昨日の記事に関連して、現代人に必須のスキルについて触れておきます。
今の時代は、自分が進む道を自分で自由に選べます。
しかし、選べるがために、かえって迷う人が多いようです。
私が4月から通い始めたスクールでは、ある受講生が、スクールに入ったものの早くも自信をなくして受講をやめようとしていました。行きつけの美容院には、美容学校に通いながらも、将来への不安から美容師への道をあきらめようとしていた子もいました。
現代人は、選択肢が多いために、かえって選択しきれないことがあるようです。
かつて、人生の選択肢は限られていました。
原始時代には、獣を追い、魚を捕り、木の実や貝を拾う以外に生活の手段はありませんでした。
中世に入っても、多くの人は親の世代からの農業をそのまま引き継いだり、奉公に出されたり職人に弟子入りさせられたりしました。自分で道を選ぶのではなく、ほかに選択肢がないままに道を進むことが多かったはずです。
ほかに選択肢がなかったため、それを極めるしかありませんでした。結果として、わき目をふらずに一直線に道を進み、十分な技能を身につけることになりました。
対して、現代では、自分が進む道を自由に選ぶことができます。
道を自由に選べる現代と、選べなかった中世。
どちらが幸福でどちらが不幸という話ではありません。
自由を得た現代人は、自由を上手に使う能力も要求されているということです。
人は、生まれる時代や地域を選ぶことができません。誰もこの時代のこの地域に生まれようと意図して生まれてきているわけではないでしょう。
生まれる時代を選べない以上、生まれた時代に適応する必要があります。
時代に応じて、その時代を生き抜く知恵というものがあります。
現代という時代に生まれて自由を手にしたのであれば、その自由を上手に使うスキルも身につけなければなりません。自由は、強大な力を秘めています。上手に使わなければ、その力に振り回されてしまいます。
しかし、自由の使い方は誰も教えてくれません。
親が教えてくれるわけでもなければ、学校でも教えてくれません。
当然です。
今20歳前後の人たちの親は、50歳前後です。その親たちが社会に出た時期は、今から30年ほど前のこと、つまり1980年頃です。この頃は、まだ経済は右肩上がりに成長し続けると信じられており、学校を卒業したら会社に就職してその会社で一生を終えるという考え方が幅を利かせていました。今の親たちは、自由をどう使うかを考えなくても生きることができたのです。そのような世代に育てられた子供たちは、当然のことながら、自由の使い方を教わっていません。親の側も、自由の使い方を教えなければならないなどとは全然考えていなかったはずです (だから、偏差値の高い高校・大学に入学して高い成績をおさめ、大企業に就職するのがよいという人生観が出てくるのです)。
今の若い人たちは、自由の使い方を自力で模索し、会得しなければなりません。
自分で学ばなければならないのです。
なぜって?
自由な世の中だから!
今の時代は、自分が進む道を自分で自由に選べます。
しかし、選べるがために、かえって迷う人が多いようです。
私が4月から通い始めたスクールでは、ある受講生が、スクールに入ったものの早くも自信をなくして受講をやめようとしていました。行きつけの美容院には、美容学校に通いながらも、将来への不安から美容師への道をあきらめようとしていた子もいました。
現代人は、選択肢が多いために、かえって選択しきれないことがあるようです。
かつて、人生の選択肢は限られていました。
原始時代には、獣を追い、魚を捕り、木の実や貝を拾う以外に生活の手段はありませんでした。
中世に入っても、多くの人は親の世代からの農業をそのまま引き継いだり、奉公に出されたり職人に弟子入りさせられたりしました。自分で道を選ぶのではなく、ほかに選択肢がないままに道を進むことが多かったはずです。
ほかに選択肢がなかったため、それを極めるしかありませんでした。結果として、わき目をふらずに一直線に道を進み、十分な技能を身につけることになりました。
対して、現代では、自分が進む道を自由に選ぶことができます。
道を自由に選べる現代と、選べなかった中世。
どちらが幸福でどちらが不幸という話ではありません。
自由を得た現代人は、自由を上手に使う能力も要求されているということです。
人は、生まれる時代や地域を選ぶことができません。誰もこの時代のこの地域に生まれようと意図して生まれてきているわけではないでしょう。
生まれる時代を選べない以上、生まれた時代に適応する必要があります。
時代に応じて、その時代を生き抜く知恵というものがあります。
現代という時代に生まれて自由を手にしたのであれば、その自由を上手に使うスキルも身につけなければなりません。自由は、強大な力を秘めています。上手に使わなければ、その力に振り回されてしまいます。
しかし、自由の使い方は誰も教えてくれません。
親が教えてくれるわけでもなければ、学校でも教えてくれません。
当然です。
今20歳前後の人たちの親は、50歳前後です。その親たちが社会に出た時期は、今から30年ほど前のこと、つまり1980年頃です。この頃は、まだ経済は右肩上がりに成長し続けると信じられており、学校を卒業したら会社に就職してその会社で一生を終えるという考え方が幅を利かせていました。今の親たちは、自由をどう使うかを考えなくても生きることができたのです。そのような世代に育てられた子供たちは、当然のことながら、自由の使い方を教わっていません。親の側も、自由の使い方を教えなければならないなどとは全然考えていなかったはずです (だから、偏差値の高い高校・大学に入学して高い成績をおさめ、大企業に就職するのがよいという人生観が出てくるのです)。
今の若い人たちは、自由の使い方を自力で模索し、会得しなければなりません。
自分で学ばなければならないのです。
なぜって?
自由な世の中だから!