先日、「E233-3000 アーノルドカプラーに交換 - TOMIX」の記事に関して貴重なコメントを頂きましたので、それを参考に再びカプラー交換に挑んでみました。
TNカプラーにスペーサーを取り付け、スプリングが暴れないようカプラー端部(下図赤丸参照)を少しニッパで切断したものを用意し、カプラーポケットに組み込んでみました。
TNカプラーの端部を切断したTNカプラー(右下)
しかし、それでもやはりスペーサーを取り付けたTNカプラーを、下図の赤枠内に組み込むことができず、とうとう諦めてしまいました。
E233-3000のカプラーポケット
やはりダメかと力無く下を向きそうになったとき、勝利へと、ただひたすらに勝利へと走り続けたいという熱い情熱・魂が、再び顔を上げる力を注いでくれました。
「そうだ!枠内に入るようにすればいいのだ」
枠内に収めるためには、ぶつかっている部分がなければ良い、と考え、ポケットにぶつかるカプラー端部の両翼を、恒例のニッパでいつものように適当に切断してみました。スペーサーがあれば、構造上外れたり、ぶれたりしないはずです。早速、加工したTNカプラー(以下、加工カプラーと略)をカプラーポケットに入れてみたところ、きちんと組み込むことができました。
カプラー端部を切断する前のTNカプラー(左)と切断した加工カプラー(右)
カプラーポケットに収まった加工カプラー
スペーサーの分だけ、加工カプラーの方が短くなっているはずです。加工していない状態のTNカプラーと比較してみました。左側が加工カプラー、右側がTNカプラーです。また、加工カプラーで連結した様子も併せて示します。
加工カプラー TNカプラー
直線における加工カプラー(上)とTNカプラー(下)との連結間隔
明らかに連結間隔が狭まっています。しかし、ここで一つ大きな問題が持ち上がりました。曲線区間では車体がぶつかってしまう可能性があるのです。下図の通り、TNカプラーよりも通過曲線が制限されることが判明しました。
曲線における加工カプラー(上)とTNカプラー(下)との連結間隔
急ぎ、レイアウトの準備をし、弊社で最小半径のC243カーブレール上に配置してみました。
左が加工カプラー、右がTNカプラーです。ご覧の通り、C243カーブでは車体がぶつかってしまいます。
加工カプラー TNカプラー
折角のアイデアも、ここまでかと、力無く下を向きそうになったとき・・・(以下、同文)。
「そうだ!ぶつからないようにすればいいのだ」
加工カプラーとTNカプラーを連結させれば、多少連結間隔が開きますが、ぶつからない可能性があります。早速連結させてみました。すると、下図の通り、微妙ですが、弊社線内ではぶつかることはありませんでした。
加工カプラーとTNカプラーとの連結間隔
E233-3000は、きちんと号車番号まで貼り付け、ある意味固定編成で運用しています。そこで、車両の片方を加工カプラー、もう片方をTNカプラーにして、常に加工カプラーとTNカプラーを連結させるようすれば、連結間隔を狭めることができることになります。
方針が決まりました。しかし、どうやらここで前半終了のようです。
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