コロナワクチン3回目接種後、11歳男児が死亡…専門家部会は因果関係「評価できない」
2022/10/07 18:38
(読売新聞)
厚生労働省は7日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を受けた11歳の男児が死亡したと公表した。5〜11歳向けのワクチン接種後の死亡例は2件目で、3回目接種後は初めて。
同日の厚労省の専門家部会で報告された。5〜11歳の3回目接種は、8月末に承認された。男児は9月19日に米ファイザー製の3回目接種を受けたが、翌日から発熱やけいれんなどの症状が表れ、24日に死亡した。死因は急性脳症による敗血症だった。
男児は過去に熱性けいれんを繰り返していたほか、体内から新型コロナとは別のウイルスが検出されていた。そのため専門家部会では、死亡原因を絞り込むことができないとして、接種と死亡の因果関係を「評価できない」と判断。現時点で接種の継続に重大な懸念は認められないとした。