七夕の日の未明に、新調した屈折望遠鏡のファーストライトとしてベランダで月の撮影を行いましたが、
広写野の星雲星団等の撮影を主目的に入手した鏡筒なので、11日の夜に☆撮りのためプチ遠征してきました。
で、狙ったのはこの天体のみ。
【はくちょう座の網状星雲】
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,F3.8,ISO1600,
総露出時間48分(4分×12コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,静岡県某所にて
市街光の影響が避けられない場所での撮影でしたが、敢えてノーフィルターで撮ってます。
あまり凝った画像処理はしてませんが、淡い部分までそこそこ描出できた感じ。
望遠鏡接続用のカメラマウント起因とみられる片ボケが写野端で僅かに認められたりしましたが、
中心部はかなりシャープで、さすがは定評のある鏡筒だなぁーって思いました。
鏡筒本来の焦点距離は450mmで、専用レデューサー(短焦点化レンズ)をかませて327mmとなりますが、
☆撮りに限ればカメラメーカーの " サンヨンレンズ " よりパフォーマンスは上のような気がします。
但し、この解像度の画像では目立ちませんが、いわゆる「星割れ」(中心から外れて写った明るい星に楔状の
暗部が発生する)現象が出てしまうのが玉に瑕って感じ。まぁ、明るい屈折光学系には付き物のようなので、
致し方ないところかなぁ・・・
実は来年に明るくなると予想されている彗星が複数あり、その撮影に小型鏡筒があれば機動性が上がり
便利だろうとも思って先行投資的に入手しました。梅雨が明けたらテストの続きを行いたいと考えてます。
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