遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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ロータリークラブの友人たち

2012-12-13 14:25:14 | 雑感


今回刈谷に戻ってきた目的の一つに、ロータリークラブに属していた頃、お付合いをしていた人たちとの会合に出席することがある。

皆さん、社会的地歩はしっかりしていて、それでいて偉ぶらない、気持ち良い人たちばかりである。
こちらに居る頃、家族ぐるみでお付き合いしていた。その中の一番の長老とも言うべき人からのお声がかりで、集合!と相成った次第。本日の集合メンバーは総勢9名。

市内の、時々通っていたフレンチ(イタリアン?)の店で、開始。皆さんもご夫人同伴で和気あいあいである。このお店はオーナーシェフがソムリエなので、ワインに一家言ある。長老の方はワイン大好きなので、この店を選んだのか。

一年ぶりで会ったので話しの弾むこと。何の屈託もなく楽しい時間が過ぎた。皆さんがとても暖かく迎えてくれた。というより包んでくれた。こういうコミュニテイに属すと何だかホッとする。故郷に帰ってきたなあという感じだ。

あっという間に6時から3時間がすぎ、再会を期して別れた。

そのまま帰り難い、軽い興奮が残り、近くのイギリス風パブで余韻を楽しみつつ、クラブワールドカップを観戦した。
それだけに終わらず、更に知り合いの姿を見たラーメン屋へも立ち寄ると言う、年齢を忘れた一夜であった。

友人とはありがたきかな。

好天だったが寒い

2012-12-11 11:58:54 | 行ってきました
東京へちょっと子供や孫に会いに行って来ました。


富士山は好きだなあ。いつ見ても美しい。


伊東の港も空気が澄んでいた。


なぎさ公園は近代彫刻のモニュメントが沢山置いてある。
三浦按針メモリアルパークはすぐ横にある。

伊東で途中下車しましたが、ここでは大秀才木下杢太郎(太田正雄)を知りました。
彼は東大医学部を卒業後、愛知医科大、東北帝国大学、東京帝国大学の教授を歴任し、その研究はフランス政府から名誉勲章を受けたほどであったが、他方、小説、詩歌、絵画の才能にも恵まれていた。与謝野晶子、北原白秋、石川啄木、森鴎外などとも交流があった。出身地がこの伊東であった。


木造三階建て東海館は風情ある温泉旅館

お上りさんよろしくスカイツリーのソラマチへも顔を出してきた。



ソラマチのクリスマスツリー。

浅草仲見世を連想させるソラマチの商店街。人で溢れていた。

東京はやはり活気がある。多くの人がまるでお祭りのように出歩いている。しかも若い人が多い。
地方は衰退し、東京に集中しているような気がする。格差はこんなところにも広がっているようだ。

5日間、まあ天気には恵まれたが、寒い日が続いた。

総選挙公示

2012-12-05 12:43:35 | 雑感


いよいよ公示された。正式に選挙はスタートした。

既存の小政党に加えて、第三極と云われる政党が設立され、12とも14とも云われる政党が百家争鳴状態である。
いったい何が争点で、判断基準はなんだろうか。

さすがのマスコミも手を付けあぐねている、といったところだ。2009年の選挙ではあれほど叩いた自民党に寛容で、民主党に厳しく、維新の党にはこのところ批判的である。
未来の党については様子見といったところか。あれほど叩いた小沢氏の影が見えるというのに。
マスコミと検察は「正義の味方」というポーズを取りすぎるのではないか。

権力をチェックする、のがマスコミの使命だとしたら、この3年間の民主党の棚卸を冷静にやって、この政権の登場によって出来た改善点と積み残し点を明らかにするというのが、チェックというのではないか。
やたらあら捜しをするのがチェックではないと思うが如何。歴史的にこの政権交代はどんな意味があったのだろうか。3年前を振り返ってみれば、自民党でも多かれ少なかれ、経済運営の失政、外交の急迫、官僚運営の失敗、などは、多々有った。それを論った民主党もこのありさまであるが、
民主党の失敗を鬼の首を取ったように言える義理ではないのである。

おおよそ政治は、未来の日本を作るに何をすべきか、というのが最も大事ではないのだろうか。勿論東北大震災の復興というようなことは、当然喫緊の課題であるが、今日明日の問題ばかりに目を奪われていると、ポピュリズムとなりかねない。
「百俵の米」が今の政治の決断に必要ではなかろうか。だれを選ぶかは、後世の子供・孫に素晴らしい日本を残すには何が必要か、を基準にすべきであろう。

その点で言えば、官僚主導政治、体制こそ打ち破らねばならぬ根幹だと思う。又原発はすぐにでもやめねばならぬと思う。この2つは今のままでは「使いこなす」ことは不可能である。小手先で治るようなものではない。
今までの利益誘導型制度の構築から、使命遂行型へと脱皮させ、役人と電力会社をその気にさせるのが政治家の役割だと。思うのだが、書生論だろうか。

何れにしても3週間、じっくり考えて、自分の意思を表したい。投票した者にも他人ごとではなく、応分の責任はあるのだ。

楽しい会合

2012-12-04 14:46:50 | 雑感

GUTSの入り口。右上に飲み放題590円の張り紙が見える


30代青年会議所を一緒に運営した仲間と久しぶり(本年二回目)に飲んだ。

ひと通りの話題が済むと、いつの間にか30代の気分にもどっており、遠慮のない意見がポンポンでる。リタイアーを楽しんでいる私にも「いまでも何かできるだろう。何かに打ち込め」と迫られた。

緻密な設計士、こまめでユニークな教材販売業者、謙虚な商人、大雑把で楽天的な試作会社の故人、とこの会合は、青年会議所卒業後30年続いてきたのだが、いつ会っても楽しい。


スポーツバー風の店内。

今回はちょっと応援せねばと思い、高倉市場の前の「おさかなBAR`GUTS」で開催したが、ここはめちゃめちゃ安い。上々とパンドラさんのコラボで経営しているとのことだけど、安かろう悪かろうということは一切無く、料理も工夫されており、素材もなかなか良い。月曜日は鮮魚料理が半額とあって、バンバンお刺身を頼んだが、飲み放題を含めて、勘定は2500円/人とびっくりであった。

障害者施設のパンドラさんの子供達が厨房に入り、上々さんがそこらあたりを理解してメニューを作っているのでしょう。こんなに安くて美味しいのにお客がまだ少ないのは、駅から少し距離があるという立地のせいなのか。タクシーを使ってもまだ安いのではないかと思うんだが。
皆さん一度覗いてみてください。

気持よく酔っぱらい(少々飲み過ぎであったが)仲間と再会を期し楽しく別れた。

今日は魚半額で沢山魚メニューを頼んだ。皆旨かった。

一味違った007

2012-12-03 02:59:28 | 雑感


封切りだということで、「007スカイフォール」を見に行った。

いつもまばらにしか座席が埋まっていない上映ホールも今回は半分以上人が入っている。
このシリーズ50周年記念作品だそうだ。確かに面白い。いつもスパイ/アクション映画として、肩のこらない痛快作品で十分楽しませてくれるのだが、今回は流石に一味違ったようだ。

いつもは世界制覇を企む悪の権化が、使命を帯びたジャームスボンドに邪魔をされる。それをあらゆる手を繰り出し、罠にはめて野望を実現しようとし、そこに腕っ節と金と女が絡む。

お馴染みのカーチェイス、特殊兵器、愛車アストンマーチンなども登場するが、今回は少し深みを増した。

諜報部員の出生が選抜条件に加味されていることや、ボンドの若い時の屋敷が舞台になったり、M16の内部葛藤=官僚主義との戦い(踊る大捜査線に若干似ている)、などが今までにはないことだったし、何よりボンドは攻撃する側から防御する側になっていることが趣を変えている。
それらが、長崎県の軍艦島みたいな廃墟や、イギリス北部の荒涼たる原野に展開する。諜報部員の活躍の場を暗示しているようで、なかなか奥深い。

ボンドのいつもの上司役のM(シリーズおなじみのジュディ・デンチ)がいい味を出している。先日なくなった大滝秀治を彷彿とさせる。今回で終わりかと思うと少し惜しまれる。

西欧特に仏英ドラマにある、洒落た会話とともに、筋立てで十分楽しませて頂いた。
イギリスでは、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」を抜いて公開7日間の歴代1位の記録を達成。全米では007シリーズ最大のオープニング記録を更新したという。

むべなるかな。

信州りんご

2012-12-02 02:00:31 | 雑感


りんごが美味しい。自由農園でサンふじと言う品種のものを買ってみた。皮が少し固かったが、果肉はピシっと締まり、私好みの酸味が少し残り、蜜も少しきていてとても美味しい。

少し前に「秋映え」を味わってみたがこれもいけた。紅玉と国光の中間の様な品種だ。この頃はこの他王林とかシナノゴールドとか、シナノドルチェ、などなどいろいろな品種があり、迷ってしまう。

学生の頃はせいぜい、紅玉、国光、インド、デリシャス位だった。今や1500種類以上の品種があるそうだ。ねぶたとかパンダと言う品種名のりんごもあると聞く。

学生時代下宿していた、広沢寺の山門のすぐ横の農園で、出荷不適合品を百円?でセメント袋みたいな袋に半分ほど入れてくれるのを買ってきて、同部屋の相方と一週間くらい毎日食べていたのを思い出す。

農家の人は、虫が食っているのをこういうのが旨いんだ、虫は旨いのしか食わねえ。と言っていたが、農学部の友人は、虫が食って刺激すると甘みが増すんだ。と教えてくれた。どちらがほんとなのかなあ。

「りんご一日一個で医者知らず」と云われるほど健康にもいい食べ物だそうだ。楽しんで味わおう。

信念の教育者を感じた

2012-12-01 11:31:06 | 行ってきました


この頃は疎遠になりがちだった従姉妹から、ご主人の遺作展のご案内を頂いた。
亡くなった姉の旦那と春日井の文化フォーラム春日井ギャラリー(市役所前)の会場へ連れ立って見に行った。

従姉妹は世話好きの親しみやすい方で、昔は何かとお世話になっていたのだが、よく考えてみるとご主人とは一度もお会いしたことがなかった。
確か教員をされていて、水彩画家何かを趣味にする、おとなしい方だったようなことを聞いていた。

会場は広い一室でウイークデイなのに結構観覧者がおり、盛会だった。
「西尾為一遺作展 主催西尾順子」の看板も立派なもので、とても趣味の延長とは思えない。
会場には70点ほどの油絵が、2m×1mの大作10点ほどを交えて、堂々と飾ってある。
いずれも重厚なタッチで、緻密、豪快に書き込んである。

そういえば昨年80歳を越えてお亡くなりになったことを思い出す。
会場で見るご本人の写真では長身でもの柔らかく、静かに語りかけるような人に見えた。

いとこに出会い色々お話を聞いた。それによると教職現役の頃から絵を始め、光風会、中美公募展などに入賞し、中でも日展には1955年以来12回連続で入賞されていた。
13年目にある学校の教頭に請われて転職し、その時は入選しなかった。その時校長が「すまない。私がひっぱてきたばっかりに」と謝ったら、「私の本職は教育です。絵は又描けば良い」といいきったという。

結構私の近い所に芸術家はいたのか(私の叔父さんにも画家がいたし、その血のせいか兄も姉も妹も絵が上手かった)と感ずるところがあったし、何より、自分の仕事に使命感を持たれていたことに感銘した。
「強い絵が書きたい」というのが信条だったらしく、色調はやや暗いが、タッチは力強く迫ってくるものがある。外見の物静かな印象とは別に、緻密で激しいものが内に秘められていたように感じる。静物、人物より風景が得意な方だったように見える。
これほどの方ならば、生前に一度お話を伺いたかった。

明日の日曜日まで(入場無料)だが、なかなか良い、語りかけられる絵を見たような気がする。