Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
2/9夜 火星と月が大接近

はくちょう座中心部(2022/08/03)

2022-08-12 00:08:10 | 遠征日誌

先週は勤務先が夏季休業で、月も満ちていない状況だったんで、☆撮り三昧を画策してたんですけどね、
天気が相変わらず不安定な状況で、出掛けたのは唯一晴れる望みがあった8/2の夜のみでした。
出撃先はいつもの伊豆稲取で、早めに現地到着したものの、やっぱり雲が多めで、
マシな空模様になったのは日付が変わって1時間以上経ってからでした。
となると薄明開始まで十分な時間が無く、またしてもカメラレンズによる撮影で我慢です。
で、撮れたのはコレだけでした。


【はくちょう座中心部】
 キヤノンEOS Ra+SAMYANG85mmF1.4 AS IF UMC,F5.6,ISO3200,L41フィルター,
 総露出時間30分(3分×10コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,恒星時追尾

4日前に135mmレンズで撮ったはくちょう座のデネブ~γ星サドル付近の散光星雲群とその南側のエリアを
中望遠レンズで狙って、左下には大きな超新星残骸である網状星雲も写っています。
使ったレンズは、過去の撮影例で恒星の周りにパープルフリンジが出やすいと認識していましたが、
F5.6まで絞ったのが奏功したのか、それがあまり目立たずに済みました。
ただ、ちょっと薄雲の影響があったみたいで、輝星が少し滲んでしまったのが残念。
ちなみに、撮影エリアを星図で確認するとこんな感じ。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

月末にまた新月期がやってくるので、その頃の週末だけ好天になって欲しいものです。



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2 コメント

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Unknown (八海)
2022-08-12 05:39:38
おはようございます。

おーっ落ちていくー(笑)
天体望遠鏡長く覗いていると
宇宙に吸いだされ空間に落ちていきそうに感じます。胎内に戻れるーって嬉しい気分になります。
2000倍のコンデジでも似たようなものが撮れるかと甘いことを…
機材を見ると素人は興味持ったらダメダメと悟りました。
美しい写真を見せて頂きありがとございました。
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Unknown (fornax8)
2022-08-12 10:56:01
八海さん、ご訪問&コメントありがとうございます。

写真で捉えられる赤い星雲が肉眼で見えたら、さぞかし楽しいんでしょうけど、
昼間に見るものがほとんど真っ赤になってしまうかもしれません。
一般的なカメラもヒトの眼に合わせた写りをするように作られているんで、
天体撮影用に仕立てられたものでないと赤いヤツは撮れないんですよねー。
それ以外にも赤道儀なんていうシロモノが必要だったりして、機材が高価になりがちで、
ちょっとハードルが高い道楽かもしれません。

P.S.
ブログをフォローさせていただきました。今後とも宜しくお願いいたします。
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