駅前にものすごい人だかりができててびっくりした。
それが牛丼屋に並ぶ行列と知って二度びっくり。
雨降りの中、みんな淡々とたたずみ、ゆっくりゆっくりと入り口に近づいてく。
そんな状況でも、誰もがほくほく笑顔だ。
人々はそんなにも牛丼に飢えてたのか、と、食べ物のために行列などしたことのない師範には少々奇異に映る。
この牛丼屋さんは、一度意図的に味を落としたおかげで経営を破綻させたという過去を持つため、以降は決して味に妥協をしないと腹をくくったえらい会社だ。
そしてアメリカ産牛肉の輸入に快さいを叫び、満を持して牛丼の販売を再開したわけ。
だけど味のほうには納得がいっても、安全性への配慮はどうなんだろ・・・?
脳がスカスカのスポンジ状になるあの病気の危険性は忘れ去られた?
機能とかっこよさばかりを求めてヤバい車をつくり続けた自動車会社を思い出してしまう。
ぼくは、例によってまったく他人への配慮がないあの国が押しつけてくる肉を、まだ食べる気にはならない。
やさしさのないひとがつくった料理を、ぼくはおいしく食べることができない。
これは味覚でなく、自尊心の問題なのだった。
それが牛丼屋に並ぶ行列と知って二度びっくり。
雨降りの中、みんな淡々とたたずみ、ゆっくりゆっくりと入り口に近づいてく。
そんな状況でも、誰もがほくほく笑顔だ。
人々はそんなにも牛丼に飢えてたのか、と、食べ物のために行列などしたことのない師範には少々奇異に映る。
この牛丼屋さんは、一度意図的に味を落としたおかげで経営を破綻させたという過去を持つため、以降は決して味に妥協をしないと腹をくくったえらい会社だ。
そしてアメリカ産牛肉の輸入に快さいを叫び、満を持して牛丼の販売を再開したわけ。
だけど味のほうには納得がいっても、安全性への配慮はどうなんだろ・・・?
脳がスカスカのスポンジ状になるあの病気の危険性は忘れ去られた?
機能とかっこよさばかりを求めてヤバい車をつくり続けた自動車会社を思い出してしまう。
ぼくは、例によってまったく他人への配慮がないあの国が押しつけてくる肉を、まだ食べる気にはならない。
やさしさのないひとがつくった料理を、ぼくはおいしく食べることができない。
これは味覚でなく、自尊心の問題なのだった。