太陽系は天の川銀河(銀河系)の中にあることはよく知られています。
銀河系は数千億個単位の恒星からなる棒渦巻銀河で、
個人的には、こんな姿(↓)に似てるんじゃないかと考えてます。
おおぐま座のM109銀河(長野県大池高原にて2008年撮影)
もし横から眺めたらこんな格好(↓)に相当するとも言われてます。
かみのけ座のNGC4565銀河(富士山富士宮五合目にて2005年撮影)
意外と薄っぺらな円盤状だったりするんですネ。
中心部だけふくらんでいますが、これは「バルジ」と呼ばれています。
太陽は銀河系の渦巻の回転面の中にあることがわかっており、
その上、中心のバルジからは結構離れた「郊外」に位置しているため、
銀河の中心方向を眺めるとNGC4565銀河と類似した姿が見られます。
それはこんなイメージです↓
昇る夏の天の川(山梨県みずがき山自然公園にて2007年撮影)
いわゆる天の川は銀河系を横から見た姿に他ならないのです。
写真右寄りの明るい部分が銀河中心方向にあたる「いて座」で、
いくらかふくらんでいるように見えるのはバルジがあるせいでしょうネ。
残念ながら日本からは銀河中心より北半分しか見えませんが、
南半球ではNGC4565銀河によく似た姿をとらえられるそうです。
いつかはオーストラリア大陸のど真ん中あたりで、
銀河系のパノラマイメージを拝んでみたいものです。