遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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水の公園

2019-10-22 02:58:17 | 登山・ハイキング

焼岳がお出迎え

立ち枯れの木も多少残っている

大正池・焼岳ををバックに

大正池に映る穂高連峰

林の中の快適な道

少し前だが、体育の日を挟む3連休のこと。大型台風来襲の前二日間が快晴だと知って、急遽日帰りで上高地に行くことにした。

早起きのせいか、ウイークデイのせいか、沢渡の駐車場は比較的空いていた。が、大正池で降りてみるといっぱいの人。流石に人気観光地である。それでも澄み渡った空気の中大正池と焼岳がお出迎えをしてくれる。

学生時代にあんなにたくさんあった池の中の枯れ木はもう殆ど無く焼岳側の岸近くに数本を残すだけとなった。焼岳は噴煙も見えず静かな佇まいを見せている。

上高地は何度目になるだろうか。何度来ても懐深く抱かれるような安心感のある場所だ。地球のことを水の惑星と誰かが言っていたが、上高地は山と森の公園でもあるが一方水の公園でもある。
以前は山登りの通過点として利用していたが、近年は上高地自体を楽しむようになってきた。それくらい味わい深いところでもある。

ここには池、せせらぎ、川、池塘が豊富に点在しきれいな水が豊富に流れる。


河原の道を少しだけ歩く

西穂高岳・天狗岩

田代池に出た

済んだ水流れる田代池

西穂から奥穂高への稜線

夢の跡

2019-10-20 01:45:36 | 雑感


ロータリー時代の友人が上京の際、あなたの家のあとはこんなになっていますよ、と写真を見せてくれた。

そこには、数寄屋風の我が家と全く正反対の近代的な住宅が建っていた。45年間過ごした住居にはもちろん愛着もあったが、こうなると一層さっぱりとして後腐れがない。

一瞬、45年間の数々の思い出がよぎったが、まあその時々に全力は尽くしていた、ここで色々将来の夢をみていたなあ、と自分を慰めておこう。

こうして時代は刻一刻と進んでいくのだと実感した次第。

おおらかなアメリカ

2019-10-18 03:59:03 | 


原宏一「ダイナマイトツアーズ」祥伝社文庫 H20年刊

たしかこの作家の作品だと思うが、築地の魚河岸を舞台に情報屋が主人公の「やっさん」という著作があったような気がする。この作家の一つの特徴として、ありえない仕事を職業として成り立たせる構成力がある。

この小説もその類で、ぐうたらな生活を送っていた若者二人が、義父の死をきっかけに自立を迫られ、アメリカに逃げて、ビル爆破作業に従事するというのがメイン。最後の日本に舞い戻ってきて、昔いた商店街の爆破を手掛ける云々は、取ってつけたようなもので、それほど説得力はない。

アメリカでの修行生活は、拾ってくれた黒人や大雑把な生活など如何にもありそうである。おおらかなアメリカの国民性が出ているようだ。エンターテイメントとしては、前半から中盤にかけてが面白く、わくわくさせる。

それにしても、作家というのは因果なもので、この作品を書くのにはかなり爆薬や、爆破自体の研究をしたのだろう。お疲れさまです。




魁夷の描いた池

2019-10-16 10:58:31 | 雑感

静かな湖畔

東山魁夷の「緑響く」であまりにも有名な御射鹿池に久しぶりに足を伸ばした。昨年湖畔にバスと自家用車専用の駐車場を整備した。

そのせいもあり、結構人はたくさん立ち寄る。緑の濃さ、水の美しさ、空気の静けさ、など確かに雰囲気を兼ね備えてはいる。駐車場の整備以来、湖畔に降りら得なくなり、画伯のごとく写生する人もいなくなった。

車のCMにも出てきそうな雰囲気だが、きれいな景色と、それを保っておきたいと思う衝動とが微妙なバランスを作っている。大切にしたい池ではある。

秋本番

2019-10-14 00:59:13 | 雑感





いよいよ秋本番を迎える。24節気は寒露、72侯は「菊花開く」この辺りで迎える秋空を菊晴れとも言うそうだ。栗も本番を迎える。

余談だが尖石博物館の学芸員の話では、縄文時代の住民は、住居の移転に際してはどんぐりや、栗の木の移設を先んじて行っていたという。栗はそれほど貴重な植物だったらしい。花粉の考古学から判明してきたことだが、コレが弥生時代に先んじた、食物栽培に繋がらないか研究の余地があるとも言っていた。

そんな栗も小さなイガを見せ、実りの秋を知らせる。蔦葛は他の樹木に先駆け紅葉し始める。こうなると駆け足で秋はやってくる。そろそろストーブの準備がいる頃d

孝行SOS

2019-10-12 06:03:22 | 雑感



体調が本調子でないので、身の回りの作業を遂行するのに不便である。草刈り、下枝払、薪運びなどなんでもないことがどうも疲れやすくて手が出せない。
、唯ここから対応が分かれる。長男はすぐ着替えて作業にかかる。次男は昨日寝てないからと、布団を引いて睡る準備を取る。

駆けつけて来てからの行動にはちょっとだけ差がある。だが駆けつけてくれただけでも本当かいなと思う。
何という孝行息子達だ。本当かいなとなかなか信じられない。しかし現実に山までやってきた。

こんなふうな孝行息子目指して育てた記憶は一切ない。きっと家内のしつけが良かったのだろう。感謝しきりである。それにしてもいい息子達だ。今夜は皆で一杯やろう。

車山やっと

2019-10-10 01:17:13 | 行ってきました

赤岳、阿弥陀などの八ヶ岳のパノラマ

白樺湖と蓼科山

富士山も薄っすらと

ゼブラ山方面

好天に誘われ、霧ヶ峰車山に出かけた。雲が少なく絶好の視界が得られた。白樺湖から立ち上がる八ヶ岳は一大パノラマで迫り、肩には薄っすらと富士山が顔をのぞかせて歓迎してくれた。

駐車場付近で八島湿原譜面に少し足を踏み入れたが、遠くのゼブラ山がくっきりと緑の稜線を見せてきれいだった。反対側の車山レーダー観測所までは指呼の間で誘われ、これくらいなら大丈夫、とばかり緩やかな斜面の道を歩き始めた。

斜度は緩やかだったが、足元はゴロゴロと石が重なり案外歩きにくい。コースタイム40分のところ、一時間かかった。ふうふう行って山頂に到着。体力の衰えを痛感する。

それでも達成感を味わい、山頂でおにぎりの昼食。帰り道元気いっぱいの小学生の集団とすれ違い、まさに元気のおすそ分けを貰った。大それたことでなくても、こうした小さなチャレンジをこれからも続けていけたらと思う。応援よろしく。


車山、八島湿原などへの起点 チャプリン山荘付近

なだらかな車山斜面

レーダー観測所まではもうすぐ
山頂到着

観測所直下で記念撮影

車山神社

デッキでの朝食

2019-10-08 00:34:30 | グルメ

朝日を浴びての朝食

山は何と言っても空気がうまい。水も美味しい。したがってコーヒーも美味だ。蛇口からはいつも冷涼な水が豊富に流れる。窓の外は緑が溢れんばかりに迫る。鳥や虫の声が賑やかである。

これくらいの気温であれば、まだデッキでの朝食は快適だ。水の美味しさもあるが、もちろん原動力は、作る家内の料理力である。

その他夜は静か、星もきれい、月も明るい。自然に抱かれている実感を味わう。もう一つの楽しみはお風呂である。ここの風呂はサウナ付きでもあるが、それを除いても、開放部分が2方向、ジェットバス付きで快適だ。東京のマンションの中の閉鎖的な空間から開放され、思い切り緑の中に放り出されたような窓を眺めながら、入る風呂は最高だ。

さあ、今日も朝日を浴びながら美味しい朝食をいただこう

遠方からの友

2019-10-07 11:05:38 | 友人・知人


ロータリー時代の刈谷の友人が訪ねてきてくれた。よく気のつく苦労人で、しかもご夫婦での来訪である。新宿の飲茶の店でお会いすることにした。

何といってテーマがあるわけではないが、近況、刈谷の状況、友人知人の近況など話は尽きない。

しかも彼は万一話が途切れては、と考え、最近行った熊本の田原坂西南戦争の資料や、我が家の跡地の整備写真まで用意してくれていた。心遣いに頭が下がる思いである。持つべきものは友だ。

楽しい時間はまたたく間に過ぎ、再会を期して別れた。「友遠方より来る。また愉しからずや」の心情ぴったりである。

路傍の一輪

2019-10-06 01:30:59 | 雑感


朝の散歩道の傍らに、彼岸花が3輪咲いていた。フェイスブックなどで、大量の群落がアップされているが、こちらはほそぼそと3輪のみ。

曼珠沙華ともいわれるこの花は、色が毒毒しくてあんまり好感が持てないが、根にも毒を持っていると聞いたことがある。

こうして数少なくひっそりとアスファルトの切れ目から顔を出していると、大群落で真っ赤に空間を染めるイメージとは違い、印象的である。