ほんま、ええかげんにせーよ!この主幹事証券 シェアリングテクノロジー
IPOはジェイ・エス・ビーで利益が出てやれやれですが、これを含めても
今年の利益は45万程度と低調です。
昨年は120万程度、一昨年は165万程度の利益でしたが、これと比較しても厳しいですね。
ここから巻き返せるといいのですが・・・。
この不調の原因、一つはSBIのポイント枠当選がない年にあたっていること。
これまで、だいたい250ポイント程度で、そこそこ有望な銘柄が取れており、去年、一昨年
と私自身と家族とで1つずつはこれでそこそこの利益を確保しました。
そのため、今年と来年あたりはポイントを貯める時期になっており、ポイント枠での当選が
期待できません。微妙銘柄にあえて半端なポイントを投入してみるという作戦は、方法としては
ありえますが、これで利益につながるかどうかは不確かな度合いが大きいのでやめておきます。
最近はどうだろう、ポイント枠そのもののボーダーもやや上昇しているような感じもします。
では、資金枠ではどうかというと、これも厳しい。現在、資金集中できる枠は最大で3000万程度です。
配分の株数にもよりますが、この程度であれこれ当選できるということは全くありません。
無論、確率的には資金量が多ければそれだけ当選確率が上昇することは確かなので、浮いている資金
があればSBIに回すというのは戦略的には間違いではないですが。
もう一つ、この不調の原因は、大和証券支店での配分がほとんどないことです。
今年と去年で見ても、主幹事ではなく、そもそもの配分株数があまりにも少ない銘柄以外は、ほとんど
支店での申し込みも行っていますが、配分されたのはコメダ程度で、それ以外の配分は皆無と言っていい状況です。
もちろん、これまでもIPOの中小型株については、配分があることはまれでした。しかし、それにしても、
年に1つや2つは配分があったのですが、ここ2年間については、中小型株の配分は皆無です。
推測ですが、これは、支店内でのIPO公募株の配分の方針が変更になったのではないかと思います。
これはIPO公募を支店としての利益につなげるために、販売手数料や売買手数料を稼げる「優良顧客」に対して
のみ配分する方針を徹底するというようなことです。従来から当然こうしたことは考えられて実行されてきている
とは思いますが、その徹底度が変化した可能性があると見ています。
これは営業担当の努力とか資質とか能力とか、そういう個人的なことではないですね。
大和証券は20年以上前、最初に口座を開設した証券会社で、預かり資産も、時期により差はありますが、
家計全体では5000万を超えていることが多いです。
リログループのIPO一発500万も大和での配分でしたし、中国株関係のIPOでもかなりの利益が出ています。
銀行の劣後債、転換社債、社債等も大和でもらっている場合が多く、家族4口座は私が正規に代理人登録をして管理
しています。NISAもすべて大和です。
そうした意味では経験的には十分で、個人としては預かり資産もそこそこはあるのですが、
日常的な株式等の売買で手数料水準がアホほど高い(安いネット証券と比較して)大和を使うはずはなく、コスト水準
がひどいファンドラップや一般的な投資信託は購入しようという気には全くなりません。
これは経済的な合理性からいえば当然の判断です。しかし、支店にとっては利益をもたらすという意味での「優良顧客」
ではないわけです。
そもそも、大和証券自体が、同じ口座でもネットと支店は別物として扱っていて、手数料体系や各種キャンペーンでも
それぞれ別になっているところがあり、対リテール戦略はいわば股裂き的になっていて軸足が定まっていない感はあります
が、支店については旧来型の営業形態を温存し、それで利益が取れるところは取っていこうということなんでしょう。
それは間違いかといえば、現状、過渡期ではあるけれど間違いではなく、「正しい」選択なのかもしれませんが。
営業くんと話していると、、直接的なバーター云々の話はコンプライアンス的にもしないようにしているのだと思いますが、
「ファンドラップ等の契約があると配分がしやすい」といったコメントは時々出てきます。実際、それはそうなんでしょう。
あえて、ここで経済的合理性を無視して(一方では無視して、もう一方で利益を取ろうということですが)、相手の土俵に
のってみてあげるのも一案です。しかし、これは本筋ではないといえばそうですし、連続して常用するような手段ではあり
ません。
なお、今回のシェアリングテクノロジーは主幹事で100万株以上の配分があります。
これで支店、ネットとも配分がないようであれば、これはいよいよ本格的にメインの支店証券会社を変更することを検討
した方がいいかもしれません。
現状ではIPOでNISA枠を埋めることすら困難になっています。
まずは売買手数料がかからず、場合によってはIPOの配分の可能性もあるSBIあたりに来年はNISA口座を移すこと
から検討するのがよいかもしれませんねー。
大和はダイレクトにして、支店は日興あたりを攻略するというのがいいかもしれません。野村の京都というのはまた優良顧客
が多そうで、なかなか相手にしてもらえる雰囲気はなかったりもしますし・・・。
ということで、とりあえず、個人な向け国債売却代金をJNBに移す振込手続きをしました。