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本番いきま~す! (大腸内視鏡検査日記・5)

2005年09月04日 17時20分03秒 | 日常のあれこれ
(「もあ・もあ・ごっくん (大腸内視鏡検査日記・4)」から続く)

診察台の上に、体の左側を下にして横になります。ふぅ、ようやく横になれたよ。どうせなら横になった状態で注射してほしかった。注射されてから貧血で倒れそうになっていましたが、その貧血も落ち着いてきたので、今になって横になっても効果はありません。

ひざをお腹のほうに曲げてお尻を突き出し、準備OK。このときのために2.7リットルも「ごっくん」してきました。

本番いきま~す!

もうまな板の上の鯉*です。煮るなり焼くなり好きにして (←ハートマークは付きません。念のため)。

以前、胃カメラを飲んだことがありますが、お尻のほうが弾力性に富んでいて融通が利くので、今回の検査は胃カメラよりも楽でしょう。ここまで来ると気分はかなり楽です。

肛門にジェルを塗られ、いよいよ内視鏡が入ります。ぐにゅぐにゅっと変な感じ。以前にも検査で指を入れられたことはありますが、何回検査を受けても、お尻の穴に何か入ってくるのは気持ち悪いです。でもね、この程度なら白濁液をごっくんするよりずっと楽。

画面に大腸の状態が映し出されます。お~、進んでる、進んでる。お腹の中を何かが動いていきます。お腹の中にぐりぐり当たる物を感じますが、内視鏡がどこで何をしているかはっきり分かるほどではありません。腸壁って、圧迫には鈍感なんですね。まあ、圧迫に敏感だったら日常生活で常に圧迫感を感じてなきゃいけないので大変なんですが。

内視鏡はどんどん奥に進みます。ときどき腸壁に黄色いシミのような丸い広がりが見えますが、医師が何も言わないところを見ると異常ではないのでしょう。左のわき腹をぐりぐりした後、おへその上の辺りにぐりぐりを感じるようになります。あ、横行結腸に達したな。

途中で体位を変えますが、診察台の幅が狭いので、寝返りを打つと落ちそう。内視鏡がさらに奥に進む感じがして、小腸のところまで行きました。

見るだけ見たら、後は帰るだけ (遠足かよ)。帰りはあちこち撮影しながら帰っていきます。記念写真みたいなもんだね。ポリープも大腸炎も大腸ガンもなく、医師から「きれいな大腸ですよ」と言われて一安心。

お尻のジェルをふき取っておしまいです。ときどきお腹の中をぐりぐりされましたが、全体としてさほど痛くはありませんでした。途中、腸の動きを止める薬を注射されましたが、留置針 (あらかじめ血管に刺しておく、注射器の先端のような器具) から注射するので、全然痛くありませんでした。今回の検査で一番きつかったのは、留置針を刺すときの注射かな (その後しばらく貧血で気分が悪くなってました)。この記事を書いてる今日は日曜日。検査から5日経ちましたが、まだ腕に注射の跡が残ってます。

でも、何も異常がなくてよかった。便秘と下痢を繰り返すのは数年前からあったけど、ちょっと心配になってたところだったの。

(「大腸内視鏡検査日記・6」に続く)

* 「そじょうのこい」を変換しようとしたら「訴状の恋」って出てきた。男女の情って、もつれると怖いね。



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参考リンク:
大腸内視鏡の挿入方法 (みぃ注: 意外と興味深くて、つい読んでしまいました。)
内視鏡.com …… 医療事故の事例も紹介されています。

(2006年9月4日追加) 本文末のリンク集に「内視鏡.com」のリンクを追加しました。