。

【藤、満開】


炭焼7号橋

山道を登りつめると、穂積神社へ至る舗装林道に飛び出す。
指導標に従い、右へ、林道を下る(エーッ、何で下るの?)
250m下って、左の山道に入る。
くねくね登る林道よりは、確かに、こっちが近道だ。

【ホウチャクソウ】穂積神社への山道に群生している。


【穂積神社】境内をすりぬけて、登山道がのびる。


【薬師岳】週に一度、この山へ登っているという青年と立ち話。カモシカ&リスを何とか撮影したいそうだ。


【若葉が目に優しい】


【文殊岳】駿河湾方面は霞んで見えない。
反対側に安部奥の山々が並んでいるが、残念ながら山名が判らない。
この山には、クロモジがたくさん、生えている。


【若山】


【?】


【茶畑に扇風機が林立している】遅霜対策だという
安倍川が見える


福寿院(竜爪山をご神体とする)・・・ 気が付かず、素通り

【曙橋たもと】


バス停・牛妻坂下から静岡へ戻る予定だったが、時間がたっぷりあるので相沢まで歩くことにする。

曙橋を渡った所で、アイスクリームを買う。 

油山温泉

油山峠
峠から相沢へ向かって下り始める。
足に違和感を感じる、左膝が攣る。
食塩錠を口に含み、ゆっくり歩を運ぶ。
バス便は1時間毎にある、あわてない、と自分に言い聞かせながら~~。

【相沢の茶畑】


相沢橋

バス停・栗島
タイミングよくバスが来る 

静岡駅・静岡パークホテルへ移動。
バスに乗っている間に膝がかたまり、階段で膝が曲がらない。
ホテルにチェックインするなり、お風呂で温めながら、足のマッサージを入念にする。
松阪屋で買ってきたお寿司で晩御飯を済ませる。
一歩も外へ出ない。

コインランドリーあり。

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その2

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東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山;その3

2009-04-20 | 東海自然歩道
東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山;その3

4月10日(金)

バス停・西根熊7:28⇒バス停・徳間7:38(ここから歩き始める)~七ツ釜滝~奥山温泉9:17~林道終点・田代峠分岐10:33~田代峠11:19~徳間峠入口12:56~【山中彷徨2時間30分】元に戻る:徳間峠入口15:26~バス停・大平16:10=行動時間8時間42分 
【地形図2.5万;篠井山 ・和田島】



朝一番の町営バスに乗って、根熊から徳間へ戻る。
徳間から、昨日の続き、自然歩道ルートを歩き出す。

今日は2回、道間違いをやらかす。
1回目は早い段階で、指摘してくれる人があり、傷は浅くて済んだ。その方が「どこへ行くの」と訊いてくれなかったら、ズンドコズンドコ違う方向へ進むところだった。
2回目は、我ながら心にグサリとくる大失態。
まさに山中彷徨、どこに向かうの?どこへ帰るの? 
小さなラッキーがいくつか重なって元の吊橋へ偶然に戻った時には、嬉しくって
天にも昇る気持  


~~~~~~~~~~~

朝食前に宿のまわりを散歩する
【福士川、最奥にガレが良い目印になる七面山が見えている】


【鴨さんも、お散歩】


【シロバナノヘビイチゴ】


【キランソウ】


根熊山荘 
↓町営バスに乗車する。定刻より3分早く発車したバスを挙手して停める。あぶない所だった。
バス停・徳間  スパッツを着けて、ヤマヒルに備える。いざ出発。

【風吹きの滝】


七ツ釜滝  立ち寄らず、素通り

ヤマザクラが山肌を彩る


ブナの芽吹き


サクラの巨木


滝が若緑につつまれる


【鮮やかなミツバツツジ】


【福士川渓谷】


奥山温泉

【どこまでも広がる青空】しゃがんで写真を撮ったりする
左に田代峠への山道が分岐することに気付かず、直進してしまう。


【山腹の擁壁工事】あの工事現場下まで、行ってしまう。
写真に写っているショベルカーのおじさんが道間違いを教えてくれた


【道を間違えたお陰で?きょうも富士山を拝む】負け惜しみ


【田代峠への分岐に戻ってくる】樹木の幹に白ペンキで「←田代」とある。
他に標識はない


【苔蒸した桟橋】


【田代峠】 山梨県よ、さよなら。ここから静岡県に入る


登山道出口 テーブルがある所で昼食を摂る。
山道が終わり、舗装林道を興津川沿いに降っていく。


【徳間峠分岐指導標】 道を間違う
①舗装林道を行くか、山道を行くかの選択だと思った
②徳間峠の位置を地図で把握していなかった


【吊橋】③当然、吊橋を渡るものと決めてかかっていた。
ここでも地図を確認しなかった


【赤布とペンキに頼って尾根を登る】④徳間峠へは沢沿いなのに、赤テープに誘導されて尾根をグングン登る。



行けども行けども徳間峠へ辿りつかない。
さすがに、ここらで戻ろうと決める。
行きは良い良い、行きしな沢へ降りるときに足場が悪く尻セードで降りた箇所がある。虎ロープを渡してあるが、高くてロープに手が届かない。
高巻くことにする。地滑りを起こしている箇所だ、30分ほど奮闘の末、高巻きに成功する。
⑤そこに上がると、仕事道が通じている。その道を辿ることにする。
ここも、通ってきた道に戻るべきだった。
最近、杉の間引き伐採をしたばかりのようだ。横倒しに放置してある杉を何度も乗り越え、伐採跡を辿る。
そうしたら、なんとピッタシ吊橋に戻った。
あとから冷静に思い返すと、吊橋へ戻るのが絶対条件だった、そうでないと対岸へ渡り返せないのだ。
良かった良かったと単純に喜んでいる場合ではない。


徳間峠入口に戻る 
 小走りで先を急ぐ。バスの時間が迫っている。 

 後ろからきた軽トラックを停めて、ヒッチハイクをお願いする。
↓3分間ほどだろうか、車に乗せていただく。
バス停・大平・・なんとかバス時刻に間に合う
 バス停に居合わせた地元の人に、徳間峠で迷った話をする。
 徳間峠で、この3月、迷った人の救出騒ぎがあったそうだ。
 同じ騒ぎを起こさなくて良かったこと!
 

 バスを乗り継いでJR清水駅へ到着する。清水駅東にある「清水テルサ」で日帰り入浴する。
サンドイッチとアイスクリームを買い込み、高速バスの乗客になる。
バス車中で今更だが、地形図をじっくり眺める。


その1

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東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山;その2

2009-04-19 | 東海自然歩道
東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山;その2

4月8日(水)

猪ノ頭;水口屋 8:00出発~小田貫湿原8:52~長者ヶ岳登山口9:08~ 長者ヶ岳11:00~ 上佐野・佐野清涼荘14:32(泊)=【行動時間6時間32分】
【地形図2.5万;人穴・上井出】



長者ヶ岳から上佐野へ降る道は、これで東海自然歩道?と首をかしげたくなる。
整備不十分のまま、荒れるにまかせてある。

宿泊した佐野清涼荘は自炊派におススメの施設、新しくきれい・広々ゆったりしている・設備が整っている。



猪ノ頭;水口屋 

小田貫湿原・・ 期待していた湿原の花には、一木一草もお目にかかれず


長者ヶ岳登山口 

長者ヶ岳 
休憩中の女性3人組と暫し談笑、気さくな人達で、心底愉快な気分になる。
富士山を眺めながら、昼食を摂る。 

【南アルプスを望む】長者ヶ岳から


上佐野分岐 
足元ばかり注意していたら、分岐に気付かず、危うく通り過ぎてしまいそうになる。
ここから悪路が始まる。
急斜面の崖ッ淵をトラバースする。道幅は狭く、ガレている。
踏むと上から砂利がザザザッーと落ちてくる。
伐採した樹木をルート上に放置してある。
赤テープはひんぱんに付けてある。
1ヶ所、沢の源頭を高巻く所は、登りになるので、頭上を見上げるとテープが導いてくれる。

神経を使う道だった。2度と通りたくない。
上佐野集落で、清涼荘への道順を尋ねる。ひどい道をよく降りてきたなとほめてくれる!
↓  
【エンレイソウ】

【ネコノメソウ】

【イチリンソウ】

【ハシリドコロ】


【佐野は茶どころ】


上佐野集落;佐野清涼荘
【宿泊した清涼荘】学校跡地に建つ南部町営施設。風呂・洗濯機・寝具あり

【台所で夕食をつくる。雑煮・ポテトサラダ】ガスコンロ・電子レンジ・鍋・茶碗・冷蔵庫、完備
食材持参、ゴミ持ち帰り
 

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4月9日(木)

佐野清涼荘 5:32出発~佐野峠7:00~思親山7:47~八木沢・源立寺9:51~JR身延線・井出駅10:29~真篠~向田12:56~鯨野13:15~上徳間峠(大野段)13:55~バス停・徳間15:04⇒【送迎】西根熊集落;根熊山荘15:10(泊)=行動時間9時間38分
【地形図2.5万;南部・篠井山】



地元の人と話す機会がある毎に、ヤマヒルがいるか尋ねる。全員が、いると断定する。
幸いにして、今回はヤマヒルが私を避けてくれる。

予約の段階で、徳間にある宿には、一人は受けていないと断られる。
自然歩道から外れるが、余分に歩く覚悟で根熊山荘を予約してある。


佐野清涼荘 

【佐野集落の茶畑】


佐野峠

【カタクリ】一輪だけ咲いていた


【スミレ】


【ヤマルリソウ】


【モミジバイチゴ】


思親山から富士山を見る



八木沢・林道出合
茶畑の手入れをしているおじさんに井出駅への道を確認する。
ここは高級なお茶の産地らしい。

八木沢・源立寺 



JR身延線・井出駅からは篠井山が迫ってみえる。陽射しを避けて、駅待合室でお昼にする。電車を待っているおばさんは、今晩の宿泊地・根熊の人だという。一人歩きしている私にあきれている。


富栄橋
この橋で富士川をわたり、ヤマヒルの生息圏に足を踏み込む
標識を探していたら、通りがかりの車から、「お一人? どちらから、みえられたの?」と声がかかる。
その人に真篠への道を尋ねる。

【真篠・ヤマモモの大木 】
さっきの車の人が甘夏を手に、後ろから小走りでおいかけてくる。単独で東京くんだりからやってきて、歩くおばさん(私)に興味をもったらしい。しばらく一緒に歩く。「東京へ仕事に行った折、新宿御苑で花見をしたがあまりの人出に酔ってしまい早々にひきあげた。ここでは桜を一人占めして見られる」
昼ごはんの支度をしなくては・・と帰られる。人懐こいお人柄の方だ。


尾根上
高圧線鉄塔横を通る。舗装林道をくだり、右折して山道へ入る。

登山道出口
↓橋を渡り、自然歩道は北上して市小路・六地蔵公園を通るようだ。
 私は古いガイドブックの旧ルートを行く。

向田・・桃の下で優雅にランチ


鯨野からの富士山


↓上徳間峠まで一山ピークをきわめるほどのあなどれない登りである。
 
大野段=上徳間峠
  上徳間峠へ到達すると、舗装林道が通じている。
  ハァハァ登ってきただけに、これを見るとガックリくる。


【上徳間峠からの富士山】


↓自然歩道は上徳間峠からバス停・徳間まで林道を降る。
 途中、林道をはなれ「徳間へ」の標識に従う。
 これが間違いの元、後悔先に立たず、降り始めてわかったが、ひどい悪路である。尻セードで降りる箇所もあり。
 いまさら登り返すのもえらいしなァ。 
赤テープは最後まであったのが、まだ救い。
【サバイバル・ショートカット・ルートが終わり、自然歩道が見えた時は正直ホッとした】


バス停・徳間  
 根熊山荘へ電話してみる。ラッキー! 車で迎えにきてくれるという 
↓歩けば1時間かかる
西根熊集落;根熊山荘(泊)

その3

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東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山;その1

2009-04-16 | 東海自然歩道
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2009年3月2日(月)東海自然歩道【東京~大阪】第1回 高尾山~石老山
2009年3月16日(月)~19日(木)東海自然歩道【東京~大阪】第2回 石砂山~富士浅間神社
2009年4月6日(月)~10日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山
2009年5月11日(月)~15日(金)東海自然歩道【東京~大阪】第4回 竜爪山~高根山
2009年6月7日(日)~10日(水)東海自然歩道【東京~大阪】第5回 家山駅~新宮池~秋葉神社~市ノ瀬~三河大野

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東海自然歩道【東京~大阪】第3回 足和田山~思親山;その1

2009年4月6日(月)~4月10日(金)

行程
富士ビジターセンター~足和田山~鳴沢氷穴~本栖湖(泊)
~A沢貯水池~麓集落~猪ノ頭集落(泊)
~小田貫湿原~長者ヶ岳~上佐野(泊)
~思親山~井出駅~鯨野~上徳間峠~徳間(泊)
~奥山温泉~田代峠~バス停・大平


《往路》4月6日(月)
新宿西口高速バス乗り場7:10
⇒富士急ハイランド8:50

《帰路》4月10日(金)
バス停・大平16:15(静岡鉄道バス)
⇒但沼車庫16:51-17:12
⇒JR清水駅前17:47-19:00(高速バス・しみずライナー)
⇒東京駅21:39

《宿》
4月6日(月)本栖湖;湖水祭 
4月7日(火)猪ノ頭;水口屋 
4月8日(水)上佐野;佐野清涼荘 
4月9日(木)西根熊;根熊山荘 

《費用》
交通費 行き 高速バス ¥1700
     帰り 静岡鉄道バス ¥1130
       高速バス ¥2800

宿代 本栖湖;湖水祭 ¥8500(2食)
   猪ノ頭;水口屋 ¥6800(2食)
   上佐野;佐野清涼荘(自炊) ¥2000(寝具レンタル込み)
   西根熊;根熊山荘 ¥6800(2食)

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《行程》
2009年4月6日(月) 




富士急ハイランド 9:16出発~ 富士ビジターセンター9:29~ 足和田登山口~ 足和田山12:14~三湖台13:43~紅葉台~鳴沢氷穴14:55~精進移住地前~バス停・本栖入り口;湖水祭17:50(泊)=行動時間8時間34分

【地形図2.5万;富士吉田・鳴沢・精進】

バスを降り、良い気分で、意気揚々と歩き出す。
いやさところが、3時間半経過した頃、右靴底が半分はがれてしまうというハプニングに見舞われる!
足和田山でゆっくり昼食をとり、いざ、下りかけたらパクパク変な音がする。
アリャリャ、靴底がブランブラン剥がれている。
一瞬、青くなる。
紐類として唯一、所持していた幅広ゴム紐で靴底の土踏まず部分をグルット、甲まで固定する。
なんとか歩ける。行ける所までこれで歩こう。
紐が磨り減らないよう、右足はできるだけ柔らかい所に着地する。
幸い、靴先部分はくっ付いている。
明日以降の計画をどうしようか、グジグジ悩み続ける。
足和田山から宿まで5時間、パクパク、音を奏でながら、靴底は持ちこたえた。
不幸中の幸いと言えようか。
明日は山旅を中断して帰宅しようと心も決まる。
本栖湖の宿「湖水祭」にチェックインするなり、明日以降予約してある宿3軒に断りの電話をいれる。
つらつら考えるに、靴底は劣化していたのだ。10年間、仕舞いこんでいた靴だった。

~~~~~~~
富士急ハイランド  

富士ビジターセンター・・・センターを回り込むように、溶岩道に入っていく。


【剣丸尾溶岩流に1100年かけて植物が復活】


船津口登山道
↓ ここらあたりで右折標識を見落とし、直進してしまう。
  畑仕事している人が、正しい道を教えてくれる。
  富士山の自然ボランティアをしている人だった。
河口湖ラケットクラブ

国道139号
↓ 
大田和入り口    

足和田登山口  


足和田山p1355m

【湖は樹木にさえぎられ、湖面が見えづらい】足和田山頂から



西湖分岐  


三湖台p1202.6m・・・西湖を隔てて対岸に鬼ヶ岳・十二ヶ岳がそびえる
 
【青木ヶ原樹海を眼下に見下ろす】ここ三湖台から、青木ヶ原樹海へ下り、端に見える精進湖まで樹海ロードを歩き抜ける。

【富士山も姿を見せる】三湖台から



紅葉台p1164.7m

【青木ヶ原樹海の真っただ中】


鳴沢氷穴・・・リュックを預け、長靴を借りて、溶岩洞窟の中を下って行くと、大きな天然氷柱を見る

富岳風穴分岐  

精進登山道分岐 

精進移住地前  

バス停・本栖入り口;ペンション湖水祭(泊)       
 相客は、ゆったり4連泊滞在して、ヒメマス釣りをたのしんでいる青年。
 釣果の魚は、持ち帰らず放流してあげるそうだ(キャッチ&リリースというらしい)

 夕食、熱々の生椎茸バター焼き、椎茸は自家栽培・肉厚で旨みが詰まっている。
 豚の角煮はくさみが無い。豚肉の下処理が肝要、まず焼いて脂を落とす、次に茹で て脂を落とす、一晩置いて固まる脂を捨てる、それから味付けをすると教わる。
 沖縄料理ラフテーに似ている。

 明朝、帰宅する時に乗車する河口湖行きバス時刻を調べてもらう。

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2009年4月7日(火) 

魔女の奥様がシンデレラシューズをこの私にプレゼントしてくださった     2足も!
昨日、青木ヶ原樹海をパクパク歩きながら、夢想したシンデレラシューズ物語が現実に起こった。
朝食後、バスの時間まで余裕があったので、宿の長靴を借りて散歩にでかける。自然歩道の標識を見かける。
長靴の履き心地が良い。
ここでヒラメク~。この長靴をお借りできたら、山旅を続けられる。
宿へ戻り、お願いしたら、快く承諾してくださった。
ヒャー、嬉しい。
キャンセルした3軒の宿を再予約する。
リュックを詰め直す。
太っ腹の奥様はこの靴も良かったら予備に持っていってとスポーツシューズも差し出してくださる。
お握りとバナナもくださる。感謝、感激、雨、アラレ・・




ペンション湖水祭9:16~バス停・県境10:33~端足峠分岐~A沢貯水池11:40~根原吊橋12:25~朝霧高原休憩地~麓集落14:01~朝霧グリーンパーク~猪ノ頭中学校~陣場の滝15:25~民宿水口屋16:00(泊)=行動時間6時間44分

【地形図2.5万;精進・人穴】

ペンション湖水祭

【ペンション湖水祭のすぐ側を自然歩道サブルートが通る】


バス停・県境

休憩舎
↓ツーリングスタイルの女性が腹ごしらえしている。
 竜ヶ岳を目指すという。
端足峠分岐


A沢貯水池からダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳を望む 昼食を摂る。長靴からスポーツシューズに履き替える



根原吊橋



朝霧高原休憩地
↓ 草原の鳥をウオッチングしている人がランチ中

牛舎と牧場



麓吊橋から毛無山が見える



朝霧グリーンパーク

猪ノ頭中学校


【陣場の滝】 水場があり、20Lタンク持参で水汲みにきている。



【湧水でワサビ栽培をしている】



【富士山をバックに鯉のぼりが泳ぐ】猪ノ頭



バス停・猪ノ頭;民宿水口屋(泊)
【富士山】 宿から

【紅富士】夕日をうけ、刻々と薄紅色に染まっていくのを飽かず眺める

【夕食はマス尽くし】 宿は鱒養殖場の真ん前にある

【フジザクラ】


 「ペンション湖水祭」の奥様がプレゼントしてくださったスポーツシューズのお陰で、スイスイ先へ進めた。
「早く着いたね」と猪ノ頭・水口屋の女将さんが驚くぐらい~
珍しいことに、今日は一度も道間違わなかったし・・


その2

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