唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
列車かバスか、それが問題だ
「DMV これって列車?バス? 北海道で営業運転へ」。3日程前にYahoo! Newsにこんな記事が掲載されていた。DMVとはデュアル・モード・ヴィークルのことであり。デュアル・モード、ここでは線路と道路の両方を走ることができるヴィークル、つまり乗り物である。
このDMVが2006年中にも北海度で営業運転を始めるのだという。線路と道路、両方を走ることができる乗り物は既にある。例えばメルセデスのウニモグ。このシリーズの中に線路の上と道路の両方を走ることのできる「軌陸車」と呼ばれるクルマが存在する。その他にも国産のトラックを改造した軌陸車もあり、注意していれば保線作業などで使われているのを見ることもできる。ただしこれらは保線作業に使うものでありお客さんを乗せて走るわけではない。
今回話題になっているDMVは実際に旅客を乗せて営業運転することから注目を浴びているのである。線路の上と道路の両方を走ることのできる両用車両は鉄道マンの長年の夢だったようである。20世紀初めにイギリスで試作され、日本でも旧国鉄が挑戦したこともあるようだが、いずれもいずれも失敗している。重たい鉄道車両をベースに道路を走らせようとしたことが失敗のそもそもの原因であったようだ。
今回JR北海道が開発したDMVは道路を走るバスがベースになっている。日産シビリアンという26人乗りのマイクロバスをベースに線路の上を走るために必要な鉄輪を装備し、極短時間(30秒以下)でその出し入れを可能にしたものである。
実は郷秋<Gauche>、このDMVの存在を1年前に知っていた。定期購読しているNAVIの2005年3月号の「いま人間は、どんな運転をしているのか?」で紹介されていたのである。4ページの記事でかなり詳しくその成り立ちなどが書かれているのでYahoo! Newsの記事で物足りない方はこちらでバックナンバーを購入して一読されるといい。
JR北海道が開発したDMVは既に国内の小規模私鉄や赤字に悩む第三セクター鉄道、更には海外の鉄道関係からも注目を集めているらしい。鉄道の誇る定時運行性と道があれば自由に走ることのできるバス、双方のメリットを併せ持ったDMVが過疎地や線路敷設の難しい地域の公共交通機関確保の切り札として有望視されているようだ。
これまで無かった新しい乗り物が登場すると言うのはなんだかワクワクする。試作車は鮮やかな黄色だけれど営業運転用のDMVはどんなカラーリングになるのか、時刻表にはどんな風に掲載されるのか興味は尽きない。北海道まで乗りに行ってみたくもなる。

例によって記事本文とは何の関係もない今日の1枚は、昨日に続いて先月22日に撮ったもの。雪の日の山茶花(さざんか)
このDMVが2006年中にも北海度で営業運転を始めるのだという。線路と道路、両方を走ることができる乗り物は既にある。例えばメルセデスのウニモグ。このシリーズの中に線路の上と道路の両方を走ることのできる「軌陸車」と呼ばれるクルマが存在する。その他にも国産のトラックを改造した軌陸車もあり、注意していれば保線作業などで使われているのを見ることもできる。ただしこれらは保線作業に使うものでありお客さんを乗せて走るわけではない。
今回話題になっているDMVは実際に旅客を乗せて営業運転することから注目を浴びているのである。線路の上と道路の両方を走ることのできる両用車両は鉄道マンの長年の夢だったようである。20世紀初めにイギリスで試作され、日本でも旧国鉄が挑戦したこともあるようだが、いずれもいずれも失敗している。重たい鉄道車両をベースに道路を走らせようとしたことが失敗のそもそもの原因であったようだ。
今回JR北海道が開発したDMVは道路を走るバスがベースになっている。日産シビリアンという26人乗りのマイクロバスをベースに線路の上を走るために必要な鉄輪を装備し、極短時間(30秒以下)でその出し入れを可能にしたものである。
実は郷秋<Gauche>、このDMVの存在を1年前に知っていた。定期購読しているNAVIの2005年3月号の「いま人間は、どんな運転をしているのか?」で紹介されていたのである。4ページの記事でかなり詳しくその成り立ちなどが書かれているのでYahoo! Newsの記事で物足りない方はこちらでバックナンバーを購入して一読されるといい。
JR北海道が開発したDMVは既に国内の小規模私鉄や赤字に悩む第三セクター鉄道、更には海外の鉄道関係からも注目を集めているらしい。鉄道の誇る定時運行性と道があれば自由に走ることのできるバス、双方のメリットを併せ持ったDMVが過疎地や線路敷設の難しい地域の公共交通機関確保の切り札として有望視されているようだ。
これまで無かった新しい乗り物が登場すると言うのはなんだかワクワクする。試作車は鮮やかな黄色だけれど営業運転用のDMVはどんなカラーリングになるのか、時刻表にはどんな風に掲載されるのか興味は尽きない。北海道まで乗りに行ってみたくもなる。

例によって記事本文とは何の関係もない今日の1枚は、昨日に続いて先月22日に撮ったもの。雪の日の山茶花(さざんか)
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