昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズの第21弾です。
野辺山高原への初遠征で得られた写真のシリーズもこれが最後です。
流星狙いで4コマ撮ったところで東の空が明るくなるとともに、冬の星座であるオリオン座
が昇ってきていたので、三脚固定のまま短時間露出で地上風景と一緒に狙ったのがコレです。
【昇るオリオン座】
キヤノンEF+FD50mmF1.4 S.S.C.(Ⅱ),サクラカラー400(ASA/ISO400),絞りF1.4,露出30秒,
固定撮影(三脚使用),長野県野辺山高原にて
地上の景色まで入れるため縦構図にしましたが、かなり窮屈な感じになってしまいました。
また、30秒露出では長過ぎたことに加え、絞り開放で撮ったせいもあり星像がちょっと歪に
なったのが残念な感じ。まぁ、遠征記念の1枚にはなったかも?
ちなみに友人は貸した赤道儀に広角レンズ付きのカメラを載せて、こんなのを撮ってました。
【朝焼けとオリオン】
ニコンF+Ai NIKKOR 28mm F2.8,サクラカラー400(ASA/ISO400),絞りF5.6,露出3分,
タカハシ90S赤道儀にて自動ガイド ※撮影地は上と同じ
絞りの値を大きめにした上にモーター駆動により星を追尾して撮影したため、星像が綺麗な
点像になっていて、画質が非常に良かった印象です。また、画角の広いワイドレンズの使用
で構図的に窮屈な感じがありません。地上風景はモーター駆動で流れてしまってますけど、
許容範囲って気もします。いわゆる「星景写真」という言葉など当時は無かったように思い
ますが、地上風景を取り入れた天体写真を撮るなら広角レンズは必須だなぁって感じました。
で、自分のカメラで最後に撮ったショットはコレでした。
【沈むはくちょう座・こと座】
※撮影条件は当記事の1枚目と同じ
はくちょう座とこと座が八ヶ岳に沈もうとしていたところを撮影したのでした。空が白んで
きて天の川はもう薄らとしか写りませんでしたが、星座の形は分かりやすくなりました。
これもイイ記念になった気がします。
ということで、全ショットの撮影に要した時間は2時間ちょっとでした。短かったけど濃密で
充実した時間を過ごすことができたのでした。
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