遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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老舗 鳥料理

2012-05-14 12:10:18 | 雑感

のれんの隅に「総本店」とある。何軒かの支店があるのだろう。

名古屋には著名な鳥料理屋が沢山あるが、東京三ノ輪駅の近くの「弁天」という店で鶏調理を頂いた。小ぢんまりした店で奥の座敷に案内される。磨かれた床が、期待できそうと予感させられた。ハツ、レバー、セセリ、胸、など5種10本の串焼き盛り合わせ、コラーゲン鍋、親子丼、などを注文。串焼きはそれぞれレアーな焼き加減で各部位の風味を生かしてあり、なかなかの料理の腕である。生ビールの後、ハイボールを頼んだが、それが山崎のハイボールとは恐れいった。たしかにうまいが、もったいない気もする。

その他サラダ2種、函館ポテト(じゃがいもとイカ塩辛を鉄板にのせたもの)、レバーの燻製、レバーのパテ、などを注文。


真ん中の丸い塊がコラーゲン

シメと思って注文したコラーゲン鍋もまろやかでいける。後の雑炊は鍋の旨さを逃さずいける。まだまだお腹に入りそうだと、親子丼を注文、名古屋コーチンの旨さが生きており、絶品と言えるが、丼にしてはちと高い。

全般に我々庶民の財布、鳥料理にしては少し高めであるが、それなりの腕は伺え、まずまず納得できる。ただ大きめの親子丼2300円は、おいしいが、少し高いとは思う。いや、少し高いと思うが、おいしい。といったほうが良いか。


親子丼 傍の吸物椀と比べると大きさがわかる。

面白い会合

2012-05-14 07:46:22 | 雑感


息子の同級生に山形の曹洞宗住職の息子がいる。学生の頃からたまに会い,話しをしていたが、至って真面目な好感の持てる男である。大学卒業後は永平寺に修業に入り、其の後駒沢大の研究所で研鑽を積んでいた。私は今の日本の社会心理を見て、宗教の出番ではないか、とかねがねおもっており、折にふれて彼にそのことを問いかけてきた。大震災があり仏教界も葬送の局面では大きな役割を果たしたが、残された遺族が感じている、喪失感、生き残ったことの罪悪感などのケアをどう進めているのか、を聞きたくて久しぶりに東京で飲むことになった。

ついでに、宗教(の役割)とはなにか、仏教とは何か、について聞きたかった。彼は仲間を連れて来て説明しようとした。
彼らは若く、ディベートをしようと、意気込んできたようだ。いろいろ話をして分かったことは以下のとおりである。

宗教は社会制度、権力構造の枠内にあるものである。仏教の目的は成仏をすることにある。仏教では死について善悪を言わない。あらゆる死は平等に扱う。したがって自殺に対してもそれなりに理由を理解するが、死刑には反対である。
など、改めて理解を深めることが出来た。若い彼らがすこぶる現実的なことに、僧籍についてある種の憧憬を持っていた私は驚いたが、これも時代の流れなのか、と少し寂しい思いを抱いた。

こういう若い、比較的前向きな僧侶が、精一杯努力している事が感じられ、その限りでは有意義であり、面白かったが、宗教の普遍性,社会的な指導性について、もう少し聞きたかった。又現実的にも葬式仏教と言われる現実をどう打破しようと考えているのかについても聞きたい。

それにしても普段とは違う面白い会合だった