「江分利満氏の酒・酒・女」山口瞳著 新潮文庫
1980~90年代、サントリー宣伝部に所属し、開高健都のコンビで、一世を風靡した直木賞作家のエッセイである。
高度成長時代、週刊新潮の連載エッセイで読んだ覚えがあったが、改めて目にしてみると、この人は大人だなあ、男だなあ、と感じる。
バブル前夜の、意気軒高たる世の中を色濃く反映している。
終わりの方に、女房なんか怖くない、という文章があるが、何度も何度も同じフレーズを繰り返しているのが、妙におかしい。
気楽に読めるエッセイらしいエッセイだ。
1980~90年代、サントリー宣伝部に所属し、開高健都のコンビで、一世を風靡した直木賞作家のエッセイである。
高度成長時代、週刊新潮の連載エッセイで読んだ覚えがあったが、改めて目にしてみると、この人は大人だなあ、男だなあ、と感じる。
バブル前夜の、意気軒高たる世の中を色濃く反映している。
終わりの方に、女房なんか怖くない、という文章があるが、何度も何度も同じフレーズを繰り返しているのが、妙におかしい。
気楽に読めるエッセイらしいエッセイだ。