IRセミナー8304あおぞら銀行 プレゼンにも資料にも不満
今日の動きは、
京阪祇園四条駅→高島屋横 モスバーガー→ジュンク堂書店
→野村證券→イノダコーヒー本店→土屋鞄製造所 京都店
です。
モスで昼食。優待券1000円+現金90円。
これはあおぞら銀行のメモ帳。IRセミナーへ行っていると、ボールペンとメモ帳がたまってきます。
堺町通を少しあがると、こんなレトロな風呂屋さんがありました。存在を知らんかったよ。
さらに三条通の手前までいくと、京都では有名なイノダコーヒーの本店。
これが有名なここのマークです。知らんってか・・。京都ではよく知られている(と思います)。
アイスコーヒーとミックスサンド。ちょっと高い・・。
あとこちにお店あり。
こちら土屋鞄店。三条通りの少し北側です。
長財布を見たけど、買わなかった。財布2.4万というのは、私の感覚的には高いです。
でも、ええ感じやったので、次回、買うかも。
で、京阪三条から帰宅。
ということで、蒸し暑い中でしたが、お散歩的にはなかなかよかったのだけど、
肝心のIRセミナーの方が・・・。
あおぞら銀行の話を聞くのは初めてです。
結論から言うと、投資判断的にはニュートラル以上にはなりません。
分散投資の一つとして、金融セクターの中で配当利回りの高い銘柄として、選択したいのであれば
どうぞ・・・、という以上のものではないです。
率直に言って、プレゼンの方法・内容や資料が、私の感覚的にはなってないものでした。
なんでかというと、資料からはどのセクターからどの程度の利益が出ているのかというのがちゃんと
わからないからです。
参考資料の中には、最新の四半期決算のセクター別の粗利益の比率のグラフはありましたが、
2016年度の終わった期全体について、銀行のどの業務、セクターからどれだけの利益が出たかという
のが資料からはわからないし、説明もしないのです。
それじゃ、どこで利益をあげていて、どこを伸ばそうとしているのか、逆にどこに課題があるのか、
そういうことがさっぱりわかりません。
率直に言って、なんのためのIRセミナーか、いったい何をわかってもらおうとしているのか
疑問でした。
対リテールではどうか。あとで質問しましたが、投信とか仕組債などの販売等で、70-80億の粗利益。
これで全体の1割弱は稼いでいるようです。
そういうことをわかるように書いといてほしい、わかんないから。
顧客の中心は50-70代の中高年層だそうで、つまり、ここは、対面型の証券会社と似ていて、丸三証券
の会長さんが投信の残高積み上げを重視したいと言っていたのとかぶります。
まあ、販売手数料も信託報酬も高コストのものでしょう。仕組債も当然そうでしょう。
個人的には、この対面型で高コストの商品を売るビジネスモデルを評価しません。
方向としては、10-20年というスパンで見れば、先細りだと思います。
顧客側の金融リテラシーが高まれば、高コストの商品を選択するのは合理性がなく、率直に言って
「損」だという認識が高まるでしょう。60歳以下の層はネットを使いこなすことには抵抗感がない人が
多いです。
金融法人業務、地銀などにリスクヘッジ的デリバティブ内蔵商品等を売っているとか。
これ、個人の感覚からはよくわかりませんね、ビジネスモデル的にどうかとかは。
普通、個人投資家は、これはわかりませんよ。だったら、わかるように工夫しないと。
事業継承サポートとか企業再生案件とか海外向け貸出、実は比率的にはここらで稼いでいる。
こういうところが特徴で伸ばしていこうとするのであれば、個人投資家でもイメージできるように
工夫をして、このあたりを強調すればいいと思うのですが、詳しくはふれない・・・。
で、強調するのは配当利回りの高さと株価のボラティリティの低さだったりします。
配当の額は会社で決めるけど、配当利回りとかボラティリティは市場が決めることなので、
あまり会社側から時間をとって説明していただくことでもないです。さらっとふれるのはいいですが、
そこがここへの投資の魅力なのか・・・、という感じです。
全体として、成長戦略をちゃんと語れていません。
地銀でもメガバンクでもない、まあ、非常に厳しい時代もあった日債銀を引き継いだ銀行として
の独自性なり特徴なり課題なり、そんなことも十分示せていたとは思いません。
私はプレゼンのねらいというのが見えませんでした。
全体として、安定した(伸びの乏しい)業績と、結果として高い配当利回り、それで今のこの株価という
のが市場の評価ということですね。
プレゼンの方法や資料については、やはり検討、改善の余地が大きいと思いました。
ここのURLでもIRにお知らせしておこうかと思ってサイトをのぞきましたが、
有料の03から始まる電話番号しか掲載されておらず、メールのIRの窓口が不明。ないのかな。