ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

想いも新たに Prat2

2016年04月25日 | 日記
 流木に絡めた”洋ラン”を、配置転換させた事は、先の日記で記した。
 置き場所は、リビングの出窓で、音楽を聴く定位置から、1m程を隔て、目の高さより、少し高い位置である。
 椅子に座り、音楽を聴いていた。
 耳から心地良い楽曲が・・そして、今までにない”香”を感じた。
 臭覚のイメージは、匂いを求めて”鼻”が、お出迎えに行く感覚ではなかろうか?
 しかし”匂い”が襲ってくる感覚・・・!である。 判るかなぁ!
 静かにしていると云う事は、空気が停滞している。
 イメージとして、静かな水面に、小さな小石を投げ入れる。
 投げ入れた場所が、匂いの”震源”洋ランの花であり、波紋が広がる様に、香が私の”鼻”に届いた。
 香りを楽しむ・風流心が有る事・残っている事を感じた瞬間であった。
 そして、先人の・日本人の感性を思った。
 ”欄間”である。
 諸説あるが、私が理解する欄間は「締め切った部屋(人・モノの動きが無い)の、床に飾った「寒蘭」から発する”香(微香)”を部屋に充填(充満)させ、欄間から零れる香りを次の間で、楽しむ為に”隙間=欄間”を設えた」と云うものである。
 理に適った、日本人の感性ではなかろうか!と誇らしく思うのである。
 目を瞑って、欄間から零れる”香”と思えば、我家も御屋敷である。
 
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