みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

また走ろう

2011年11月18日 23時07分21秒 | 明日への一歩
20歳頃は、もっと早く治ったのになぁ。

風邪をひいて布団の中でおとなしくしている間、そんなことを考えもしました。

当時は、風邪をひきかけたと思ったら、栄養のあるものを食べて温かくして早寝すれば、翌朝には体調が回復していました。

ところが、今はそこまで簡単に治りません。

気づかないところで、体は少しずつ確実に衰えていくようです。

かつての爆発的なエネルギーもなくなってしまいました。

20歳くらいまでは、毎日毎日、自分自身が進歩した手ごたえを感じていました。何かに取りつかれたように全速力で走り続け、次々といろいろなことを学んでいきました。突進というのがふさわしい状態でした。

その後は、惰性で進んできた気がします。新しい分野をまったく開拓しなかったわけではありませんが、開拓のペースは学生の頃よりずっと遅く、範囲も狭く、以前と比べれば何もしていないに等しい状態です。春に通い始めたレッスンも、学生の頃なら、今の3倍も5倍もの量をこなしていたはずです。

ただし、以前よりも要領はよくなっています。

例えば、学生の頃は、外国語を勉強しているときに、過去に何度も辞書を引いた記憶があるのに頭に入っていない語句に遭遇したり、モデルリーディングを何度聞き返してもフレーズを聞き取れなかったりするたびに自分の力のなさに嫌気が差したものですが、今はそんなこともありません。ちょっとした要領さえつかめば簡単にできるようになると分かっているので、嫌気が差す前に練習を中断し、また思い出したときに再開します。学生の頃より肩の力が抜け、気楽に、効率的に取り組めています。

要領さえつかめば簡単だと悟ったのも、もがき苦しんだ経験があってのこと。人生は全部つながっていました。爆発的なエネルギーはなくなりましたが、失ってばかりでもないようです。

また走ろう。

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