みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

葉陰でかくれんぼ

2006年04月25日 23時36分22秒 | 草木をめでる
sakra066.jpg: 葉に浮かぶ波形の影
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/80s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

葉っぱの裏に、魚のうろこのような影が浮かび上がっています。

この影の主は?

sakra067.jpg: 花がかくれんぼ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/60s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

葉陰で花がかくれんぼ。薄桃色の小さな子供たちが葉陰から大勢顔をのぞかせ、好奇心いっぱいのまなざしを向けています。

sakra068.jpg: 牡丹桜 (ぼたんざくら) の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/60s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

隠れていたのは八重桜の花でした。この花は牡丹桜 (ぼたんざくら)。花びらは優しい薄桃色。付け根あたりが、イチジクのように柔らかい赤味を帯びています。その赤を筆でひとはけした線が、花びらの真ん中を通ってやがて消えていきます。

都会の喧騒までも包み込むような色。人間には作り出せない。



今年の桜を集めた目次は → こちら


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年4月25日の記事は → 「ガーコもIT

【みぃのつぶやき】 USBメモリの値段も下がってきました。5年前に奮発して256MBのUSBメモリを買ったのに、同じくらいの値段で1GBのメモリを買えます。パソコン関連用品は急激に値下がりするので、必要最小限だけ買うのがよさそう。

※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

綿毛の結晶

2006年04月24日 21時56分02秒 | 草木をめでる
plant000.jpg: タンポポの綿毛
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/25s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

桜の木の陰にひっそりとたたずんでいたタンポポが、丸い綿毛をつけていました。

白い綿毛が結晶を織りなしています。1本1本の綿毛が凛とした直線を描いて幾何学模様を作り出します。

そんな幾何学的な結晶になっても綿毛は綿毛。水晶より柔らかくて、ふんわり温かい。硬軟織り交ぜた姿に、自然の厳しさと優しさが垣間見えます。

桜の花を撮りに公園に来ましたが、このタンポポの写真が一番気に入りました。曇り空だからこそ、落ち着いた雰囲気の写真に仕上がったと思います。

この写真は、ぜひ画面いっぱいに拡大してご覧ください。

拡大画像はこちら

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拡大版は今月いっぱい公開します。




蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年4月24日の記事は → 「ガーコ衣替え

【みぃのつぶやき】 近所にも鯉のぼりが立っています。鯉のぼりとくれば菖蒲 (しょうぶ)。この時期は藤の花も開いて、紫が増えます。

※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

緑色をした桜の花・3

2006年04月23日 19時16分22秒 | 草木をめでる
sakra061.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/160s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

左手奥にピンク色の影が見えます。

sakra062.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=22.0, SS=1/15s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

ピンク色の影は八重桜でした。オレンジ色の夕日の中で、緑の花とピンクの花が共演しています。

せっかく寄れる広角レンズを買ったのですから寄ってみたいところですが、この日は風が強く、なかなか思い通りに撮影できません。

sakra063.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual Exposure (F=22.0, SS=1/13s), ISO200, WB=Cloudy (+1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

2日後に再挑戦。風は弱く、花の揺れは少ないものの、あいにくの曇り空。人間の勝手な都合に合わせて条件が整うことはないようです。曇りの日は色に鮮やかさが出ませんが、代わりに明暗差の少ない柔らかい絵になります。曇りには曇りのよさもあるということね。

sakra064.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual Exposure (F=22.0, SS=1/13s), ISO200, WB=Cloudy (+1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

よいしょっ、と緑色の花の上からピンクの花をのぞき見。右手奥に、薄桃色の桜も見えます。

sakra065.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual Exposure (F=22.0, SS=1/13s), ISO200, WB=Cloudy (+1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

緑の花の間からピンクの花をのぞき見。

曇り空で写りがいまいちですが、SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macroではこんな広角マクロを楽しめます。

緑色の花を咲かせる桜について


今回は浅黄を撮ってきましたが、緑色の花をつける桜には、他に御衣黄 (ぎょいこう) や鬱金 (うこん) もあるようです。「緑色をした桜の花・1」の記事にかずさんから御衣黄と鬱金の見分け方について疑問が寄せられたので、違いについて調べてみました。

検索してみると、緑色の桜の花はいくつかのブログで紹介されていました。特に、浜松フラワーパークでは御衣黄も鬱金も栽培されており、違いを見比べることができるようです。
光と風と: 「御衣黄」と「鬱金」 …… 御衣黄、鬱金、浅黄の写真を見比べることができます。
cogito,ergo sum: 緑の桜

いずれのブログでも、浜松フラワーパークの説明書きからの引用として以下のように説明されています。
  • 御衣黄の花弁には黄色地に緑色の線条があり、花の盛りには中央下部に赤色の線が入る。
  • 鬱金は御衣黄に似ているが、色が単一で緑色の濃淡が少なく赤い条線も入らない。
  • 鬱金よりも緑色の淡い一品を特に亜品種「浅黄」と名付けた。


先ほど紹介した2件のブログに掲載されている御衣黄と比べると、私が撮ってきた花は緑色が淡く、花びらも丸みを帯びていますが、赤い筋も見えます (今回の記事で広角マクロとして紹介した写真をご覧ください)。

もうひとつ、JANJANの記事も。
JANJAN: 御衣黄 (ぎょいこう) 桜は京そだち 浅葱桜 (あさぎざくら) って?

調べてみたら、今回撮影したのは御衣黄の特徴も備えた淡い緑色の花という結論に達し、ますます混乱してしまいました。素人の私には、御衣黄、鬱金、浅黄の区別がつきません。撮影した木に掛けられていた札に従って浅黄と紹介していますが、木によって多少の違いがあるのかもしれません。



今年の桜を集めた目次は → こちら

(4月23日加筆) 「緑色の花を咲かせる桜について」を加筆しました。


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年4月23日の記事は → 「クリームチーズパイ

【みぃのつぶやき】 最近は、撮影から帰ってきてもお腹が空かないことがあります。あちこち歩いたり立ちっぱなしだったりしているはずなのに、お腹が空きません。また食べる量が減りました。このまま何も食べずに生きていけると楽だなぁ。

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緑色をした桜の花・2

2006年04月22日 22時35分23秒 | 草木をめでる
sakra058.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/320s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=40mm (35mm-equivalent: 60mm)

引き続きサトザクラ「浅黄」の花です。桜の花なのにピンク色じゃない、葉っぱじゃなくて花なのに緑色。そんな姿が珍しくて、つい長居してしまいます。

風が強いものの日差しに恵まれ、柔らかい輝きを見せてくれました。

sakra059.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/320s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

花は、枝に沿うように付いています。

葉っぱは少し表が赤みを帯びていて、いかにも八重桜という感じ。

sakra060.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/200s), 0.0EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

やっぱり私は接写すべきでしょう。ギリギリまで寄ってみました。一番外側の花びらが赤みを帯びているほかに、花びらの付け根あたりも赤みを帯びているのが分かります。

左手奥にピンク色の影が見えます。ピンクの影の正体は?



今年の桜を集めた目次は → こちら

撮影ノート


何事もなかったかのようにさくさく紹介していますが、この日は風が強かったので、ごくまれに風が止む瞬間を狙って撮ってきました。風が止んでも枝の揺れが収まるまでには時間がかかります。数秒間の凪 (なぎ) を狙って連写しました。風が強い日の接写は「忍」の一字。このアングルで1時間ほど粘っていました。あんたも好きねぇ、と自分であきれてます。シャッターチャンスを狙って長い間粘れたのも、カメラを持った人が他にいなかったからこそ。


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年4月22日の記事は → 「カレーパン・5

【みぃのつぶやき】 この前、またカレーパンを買ってきました。ここしばらく桜の写真を紹介してばかりで、探し集めた豆乳やカレーパンを紹介してないなぁ……。

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緑色をした桜の花・1

2006年04月21日 20時54分49秒 | 草木をめでる
sakra054.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/250s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

八重桜が咲くの季節になりました。カメラを提げて公園に行ってみると、緑色の花が咲いているではありませんか。

近づいてみると紛れもなく桜です。桜の花はピンク色だとばかり思っていましたが、緑色の花が咲く品種もあるんですね。びっくりしました。植物全体から見ても、緑色の花はかなり珍しいのではないでしょうか。

この桜はサトザクラの一種で、「浅黄」という品種だそうです。

sakra055.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/400s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

くしゃくしゃっと縮れた葉っぱがレタスみたい。

風が強いせいか、一眼レフはおろか、コンパクトデジカメさえ構える人はいません。ときおり風が止む瞬間を狙って撮ります。この公園は人が少なくて、撮影には絶好の場所です。

ここの公園に初めて来たのは1週間ほど前のことです。

sakra056.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/80s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (+1), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

その頃に咲いていた花はまだ数えるほどで、つぼみがようやくほころびかけた段階でした。

浅黄のつぼみは、一番外側の花びらが紫色を帯びています。サニーレタスを連想して、つくづくこの花はレタスだなぁ、と。

sakra057.jpg: 緑色の桜の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/100s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

1週間前に咲いてた数少ない花。紫色を帯びているのは外側の花びらだけで、内側は緑と白が入り混じっています。

生まれて初めて緑色の桜の花を見て珍しいと思っていたら、通りがかった人が、緑色の桜の花がテレビで紹介されていたと話していました。知らぬは私ばかりなり。



今年の桜を集めた目次は → こちら


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年4月21日の記事は → 「抹茶豆乳

【みぃのつぶやき】 抹茶って、和菓子だけじゃなくて洋菓子にも合う不思議な存在。こんな抹茶とめぐり会えて、日本人でよかったとつくづく思います。

※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。