遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

日本の避暑リゾート 軽井沢

2011-09-21 00:58:26 | 行ってきました

木漏れ日に光る庭の苔の緑が美しい

思い立って日曜日軽井沢まで足を伸ばした。

言わずと知れた、日本を代表する避暑地である。

カナダ生まれの宣教師、アレクサンダー・クロフト・ショウが1888年軽井沢に別
荘を建て、友人達にも彼の地の良さを紹介し、それがきっかけで徐々にこの地に、
別荘を建て、住む人が増えてきたという。避暑と療養に最適だと言っていた。奥
さんも子供も親日家であったらしく、夫婦共青山墓地に眠る。

現在、この地は、大きく分けて、旧軽井沢、中軽井沢、塩沢、追分、の4地区が
中心となっている。今回は旧軽井沢を散策した。


さすが軽井沢である。大きな別荘が多い。門構え、敷地、建物も堂々としている。
管理人や執事がいそうな、本当の金持ちの「ザ・別荘」が立ち並ぶ。チェンソーや草刈機を、住人自ら操るどこやらのものはせいぜい山小屋という印象である。


雲場池 遊歩道が池を囲む

まず雲場池をめざす。ここの別荘地は1000坪以上の大きな物が多く、木立が鬱蒼
と繁り、苔が庭を覆う。管理人や執事が差配するのふさわしい邸宅が林の中に続
く。鳩山邸もこの近くにあるそうだが、さすが日本を代表する避暑地である。
雲場池は透明な水と鴨が遊ぶ森に囲まれた静かな池だ。夫婦でキャンバスに向かっ
ている人や、ギターを奏でる人が、池の端に居るのも、いい雰囲気だ。

大勢の歩行者、自転車の人々が、散策をしている。レストランはどこも満員。人
が並んでいるところもある。ここは東京圏だ。旧軽井沢銀座通りで待たずに入れ
るイタリアンレストランを見つけ、昼食をとる。


三笠ホテルへの道 落葉松の並木が美しい

重要文化財 三笠ホテル

玄関 木製の窓枠がユニークだ

ここから2km歩いて旧三笠ホテル(重要文化財)を見に行く。並木がきれいな
別荘地の中を緩やかに上る。レトロなボンネットバスも走っている。しっとりと
落ち着いた林の中に、木造のホテルはあった。設計、監理、建築のすべてを日本
人が1905年に行った、木造の洋館である。


フロント とロビー

客室は比較的簡素

明治後期のこの建物は、何故かホッとする郷愁と、必死に国づくりをしていた勢
いを感じる。宿帳に井上準之助などの直筆署名があるのが、この地の歴史を感じ
させる。

このあと、聖パウロカトリック教会の簡素な木造教会、ショー記念礼拝堂、ショー
ハウス、を見、旧軽銀座通りをひやかして、帰る。旧軽銀座は石畳の通りで、人
並みがあふれていた。

軽井沢はさすが日本を代表する避暑地だけあり、鬱蒼とした林、豊富な水流に恵
まれている。道路も整備され、ゴミも落ちていない。別荘の庭にはひんやりした
空気が流れ、緑の苔が木漏れ日に輝く。蓼科に比べ湿気は多い気がするが、土地
の利便性は抜群だ。東京からも近い。ここに人が集まるのは当然だろう。


聖パウロカトリック教会 木造の簡素な小さな教会 本当の信仰はこんなところ
にあるような気がする。

ショーハウス 小さな小学校みたいな、木造の家。個人の別荘としては広い。

ショウの礼拝堂


旧軽銀座。さすがに人で賑わう。観光バスも多く到着する。


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