蓼科の小屋の前にテニスコート半面くらいの池がある。調整池で水中には20cmくらいの魚が泳いでいたし、ヤンマも飛んでいる。しかしこのところ魚の影を見ないなあと感じていた。一昨日散歩から帰ってきてみると、この池に鳥が一羽泳いでいた。よく見るともう一匹、茶色の鳥が離れた所にいる。
渡り鳥だろうが、一羽だけで離れて淋しげに餌を漁っている。シベリアやもっと北から渡ってきた鳥なのだろうか。雪と氷に覆われた故郷に比べれば、ここらはきっと暖かくて天国なのだろう。魚を見なくなったのはこの鳥たちが食べてしまったのだろう。今朝はアオサギかゴイサギか大きな鳥が一羽飛び立っていった。羽根を広げると1mはあった。「ぎゃあっ」という鳴き声が不気味であった。
昔は鹿が水を飲んでいたこともある。小さな池なのに来客が多い。