登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

神奈川:大杉山

2013-04-15 | 神奈川の山
神奈川:大杉山

2013年4月12日(金) 

道迷い遭難で知られる「大杉山」である。
取り付きにはテープもない。九十九折りの杣道はよく踏まれている。
全山至る所に、ミツマタが咲き残っている。
杉や桧の下枝を刈って放置してある植林帯にはいる。
だだっ広い尾根を破れた鹿柵に沿って歩く。
880m戸沢ノ頭(遠見山)で昼食後、大杉山に向かう。
散見される赤や青のテープは山仕事用と思っていたが、ハイカーが
目印につけたとも思える。
散乱する枝を跨ぎ、広い尾根をコンパス頼りに進む。
リーダーのコンパス読みがばっちり当たり、大杉山に到達する。
展望を求めて北方向に少し進むと、「西丹沢県民の森」が眼下に見下ろせる。
一際目立つ三角錐のピークは石棚山だという。
大杉山を後にして、次なるピークの馬草山を目指す。
この間の地図読みが今日のハイライトだ。大杉山ピークの真西の張り出している尾根
を急降下する。一旦、傾斜が緩む。ここでウロウロ進路を探す。
ロープが二連とりつけてあるのを見つけて、二重山稜の進路が確定する。
後は、棚沢に迷いこまないように気をつけないとビバーグする破目になる。
馬草山へは山頂を巻く道に誘い込まれやすい。馬草山の頂上もミツマタの花盛りだ。
ここまで来ると山麓の集落が望まれ、時間を計ったかのようにバス停に着く。
バスに乗車したあと、バスの行き先が「谷峨駅」止まりだということに気付く。
バスを一本後らせて、武田信玄の隠し湯だったという「中川温泉」に入湯すれば良かった、残念!


《往路》
東急・渋谷駅6:18(田園都市線¥290)
⇒中央林間7:08-7:11(小田急¥480)
⇒相模大野7:14-7:19
⇒新松田7:59-8:25(富士急バス¥950)
⇒バス停・中川橋9:20

《帰路》
バス停・中川温泉14:54(富士急バス¥570)
⇒JR谷峨駅15:25-15:54(JR御殿場線¥190)
⇒松田16:19-16:25(小田急¥610)
⇒成城学園17:30

《歩程》
バス停・中川橋9:40~戸沢ノ頭(遠見山)11:40(昼食)-12:10
~大杉山12:50~馬草山14:10~バス停・中川温泉14:50

行動時間 5時間 6.2キロ
地形図2.5万 中川

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ダンコウバイ

ミツマタが次々に現れる

アケビの花(赤は雌花、白は雄花)


富士山を望む

戸沢ノ頭(遠見山)

大杉山
大杉山の北端から石棚山を望む

ミツバツツジ


馬草山頂上に咲くミツマタ

道迷いもなく無事、中川温泉に下山する

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