Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 12/5 細い月と金星が接近

The Little Dumbbell Nebula

2024-11-14 12:25:00 | 遠征日誌

今月前半の某日に近場へ出掛け、こんな天体を撮ったのでした。


【小亜鈴状星雲 M76】
 ZWO ASI585MC+タカハシμ-180+フラットナーレデューサー,F9.8,
 Gain252,総露出時間50分(5分×10フレーム加算コンポジット),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にてオートガイド,
 トリミングあり,山梨県大月市にて

ペルセウス座にある惑星状星雲です。こぎつね座にある亜鈴状星雲
M27を小さくしたような形態に見えることから「小亜鈴状星雲」の
愛称が付いています。小口径望遠鏡での観望に適しているとされる
メシエ天体として76番目に登録されていますが、視直径が2'程度と
小さい上に光度が10等台と暗めであるため、メシエカタログ中では
マイナーな天体の1つかもしれません。

写真撮影で存在確認程度のレベルであれば135~300mmの望遠レンズ
でも捉えられますが、形状までしっかり分かるように撮影するには
なるべく長焦点の光学系を使うのが望ましいので、今回は1760mmの
焦点距離の光学系にセンサーサイズの小さいCMOSカメラを取付けて
クローズアップ撮影しました。結果は露出アンダー気味で淡い部分
がハッキリしない写りになりましたが、中心の明るい部分で青緑色
と赤色の混在した姿はそれなりに写ってくれました。ニックネーム
の「小亜鈴状」というのは、おそらくその明るめのエリアのことを
指しているのではないかと思われます。

拙ブログで単独天体としてこれを取り上げるのは初めてですけど、
過去には偶然この近くにやって来たラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)
撮った際に、彗星の尾と重なった状態で捉えたことがありました。

次に撮る時は、もっと総露出時間を増やさないとダメだなぁ・・・



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