遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

武井武雄

2016-06-27 01:26:03 | 行ってきました
    岡谷にあるイルフ童画館
    入り口にある企画展の案内版

6月25日は岡谷出身の童画作家武井武雄の誕生日である。名前は聞いていたのだが詳しくは全く知っていないので隣町までちょっと出かけてみた。

イルフ童画館という立派な美術館が岡谷のデパートに併設されている。「ツペラ ツペラ パラペラプラ展 tupera tuperaの絵本の世界」という企画展をやっていた。(入場無料)

武井武雄は岡谷市出身で戦前戦後を生きた(明治27年~昭和58年)。 

「子どもの心にふれる絵」の創造を目指して、自ら『童画』という言葉を生み出し、大正から昭和にかけて童画、版画、刊本作品、玩具やトランプのデザインなど様々な芸術分野に活躍し、いつも探求心をもって生涯挑戦を続けました。

『童画』という言葉を創出し、子どものための絵を総称する提案を行うとともに、童心を巧みに表現した独自の画風で童画界をリードしてきました。当時ジャンルの確立していなかった子供向けの絵画を世に広めた功績は大きい。この建物の中には彼の絵画以外の特技、小説、ステンドグラス、判じ絵などの展示もあった。

諏訪の豪農の家庭に生まれ、東京美術学校に進み、池袋に家を立ててもらうと言う恵まれた境遇に育った彼が、未だ確立していない分野の芸術を拓くという努力を続けたというのは興味深い。

「遠い星を見ている者は幸せである。星に着陸してその無慈悲な肌にさわるものは不幸だ。もしも愛するものがあったら遠くにおいて手を伸ばさない事にしよう。征服はまたの名を惨敗という。仰ぎみよ、星はいつも君たちの上に居て春夏秋冬はこの星空と、君たちのベッドとの間を静かに流れていく。星曜日こそ星空の最も美しい日なのだ。」

いかにも童画家らしい詩ではないか。

     動画館入口
    展示室の間にある記念撮影場所

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