すごい人だかりである。昨日のスーパーの惣菜売り場は夕方でもあって押すな押すなの盛況。人だかりの先は、恵方巻き売り場だ。予約の渡し場所も含めると10箇所以上の箇所で取りあつかっている。私も乗せられて購入した。
店頭に並ぶ種類たるや、海鮮高級品、3,4本セットの普及品、かつ巻き、湯葉巻き、老舗寿司屋監修もの、など各種巻きずしが勢揃いしている。どの人も籠に一つは放り込んでいる。何時からこの風習がでてきたのだろうか。子供の頃はこんなことはなかった。
その年の恵方を向いて、巻きずしを無言で一本まるかじりをすると幸運が訪れる、と言われる。いかにも大阪商人(海苔)がやりそうなことだ。関西で細々と続けられていた習慣に目をつけた海苔屋さんが、2月の商閑期のイベントとして取り上げたら、瞬く間に普及したと言われる。
手軽であるし、晩飯のメニューを考えなくていいし、ケチを付けるところは少ない。まあ私が食べたのも、結構美味しかった。さすがミシュラン3つ星、巻いてある具のバランスもよく7年間連続獲得の実績はダテではなかった。