蔵出し企画: おもちゃ箱の奥
2005年1月22日の記事は → 「翻訳ダメ出し」
【みぃのつぶやき】 今回の蔵出し企画はそれなりにまとまった内容なので、記事として独立させます。1年前の記事の後日談です。
この記事に至るまでの流れについて説明しておきます。きっかけは、土に戻すと花が咲く携帯電話の記事を私が見つけて個人的に翻訳したことです。その後、翻訳の師匠からダメ出しが来て、湯船の中で改訳しました。
最初に、原文と私の訳文を示します。訳文は改訳後のものです。
この後、師匠からさらにダメ出しの続編がありまして……
ダメ出しのうち、「……しているのだ、と思いたい」という部分はfeelのニュアンスです。
確かにfeelはそういう意味をかもし出しています。う~ん、やっぱりそこまで訳出するべきかなぁ? そこまで言っちゃうと、開発側と消費者の間に亀裂が走りそう。私としてはニュースリリースらしく淡々とした訳文にしたいところですが、でも私の訳文ではfeelのニュアンスが出ないわけですよね。翻訳ってバランスが難しい。うむむむ……、と悩みつつも、やっぱり翻訳が好きな私でありました。
2005年1月22日の記事は → 「翻訳ダメ出し」
【みぃのつぶやき】 今回の蔵出し企画はそれなりにまとまった内容なので、記事として独立させます。1年前の記事の後日談です。
この記事に至るまでの流れについて説明しておきます。きっかけは、土に戻すと花が咲く携帯電話の記事を私が見つけて個人的に翻訳したことです。その後、翻訳の師匠からダメ出しが来て、湯船の中で改訳しました。
最初に、原文と私の訳文を示します。訳文は改訳後のものです。
原文:
However there is increasing pressure on all manufacturers by policy makers to find ways of recycling discarded goods, and also pressure from some customers who want to feel they are making an environmentally sensitive purchase.
みぃ訳:
しかし、政策側は各メーカーに対し、廃棄される製品のリサイクル方法を考案するように求める圧力を強めており、環境に配慮した購買行動を起こそうとする一部の消費者からの声も高まっている。
この後、師匠からさらにダメ出しの続編がありまして……
確かに訳しにくいところだよね。「一部の消費者からの声も高まっている」という表現はいいと思います。
でもね、私の解釈はちょっと違うんだよね。
「自分が環境に優しい買い物をしているのだ、と思いたい一部の消費者…」なのです。
つまり、「自分がケータイを買うことで地球のゴミを増やしてるとは思いたくない人たちが、このケータイも土に戻ったりしたら地球に優しくていいのに、と思って、メーカーにそういう方法はないのか、再利用できないのか、って詰め寄ってる」ような感じがします。
ダメ出しのうち、「……しているのだ、と思いたい」という部分はfeelのニュアンスです。
確かにfeelはそういう意味をかもし出しています。う~ん、やっぱりそこまで訳出するべきかなぁ? そこまで言っちゃうと、開発側と消費者の間に亀裂が走りそう。私としてはニュースリリースらしく淡々とした訳文にしたいところですが、でも私の訳文ではfeelのニュアンスが出ないわけですよね。翻訳ってバランスが難しい。うむむむ……、と悩みつつも、やっぱり翻訳が好きな私でありました。