唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
F1 第8戦カナダGPを振り返る
残念ながら、「雨」との郷秋<Gauche>の予想は当たらなかったが、カナダGPは2週間前のヨーロッパGPとはまた違った意味で波乱のレースとなった。アクシデントであったりマシントラブルであったり、理由はそれぞれであったが20台中完走11台という最近では珍しいサバイバルゲームとなった。念のために結果を再確認しておこう。
カナダGP決勝レースの結果
1位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス
2位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ
3位:ルーベンス・バリチェッロ / フェラーリ
4位:レリペ・マッサ / ザウバー
5位:マーク・ウェバー / ウィリアムズBMW
6位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ
7位:デビッド・クルサード / レッドブル
8位:クリスチャン・クリエン / レッドブル
例によってレース中のファステスト・ラップと最終の結果を比較してみよう。
レース中の最速ラップを記録したのはライッコネンで1'14.384。序盤からの1-2走行で、このままレースが終わるのかと思わせたルノーはアロンソが3位となる1'14.727、フィジケラが5位の1'14.890であるから、ルノー2台のリアタイヤとは関係なく、ライッコネンの優勝はしかるべき結果といえよう。
今回の結果で注目すべきはフェラーリが2-3と、久しぶりに表彰台に帰って来たことだろう。ラップタイムはミヒャエルが4番手で1'14.868、ピットスタートを選んだバリチャロが8番手に当たる1'15.480。土曜日に書いた通り荒れたレース、終わってみればベテランが上位を固める定番図式そのままであった。マシンの仕上がりはいまひとつと見たが、次戦に向けてそのモチベーションを大いに上げたことは想像に難くない。
期待のBARホンダは残念ながら結果を残すことが出来なかったが、バトンについて言えば、自身のドライブミスがなかったとしても表彰台は遠かったと言わざるを得ない。3ストップ作戦を取るなど、マシンの速さ加減とチーム戦略が噛み合わない体たらくであった。
琢磨は2度リタイヤするという珍しいレースとなったが、マシントラブルを誘発するドライビングではなかったのかについては、本人(とデータ)のみが知るところである。が、次戦の予選出走順を一つでも繰り下げるために再度のコンセントレーションに挑戦した姿勢は賞賛に値する。
予選では8番手確保と意地を見せたビルヌーブはと言えば、ベテランらしくしっかり走りきりはしたがスタート直後のフロントウイング交換の緊急ピットインが響き9位フィニッシュと入賞ラインに惜しくも届かなかった。最後まで自国のファンにその姿を見せられたのは良いが、この成績では今シーズン最終戦までのシートはいささか怪しげである。
さて、次戦、アメリカGPは一週間後である。ルノーがトラブルを克服できるか、フェラーリ、BARホンダが本物の速さを取り戻せるか注目したい。
カナダGP決勝レースの結果
1位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス
2位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ
3位:ルーベンス・バリチェッロ / フェラーリ
4位:レリペ・マッサ / ザウバー
5位:マーク・ウェバー / ウィリアムズBMW
6位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ
7位:デビッド・クルサード / レッドブル
8位:クリスチャン・クリエン / レッドブル
例によってレース中のファステスト・ラップと最終の結果を比較してみよう。
レース中の最速ラップを記録したのはライッコネンで1'14.384。序盤からの1-2走行で、このままレースが終わるのかと思わせたルノーはアロンソが3位となる1'14.727、フィジケラが5位の1'14.890であるから、ルノー2台のリアタイヤとは関係なく、ライッコネンの優勝はしかるべき結果といえよう。
今回の結果で注目すべきはフェラーリが2-3と、久しぶりに表彰台に帰って来たことだろう。ラップタイムはミヒャエルが4番手で1'14.868、ピットスタートを選んだバリチャロが8番手に当たる1'15.480。土曜日に書いた通り荒れたレース、終わってみればベテランが上位を固める定番図式そのままであった。マシンの仕上がりはいまひとつと見たが、次戦に向けてそのモチベーションを大いに上げたことは想像に難くない。
期待のBARホンダは残念ながら結果を残すことが出来なかったが、バトンについて言えば、自身のドライブミスがなかったとしても表彰台は遠かったと言わざるを得ない。3ストップ作戦を取るなど、マシンの速さ加減とチーム戦略が噛み合わない体たらくであった。
琢磨は2度リタイヤするという珍しいレースとなったが、マシントラブルを誘発するドライビングではなかったのかについては、本人(とデータ)のみが知るところである。が、次戦の予選出走順を一つでも繰り下げるために再度のコンセントレーションに挑戦した姿勢は賞賛に値する。
予選では8番手確保と意地を見せたビルヌーブはと言えば、ベテランらしくしっかり走りきりはしたがスタート直後のフロントウイング交換の緊急ピットインが響き9位フィニッシュと入賞ラインに惜しくも届かなかった。最後まで自国のファンにその姿を見せられたのは良いが、この成績では今シーズン最終戦までのシートはいささか怪しげである。
さて、次戦、アメリカGPは一週間後である。ルノーがトラブルを克服できるか、フェラーリ、BARホンダが本物の速さを取り戻せるか注目したい。
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勘違いですね、shinoさん
あれれ、shinoさんともあろうお方が、たった3年前のことをお忘れだなんて! shinoさんが6月12日未明のコメントでお書きくださったのはこちらの坂道のはずですよ。
だとすると、6月9日の写真の小径はさて、どこ?
だとすると、6月9日の写真の小径はさて、どこ?
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