その後の岩本彗星

2月最終日曜日の☆撮り遠征での釣果の続きです。
天皇誕生日から日付が変わって2/24の夜明け前には、もう一つ彗星を狙ったのでした。

【岩本彗星（C/2020 A2）2/24】
　キヤノンEOS Ra＋タカハシε-180EDC，F2.8，ISO3200，ASTRO LPR Type2フィルター使用，
　総露出時間20分(2分×10コマ,メトカーフコンポジット)，タカハシEM-200Temma2M赤道儀，
　口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド，トリミングあり，静岡県東伊豆町稲取にて

令和初の日本人発見の新彗星となった「岩本彗星」です。明るさのピークは過ぎたと思われますが、
まだ11等台を保っていたようで、2月初旬に撮った時とあまり変わってない感じがします。
かなり北上して、いわゆる「周極星」となっており、一日中沈まない状況になってますが、
今後は日の出前より日没後の方が高度的に観測しやすくなります。
算出された軌道要素を見ると離心率が1を超えているので、もう2度と戻ってこない類の彗星であり、
個人的にはこれが最後の撮影となるかもしれません。