旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

2019.4.22以降、新規の主要な記事は新サイト「fusiminohikaru.net」
で書いています。 

たたずむ仏と海・空・雲がとけあうところ 小浜へ(5)

2013-08-29 21:55:46 | インターネット・パソコン・デジカメ
最終目的地のレインボーラインへ。

 ここへ向かう道は国道162号線なのです。
 京都市内からの周山街道が162号ですが、それがここまでつながり、最終は敦賀まで続きます。

 で、海沿いのこの道がなかなかよい。短いトンネルが連続し、抜けるとそれぞれ小さい海水浴場があったりします。
 若狭地方は原発がとても多いですが、こういう風景を見ているとそのことを忘れます。

 ちなみに私は原発は反対です。

 そして、このあたり、梅林がとても多くて、梅干しなど加工の業者さんも多いです。これは以前に来た時には気がつきませんでした。

 海沿いの道から通行料1000円を払ってレインボーラインに入ります。この前に行ったエンゼルラインは一般道で、しかも、どこかに抜けるわけではなくて、ただ頂上まで行って戻ってくる道でしたが、
レインボーラインは駐車場には売店などもあり、大型バスも来ます。頂上公園までのリフト・ケーブルカーもあったりし、それなりの観光地としての整備がされています。駐車場から頂上公園までのリフト800円はちょっと高いと思ったけど、維持・管理も大変なんでしょう。

 山頂公園からの眺めはほんと素晴らしいです。天気もよかったし。確かに5つある三方五湖も一望できます。
 朝とか夕方もいいのかもしれません。








これ、下からのリフトです。降りる時がなんか怖かったです。ここでも「海・空・雲がとけあう」状態は同じです。


「我こそはカブトムシ教の教祖なり~」。
なぜか山頂公園にはカブトムシを飼育しているところがあったりします。


カップル企画だかなんだか知らないけど、鍵がいっぱいガチャガチャついています。
若い人にはいいかもしれないけど、私的には、これはなんだか・・・状態。

かわらけ投げがあったので、100円払って「煩悩とんでけ~」と思いながら(なんじゃそら)、思い切り投げたら、気持よく木々の中に消えていきました。
なかなか爽快。

ということで、帰路へ。カーナビさんはなぜか途中トンネルから大原へのルートを案内します。距離的にはこの方が近いのかな。

医療と特別支援教育の現状と課題について激論をかわしながら帰ってきたのも面白かったです(雑談ともいう)。

いやー、なかなか印象的で面白い小浜の旅でした。

高野山もよかったですが、小浜もよかった。夏のトリップシリーズ、もうひとつぐらい、どこか行ってみようかと思案中です。

このシリーズ、終わり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たたずむ仏と海・空・雲がとけあうところ 小浜へ(4)

2013-08-29 20:09:55 | インターネット・パソコン・デジカメ

 食事はとりあえずカーナビでは小浜食品加工センターだかなんだかを目的地に入れていたのですが、実際に
行ったのは、そのすぐ近くの若狭フィッシャマンズワーフというところ。

 ここです。

 港からは若狭湾めぐりの観光船が出ていたりします。水産加工品のおみやげとか鮮魚もいっぱい。レストランやお寿司を売っているところもあります。

 で、食べたのか、小鯛、かわはぎ、のどくろの握り寿司。なんと、海老の頭がいっぱい入った味噌汁は無料サービス。

 それがどうだったかというと、これがうまい!。かなりうまい!。のどぐろとか、もう相当にうまい。
 味噌汁も海老の出汁がよく出ていてうまい!。

 値段は観光客相手ですし、地元の本当に安いところと比較すれば高いのかもしれないけど、この中味なら充分にリーズナブル。おすすめです。

 さて、海の方、船が泊まっている方へもちょっと行ってみて、次は三方五湖レインボーラインへ向かいます。

 ところが、実際にまず行ったのがなぜかエンゼルライン。これ、「内外海半島の中央にある久須夜ヶ岳頂上(619m)へ通じる総延長10.5kmのドライブウェイ」。
しかし、なんとなく間違って入ってしまったここがかなりよかったのです。

 まあ、車はほとんど走ってないので、グイグイ走れます。ほんとはもうちょっとクイックに走りたかったところですが、一緒に乗ってる方もおられたので、そこはちょっと控えめで。控えめでなかったってか・・・。

 結局、ここを走ってから三方五湖レインボーラインへということになりました。

 ルートは以下。

 さて、エンゼルラインでの写真です。

 これは途中で道路脇に車をとめてとったもの。あー、そうそう、途中で野猿も出現。




島の周囲に点々と見えているのは、真珠養殖のイカダみたいです。牡蠣かと思ってましたが。


で、頂上付近から、外海の日本海の方を見たところがこれです。
これが、タイトルの「海・空・雲がとけあうところ」ということ。水平線と空と雲、どこが境界なのか見てもよくわからない。
半島、島々と海がおりなす風景も美しかったですが、なぜか、このとけあう水平線の風景がすごく心に響きました。
地元の人からすれば、ごく普通の日常の光景なのかもしれないですが・・・。

人の心の動きというのは面白いものです。私は多分、この景色、その印象は忘れないでしょう。
その人その人で、「あの時のあの感じ方」というのをおぼえている場面というのは色々あるのではないかと思いますが、
私にとってはこれはそういう場面の一つになるような気がします。





ということで、エンゼルラインを下って、次は三方五湖。これで最終です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たたずむ仏と海・空・雲がとけあうところ 小浜へ(3)

2013-08-29 13:02:53 | インターネット・パソコン・デジカメ

 多田寺を出て羽賀寺へ向かいます。車で10分ほどでしょうか。少し海に近い方にあります。

 お寺はこれで最後です。ちょっとめまぐるしいです。

 このお寺には美しい十一面観音菩薩像があります。背が高くてスラッとした印象。十一面観音にはもっと体の柔らかなラインを積極的に表現したものもありますが、ここのものはそうではない。
 また、長く秘仏であったということもあって、当時の彩色が残っているところがあります。唇にも色が少し残っていました。
 じっと見ていると気持ちが落ち着いてくるような仏様てす。


 参道。奥が本堂です。


 檜の表面の皮は「檜皮葺」という屋根の材料に使われます。円明寺でも同じ看板がありました。


 本堂。やはり山のかかりのところにあり、静かに立っているという感じがしました。


 行基が開祖とされています、そういうお寺は多いです。


 ここの十一面観音菩薩様は機会があったらぜひ拝していただきたいと思います。

 しかし、どこのお寺も参拝者はほとんどないような状態で、とても静かです。これは狙いどおり。

 さてと、お食事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7215ファルテック 3740円 100株 売

2013-08-29 09:10:49 | 株式投資・資産運用
 8月9日に3660円で買ったファルテックを売却です。

 普通に考えて、なお、割安感は顕著だと思いますが。まあ、細かく堅くということで。

 なにか久しぶりの売買という気がします。

 これで昨日のおでかけコストをカバー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たたずむ仏と海・空・雲がとけあうところ 小浜へ(2)

2013-08-29 08:48:13 | インターネット・パソコン・デジカメ
 明通寺から次の目的地の多田寺へ向かいます。
 車で10分程度の距離ですが、細い曲がる道を間違えて時間を若干ロス。ちょっと案内がわかりにくかったです。

 サルスベリの咲いている門前の駐車場から奥に進むと多田寺。正面に見えているのが本堂で、屋根は最近修理したとのことで銅板葺きになっていました。
 お寺そのものは小さいです。


 が、ここには天平期の薬師如来、日光・月光菩薩など、多くの仏様がおられます。
 薬師如来様は、形は神護寺のものなどと似ていますが、頬がふくらみ、表情は優しいです。


 ここもお寺の方がお話をしてくださいました。どの寺院もそうだったので、観光協会かどこかからそうするように指導があるのかもしれません。

 ここのおばちゃん、無論、解説はしてくださったのですが、それよりもお寺を維持・管理していくことの大変さなどの、半ば「愚痴」が多くなっていました。
実際、檀家さんは25軒しかないとか。それで大規模な屋根の修理などをすすめるのは実際、大変だったでしょう。後継者の問題もあります。こうした大変さというのは、一部の高名な大寺院を除いては、全国どこでも常態化しているのではないかと思いました。

 昨年訪ねた湖北のお寺などは住職がおらず、地域の住民の方がお寺や仏像を維持・管理されているところもありましたし。

 長く大切にされてきたこうした文化財が将来にわたって引き継がれていけるとよいなと、それには行政、国や地方公共団体の果たす役割も大きいなとあらためて感じました。

 ということで、次の目的地の羽賀寺へ向かいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする