みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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2007年を振り返る (前編)

2007年12月31日 06時03分23秒 | 日常のあれこれ
statn018.jpg: 三河鳥羽駅の踏切
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/640s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

いつの間にか大みそかになっていました。今年も仕事を抱えたままの年越しです。いつも通りの生活をしながら年を越すせいか、今ひとつ年越しの実感がわきません。

それでも、一応は今年の写真を振り返っておきましょう。この1年間何を撮ってきたか、どんな傾向の写真を撮るようになったかを見つめることで、今の自分を位置づけることができるでしょう。

今年1年間に撮った写真の中から、撮影の傾向を見て取れるものを18枚選びました。あまり枚数が多くても節操がありませんし、かと言って枚数が少なすぎると撮影の傾向が分かりません。ということで18枚。6枚ずつ3回の記事 (前編・中編・後編) に分けて見ていきます。

1枚目はローカル線の踏切。この写真を見直してみて、私が撮る写真は画面内の要素が多いことに気づきました。この写真の中にも、黄色と黒の遮断機、赤い非常ボタンの案内板、50と書かれた鉄道標識、立ち並ぶコンクリート柱、手前から奥にまっすぐに伸びる線路、駅のホームなどが見えます。

私の撮る写真は、このように多要素の写真が多いです。ところが、プロもアマチュアも、カメラマンがインターネットで公開している写真の多くは、画面内の要素がすごく少ないのです。

多要素の写真は反主流のようですが、これが私のスタイル。撮りたくて仕方がない衝動に駆られて直感任せで撮ると、往々にしてこのような多要素の写真になります。私の脳は多要素が好きなのかも知れません。インスピレーションなんだから、主題とか作画意図とか、そんなの関係ねぇ*

*そんなの関係ねぇ …… 2007年の流行語らしいですが、私の周辺では全然耳にしません。

port0026.jpg: 底引き網
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/2000s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

今年もあちこちに出かけました。普段と違う場所に出かけると、感性が刺激されるのが分かります。観光写真に興味がなくなっても旅行をやめないのは、違う環境でテンションが上がるのが気持ちいいから。

感性が刺激を受けると、何気ないものも面白く見えてきます。

plant010.jpg: カラシ (?) の花と桃渓橋 (ももたにばし)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=13, SS=1/160s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm), Rotated clockwise

長崎でも、特に長崎らしくもない写真を何枚も撮っています。

この写真は作画しています。黄色い花を画面中央から下に配置して、ジグザグの動線で不動堂へとつなげました。その上で、中間的な距離にある花にピントを合わせ、手前の花と奥の不動堂をぼかすことで、花を浮き立たせました。日常の雑景っぽく撮れたでしょうか。

ここまで綿密に作画するなんて、私にしては珍しいことです。撮影中にこんなことも考えるようになったんだなぁ。

window02.jpg: カピタン部屋の客間前室から通りを見下ろす
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/250s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

のぞき見風。相変わらず広角で遠近感を強調するのが好きだねぇ。

ひらめきに従って撮った写真ですが、こんな構図もありだと思いました。このような経験が蓄積されて構図のバリエーションが増えていくのでしょう。

architecture075.jpg: しまばら湧水館の一室
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=3.5, SS=1/50s), +0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-2), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

撮影するときには直感を大事にしていますが、いつもいつも直感だけに頼っているわけではありません。画面に収める被写体の範囲、被写体を収める位置、画面の傾きも考えています。

jinja007.jpg: 日牟禮八幡宮の灯ろうと提灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/100s), ISO200, WB=Sunny (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

これも比較的要素が多いように感じます。要素が多い写真は写真界ではあまり好まれないようですが、私のスタンスとして今後も大切にしていきます。

(中編に続く)


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