国民は国の為に何が出来るか考えろと言う、あの言葉？

　如何にも名言のように伝えられている、あのケネディの言葉について、どう思いますか？

　私は、上に立つ者の護ってやっているとの奢りとしか思えません。　国の為に何をしなければ成らないのですか？　子を育てる親ではあるまいし散々、義務を押し付けて、その上に何かをしろなんて図々しいにも程がある。

　国民は国に対して余りにも無力な存在です。　親を選べぬ子供と同じで、国民も生まれ育った偶然で、自分で国を選ぶのは不可能に近いのです。

　只管、無報酬で子を育て、偉大な愛情で持て成しても、親は子に対して、無事に大人に成ってくれれば、それで十分と子に感謝する。

　子に、育てて遣ったからと親孝行を期待するような親にはなりたくない。

　やはり、国が国民に何が出来るかの方が重要である。　税も取らず、義務も押し付けないで国民を守ると言うなら、一理ある。　取りたいだけ税を取って、保険料やＮＨＫの視聴料のような代金、宝くじの収益金を徴収し、裏から手を回して猫ババする国の為には何もする必要は無い。

　上に立つ者が、国民から尊敬され、誰にも後ろ指を刺されない政策、施策を実行していれば、話は別である。

　日本のような、嘘と偽りの政治や経済の社会では国の権威など地に堕ちたも同然だ！

　確かに無知な国民にも落度は在る。　だが、国を率いる立場に居るものは、品格と威厳は失ってはならないのが正道だとは思わないのか？

　ケネディの、あの言葉は民主主義を冒涜する虚言である。　権力を有した者の盲言です。　民主主義を尊く思う者なら決して言わない言葉だと私は思います！