日本の法人税！

　阿呆の安倍が煩く言う法人税率ですが、皆さんは実際に大企業がどの程度の法人税を払っているのか、ご存知でしょうか？

　表面に決められている法人税率ではなく、利益に対して実際に払っている税金の率です。　昨年の例を上げれば、トヨタ自動車で税引き前の利益に対して２６％で、日産ですと１６％です。

　極端な企業では、貿易を中心とした三井物産ですと僅か６％ほどの税金しか払っていません。　色々な特典があったり、子会社などに利益を分散させて節税をすると、このような率になります。

　法人税を下げたい連中からすれば、こんな実質税率は知られたくない数字です。　名目の税率を比較して、海外に比べて高いと見せかけるマジックです。

　法人の税収が大きく減少しているのは、これ以外にも原因がありますが、決算上のテクニックを使ってズル賢く税逃れを図っている現状です。

　企業、特に大企業は、社会的な責任と言う意味から言っても、一定の規模が在るなら売上げに応じた税を納めるべきです。　俗に言う、外形標準課税です。　この責任が果たせない企業は社会から退場すべきです。

　そんな事にしたら、多くの企業が日本から出て行ってしまうという意見もありますが、出て行きたければ出て行けば良いのです。　倒産する企業も出ると言いますが、きちんと受け皿を作って健全な企業だけが残れる社会にすべきです。

　一旦は、少々混乱するでしょうが健全な経済に慣れれば、それ程難しい事では無いのです。　日本の経営者が横着な経営で甘えて来たに過ぎません。

　国民も、少しは賢くなるべきです。　下々の目を晦まして、甘い汁を吸うことだけに熱心な経営者ばかりだから、見せ掛けだけを取繕うのに必死です。

　一時が万事で、嘘と偽りを正当化！　これが日本の政治です！！