IRセミナー4社(3) タカラバイオ 疑問
疑問その1
「バイオ産業支援事業」の市場規模の拡大
この「試薬」の市場規模
試薬というのは、具体的にはどういうものが中心になるのか。
この分野の特許、独自のノウハウ、参入障壁、世界的な競合企業等
疑問その2
「遺伝子医療事業」
「薬」の市場規模。パイプラインの進捗状況。
ここの「選択と集中」の経営方針の成否。
結局ここのところで、自社でやりきる部分と、開発部分から導出する部分とがあり、
それがどこまで利益、成長につながる可能性があるのか。
一般の薬とは作り方も違い、いきなり大きな売上、利益にはつながりにくいイメージ
もあるが・・・。
といったことが疑問。
最初の方は現時点での一定の確度の高い想定はできそうですが、後者の方はつまりは
会社自身もよくわからないところがあり、評価が難しい。
ここのところを、現時点でわかっていることをまとめ、そこから導き出される合理的な
予想なり独自の判断をしていくというのがアナリストということになるのか。
たとえば、ネット検索をしてみると以下のような内容、記事がでてきます。
「タカラBIOが小動き、岩井コスモ証は「A」・目標株価2000円を継続
タカラバイオ<4974.T>が小動き。岩井コスモ証券では7日付で、投資判断「A」(強気)、
目標株価2000円を継続している。
遺伝子分野やCDMO事業を中心としたバイオ産業支援事業の成長力や19年3月期に、
日本初の遺伝子治療薬として「HF10」の承認取得が期待されていることなどを評価して、
「A」、目標株価2000円を継続するとしている。
これまでの平均的な患者向けにデザインされていた治療を、遺伝子、環境、ライフスタイル
など個々の違いを考慮した予防や治療を確立していくプレシジョン・メディシンへの取り組み
が世界的に加速しており、「医療分野は、成長戦略における重要なテーマであり、遺伝子解析
や治療、再生医療等分野はますます拡大していくだろう」とコメントしている。
また、今年1月、2月に買収した2社とのシナジー発揮による一層の遺伝子分野の強化、国内
CDMO、開発進捗がドライバーとも指摘している。
提供:モーニングスター社」
こちらは楽天証券のコンテンツ。いつのものか、ちょっと古いか。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/8669
まあ、あれこれ、わからんことだらけで、しかも高PER株は好きでもないですが、
遺伝子医療事業の部分は、利益成長という面での可能性も、社会的意義も感じます。
まあ、興味・関心を持続させるという意味で100株買っておいてみるというのもいいかもしれません。
つづく。