東門
門をくぐって振り返る
両国国技館のすぐ横に安田庭園がある。あの安田財閥と関係があるのだろうか。かねて一度は覗いてみたいと思っていたのだが秋の一日散歩を兼ねて行ってみた。
ここは常陸国(茨城県)笠間藩主本庄因幡守宗資により元禄年間(1688〜1703)に築造されたと伝えられる。明治になり岡山の池田候の所有となり次いで安田善次郎氏の所有となった。安田財閥の当主である。彼の死後東京市に寄贈され墨田区に移管されたという。
東門から入ったが、浜離宮ほど広大ではないが、真ん中に池がありこじんまりとまとまった庭園である。潮入式と言って、潮の満ち引きを利用して水位の変化を楽しむ方式の庭園でぐるりと池の周囲を巡るように作られている。その池には白鷺か真っ白な鳥や、鴨が数羽遊んでいた。
要所要所に配置されている灯籠はいずれも大きく、通常の屋敷の倍以上だ。大勢の都民が散策をしたりベンチでお喋りをいている。東京はこういうところが多くあり、息の詰まるようなマンション住まいを抜け出てリラックスしているのだろう。
こういう空間も車と同じで、所有からシェアーへと移っていかざるを得ないのではないか。
池には白い鳥が
池泉回遊式庭園
灯籠は流石に大きいものが多い
ビルに囲まれているが池に映る緑が美しい
鴨も遊んでいた
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