海の日に絡んだ3連休は新月期間と重なり、☆撮り屋としては出掛けずにはいられません。
ということで、金曜日の晩、久々に八ヶ岳高原まで出掛けたのですが、雲が多めだったため、
残念ながら成果無し。翌日は天気予報をよーくチェックし、満を持して新潟方面へ北上。
関越道・水上ICあたりまでは雲だらけでしたが、関越トンネルを抜けると雲はほとんど無く、
目的地の十日町某所に着いたら、天の川が綺麗に見える素晴らしい星空が広がってました。
現地到着後すぐに機材を組み上げ、最初に狙ったのはこの星雲↓
【散光星雲 NGC6820】
ISO1600,総露出時間50分(5分×10コマ加算合成),若干トリミングあり
こぎつね座にあるマイナーな星雲です。淡いので眼視の対象にはなりません。
この星雲中には"Elephant's trunk"(象の鼻)と呼ばれる細長い暗黒帯があって、
上の写真でも中心から左上寄りに辛うじて確認できます。
次に撮ったのはこの星団↓
【球状星団 M55】
ISO800,総露出時間30分(3分×10コマ加算合成),トリミングあり
いて座の東外れにある比較的大きな星団です。星の集中度が低く、写真でも疎らな感じに写ります。
こちらは眼視で十分楽しめる天体で、少し大きめの望遠鏡を使って見ると星が綺麗に分解して
なかなか見応えがあります。日本ではあまり高く昇らないのが玉に瑕かな?
共通撮影データは次のとおり。
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,中型赤道儀使用
これらを撮影した後、いよいよメインターゲットを迎撃したのですが、その話は別記事にまとめます。