先に出発したがんぼ車は、途中でガソリンを入れていこうと昨日目を付けて置いたスタンドへ入った。
140円台ばかりの中、130円ぽっきりのスタンドが途中にあったのだ。
ところがスタッフがいるにもかかわらず、ロープがかかっており、少し待っても開けてくれる気配はない。
時計を見ると8時半。一度は諦め出発しかけて少し前へ出た。
しかし、130円の価格はどうにももったいない。 この先そんな価格でガソリンを入れられるところはないだろうから。 そうこうしていたら、スタッフのおじさんがロープをはずしはじめた。
「あ、開いた!」 「入れてもらえるか聞いてみたら」
backで戻り、M氏が「俺が聞いてきてやる」 と車を降りた。
開店は9時からです! それ以前は入れません。
入れてくれたっていいじゃんか!
融通がきかないというか、結局それまで待てず諦めて出発。
今日のスケジュールで30分のロスはあまりにも大きすぎるからだ。
少し先へ進み、次のスタンドで給油。 142円だったか?
後続のK車とは離れて走る。 先ほど連絡したところ、まだ民宿前にいるとのことだった。
ところでこの後、同乗のO氏の都合により寄り道をすることになっていた(らしい)。
ところが先方との連絡がうまく連携が取れておらず、どこで待ち合わせるのか、何時に待ち合わせるのか、がどうもはっきりしない。
こちらは場所の把握もろくにできておらず、不安なところへ持ってきて、相手は携帯を持たない人で既に待ち合わせ場所へたってしまい連絡が取れない。
話を聞くと 「高速道路の降り口で待っている」 と言われたそうだが、こちらは 高速にはのっていない。
おまけにどこでどう道を間違ってしまったか、国道さえはずれ、火力発電所の近くを延々走ることになる。
ipad を使っているが、目的地が明確でありながらルートが不明なため、それを頼りにすると遠回り。
さらにO氏の道案内を重ねるとさらに混乱。
苫小牧市を通過し、国道から外れ、延々海沿いの港湾沿いを走り、めったにお目にかかることのない火力発電所のわきを走り続け、
ようやく鵡川に入って道の駅で、
待ち合わせに無関係で、快適に高速を走り続け、ストレスなく目的地を目指す後続 K車と
20分以上遅れて合流。
道の駅でトイレタイムと簡単にこれからの道筋を確認。 K車のメンバーは、がんぼ車を待つ間、ゆっくりと買い物を楽しんだそうだ。 こちらはそんな時間はない。
しかし、さらにここから隣町・富川(とみかわ)で先方と会うというのだが、果たして予定の場所にいるのやら予定の場所さえ本当にあっているのやらがわからない。
電話をかけて聞いてみる、と電話を入れても 自宅へかけるだけで既に出発してしまった本人には連絡が取れない。(携帯を持っていない)
「し尿処理場の駐車場で待ってるそうだ」 そういわれてもipad地図上に 「し尿処理場」 は表示されない。 遠軽と同様、田舎になればなるほど、地図情報は『道路のみ』の表示となっていく。 目印となるものは極端に減っていく。 もちろん[し尿処理場] の表示などない。 不安だらけで出発した。
次の目的地は平取町。
今、向かうO氏の知り合いとの待ち合わせ場所は、平取への延長上なので心配ないとはいうのだが、地理不案内というのは誠に不安なものだ。
約30分後。
後ろの席のO氏の誘導で、そして予定通りの平取町への行程で、O氏は相手と無事出会うことができ、荷物の交換と相成った。
とりあえず安心。 このまま会えずに延々走り続けるのかと思ったもの。(^_^;)