お暑うございます。こんなときはジタバタせず、緑陰で読書に吹けるというのも一興です。
しかしながらこのところの私は意図の切れた凧のごとく、雑読、乱読に拍車がかかっています。佐伯泰英「古着屋総兵衛影始末」シリーズ 新潮文庫、池井戸潤「株価暴落」文春文庫、百田尚樹「幸福な生活」祥伝社文庫、などがここ暫くの愛読書でした。
佐伯泰英のシリーズは以前読んだ新古着屋シリーズの前作で、「新シリーズ」より展開に無理がなく、いわゆる剣豪小説の流れも汲み痛快である。はるか昔、中学生の頃おやじの買ってくる週刊新潮に連載されている「眠狂四郎」をこっそり隠れ読みしたのを思い出した。
とにかく面白いので、一気に半分の第6巻まで進んだが、もったいないので一寸休んで、池井戸、百田作品で風を入れた。これも勿論それなりに面白いが、思想性や哲学的なところが薄いので、いずれも気楽に読める。これらの作品はワクワク感、ドキドキ感を純粋に楽しめます。
いずれもロータリ時代の畏友からお借りしたものである。