小学校(児童117人)で1日、入学式があり、新入生の女子5人全員が振り袖とはかま姿で臨んだとか。男子は9人。
1970年ごろから入学式に着物姿の女子が出始め、今では男子の多くも羽織姿で出席するという。
新年の着物姿は天候に左右される。
天気がよければ、着物姿も増える。
最近、3月の声を聞くと、駅のプラットホームに袴姿を見るようになる。
4月の初め頃には、黒のスーツ姿の新社会人と思しき姿をみる。
夏になると、浴衣姿をよく見かける。
最近の風物となった。
浴衣も、新入生や卒業式の袴姿も、呉服屋さんの、ホクホク顔が目に浮かぶ。
昨年の大震災の時は、卒業式や入学式が延期になったり、中止になった。
呉服屋さんの、ダメージも多かったとのニュースがあった。
経済の活発化に一役買うのは、まあいいことなのかもしれないが、釈然としない。
バレンタインのチョコレート、受験シーズンの恵方巻、卒業、入学のはかま(晴れ着)
中流以下が多いと言われるこの国で、やっぱり豊かさの象徴がもてはやされている気がする。
自分は、中流以上。
「貧しい人は一杯いるけれど、自分は裕福な方」と慰めさせられているのではと思ってしまう。
そういえば、今朝は、変な夢を見た。
職場の机の所から。食べ物が見つかって、首を宣告。
上司の前で、よよと泣く芝居をしていた所で、目を覚ました。
上司の顔は、まるではっきりしていなかった。
けれども、とってもリアルで、落ち着いて対応している自分を、傍で見ている自分。
夢は、願望とか、不安なことがあったりすると、不思議な夢をみるそうな。
不満の現れなのだろうか。
熊谷海亜(のあ)さん(6)は自分で選んだ紫色のはかまをはいて「縄跳びが90回できるようになりたい」。同校出身の母真由美さん(32)は「復旧が続く中、無事に式に出られてうれしい」と話した。同校は震災で校舎1階まで浸水。昨年は入学式を20日間延期し、着物姿は見られなかった。