ロータリークラブの今年度最終例会で、同好会のメンバーによるジャズの演奏があった。バンドを結成して5年目である。結成当時より数段にうまくなった。
徐々にメンバーが増えて、現在9名ほど。平均年齢は50代後半である。
こういう懇親会でプロの楽団を招いて演奏を聞くときもあるが、観客が聞いているのは始めのうちだけで、あとは殆ど聞いていない。
ところが、この演奏は違う。みんな最後まで注目し、聞く方も一生懸命である。なんとなくはらはらしながら聞いている。最後は拍手大喝采である。メンバーの大部分は学生時代の経験者なので、なかなかののレベルである。いつかブルーノートで聞いたルパン3世バンドのような迫力はないが、純粋に演奏を楽しむと言った風情である。しかも全員顔見知りの演奏者なので、とても親しみが湧く。
今回で12回目の公演だそうだが、その陰には真剣な合同練習があると聞いた。皆経営者で忙しい人たちばかり(特に夜は)なのに、週1回程度集まって練習をするという。ビジネスの傍ら、こうした音楽に親しむというのは、脳の活性化にきっと良い影響があるのだろう。私たちも楽しめ、自分たちも楽しんでいる。演奏活動はますます盛んになっているようだ。