路線変更に伴い、これまであまり使用していなかった外周環状線区間にも頻繁に車両が走るようになりました。ところがKATOEF64-37号機だけが、旧外周環状線の同じ場所で立ち往生する不具合が生じました。
登坂区間にあるカーブレールのジョイント部のところで、必ず通電不良が発生し、モータが止まります。赤矢印のところを指で押すと再び走り出します。当初、線路の構造上の問題と考え、カントを付けたり、勾配を変えるなど色々と調整してみたのですが、問題解決には至りませんでした。しかし、調整しなくても他の車両は難なく通過するため、EF64-37号機固有の現象と考えました。
立ち往生しているEF64-37号機 矢印方向に指で押すとリスタートする
ゆっくり何度か走らせながら、止まる現象を確認したところ、どうやらレールジョイント付近に中間台車が差し掛かると停止することがわかりました。そこで、EF64-37号機下回りを確認したところ、前後の動力台車と比較して中間台車の位置がやや下がり気味になっていることに気が付きました。
動力台車と中間台車の位置関係
中間台車にはそれを支持するためのスプリングが入っているのですが、これが強いため下がり気味になるのではないかと思い、試しに取り外してみました。
中間台車のスプリング 中間台車をバラしたところ
取り出したスプリング グラグラな中間台車
スプリングを外したら、今度は中間台車がグラグラになってしまいました。かなり不安だったのですが、早速レイアウトを試走させてみました。すると、これまで通電不良を起こしていた区間も無事通過するようになりました。その後、客車などを牽引させてみましたが、弊社線では特に問題なく走行しています。
スプリングを抜いた状態で通過中
通電不良の場所は、ジョイントがある関係や橋桁の設置などで微妙に勾配が変化しています。ここを通過する際に、中間台車のスプリングが強く、勾配も変わるため、前側の動力台車が線路から微かに浮いてしまい、通電不良になってしまったのかもしれません。
また、これ以外にも、線路上にいくつかTOMIX踏板型方向指示LEDを設置しているのですが、ある特定のLED上でEF64-37号機が時々止まってしまうことがありました。これも色々と試してみたのですが未解決のままでした。
ところが、スプリングを外してからこの現象も今のところ発生していません。もしかすると下がり気味だった中間台車が踏板型方向指示LED上で「引っかかって」いたのかもしれません。
中間台車のスプリングがないと、車両等にどう影響するのかちょっと不安ですが、しばらくこの状態で走らせてみます。
実は立ち往生中のEF64-37号機
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