明け方の超低空に見え始めた紫金山・アトラス彗星を富士山五合目にて撮影しました。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)9/26】
キヤノンEOS Ra+SAMYANG135mmF2 ED UMC,F2,ISO1600,L41フィルター,
露出2秒,三脚使用(固定撮影)
空が明るくなっていた上に雲が多い悪条件でしたが、運良く彗星が雲間に入ったところで
何とか撮ることに成功。小さくて分かり難いので、トリミング画像も示しておきます。
しっかり尾を伸ばしている姿が捉えられました。さらに連写した画像を12フレームほど
選んでコンポジットし、等倍トリミングしたのがコレです。
ダストの多い彗星のようで、割と太い尾を棚引かせており、なかなか立派な姿です。
少し前に有名な彗星研究者から、太陽へ接近していく途中で崩壊するだろうとの予測が
出され、ちょっと心配してましたが、今のところ健在のようです。なお、現在の光度は
信頼スジによると約3等と見積もられてます。ちなみに近日点通過日(太陽最接近日)は
明日と計算されており、この調子なら崩壊・消滅は起こりそうにない感じです。
明け方の超低空に見えるのは来週末くらいまでですが、天気が良ければもう1度狙って
みたいところです。本当の見頃は来月中旬に夕方の空へ回ってからになるはずですが、
光度は下がっていく見込みなので、観測するなら早めの時期が望ましいでしょう。
尾もしっかり写っていて
背景の色合いも素敵
富士山五合目ですか
さすがと思いました
勉強になります
いつもありがとうございます。
スマホでは写らないでしょうか。
秋田主張中でホテルは10階で見晴らしが良いのに西向きの部屋だったのが残念です。
肉眼では見えませんでしたが、双眼鏡では確認できました。
『天文年鑑2024』に掲載の予報光度は27日に0.3等となってるので、
その1日前ですと0.5等くらいにはなってたはずですが、
残念ながら下振れしてしまったようです。
それでもたったの2秒露出で尾まで写ったので、
ダストテイルが顕著な彗星という印象です。
彗星は予測のつかない振る舞いをすることがあるので、
今後も追跡したいんですが、天気が思わしくないです。
深夜に出掛けてしまいました。雲が少なければ望遠鏡で狙ったんですけどね。
スマホでは狙いませんでしたが、意外と明るかったので撮れたかもしれません。
ちなみに地平高度が最も高くなる28日でも時刻4:30で2度未満ですから、
視界がかなり開けていないと観望/撮影は厳しい感じです。