成田憲彦著「官邸」を読んでいる。細川内閣の補佐官を勤めた筆者のドキュメント
風小説だ。
あの時は、小沢一郎のイニシアチィブのもと、反自民、非自民で連合を組み、
政権交代が成立したのだが、今の民主政権よりはるかに基盤が弱かった。
それでも権力と政策を巡るさまざまな駆け引きを描いており、さもありなんとい
う場面がしばしば登場する。その意味では興味深い。
官邸や、国会議事堂の中の建物や部屋の描写はあんまり重要では無いが、此処で
も小沢氏(と読み取れる人物)は基本政策と、国会運営に力を発揮している。
そんなに悪役として扱われていない。
実際に権力内部にいた補佐官の筆になるものなので、かなり真実に近いものだろ
う。まだ崩壊に向かうところまで読み進んでいないが、折角政権を交代したのだ
から、現実的には何らかの結論が出るまで、ドロドロに奈っても、任務を全うしてもらいたい。
前の細川氏といい今度の鳩山氏といい、なぜか、少し線が細く感じられるのは私だけの感
想であろうか。もっとも阿部さんも福田さんも途中で投げ出したのだが。
風小説だ。
あの時は、小沢一郎のイニシアチィブのもと、反自民、非自民で連合を組み、
政権交代が成立したのだが、今の民主政権よりはるかに基盤が弱かった。
それでも権力と政策を巡るさまざまな駆け引きを描いており、さもありなんとい
う場面がしばしば登場する。その意味では興味深い。
官邸や、国会議事堂の中の建物や部屋の描写はあんまり重要では無いが、此処で
も小沢氏(と読み取れる人物)は基本政策と、国会運営に力を発揮している。
そんなに悪役として扱われていない。
実際に権力内部にいた補佐官の筆になるものなので、かなり真実に近いものだろ
う。まだ崩壊に向かうところまで読み進んでいないが、折角政権を交代したのだ
から、現実的には何らかの結論が出るまで、ドロドロに奈っても、任務を全うしてもらいたい。
前の細川氏といい今度の鳩山氏といい、なぜか、少し線が細く感じられるのは私だけの感
想であろうか。もっとも阿部さんも福田さんも途中で投げ出したのだが。