買占め?まさか・・・

 先日、仕事帰りに町田のヨドバシに寄った。目的はFM3A用の接眼目当て(ゴムで出来たアイカップ)と方眼入りのファインダースクリーンの購入だったが、残念ながら在庫はないということであった。仕方がないので注文を出してくれるようお願いをしてみたけれど、もうメーカーにもないかも知れないということであった。

 Nikonがフィルムカメラ事業を大幅に縮小するとのニュースが流れた直後に店の在庫がすっかりなくなってしまったというのである。店の方は、自分で使うのに必要だから購入したのではなく、今後品薄になることを見越しての「買占め」ではないかというようなニュアンスでこのことを話してくれた。

 カメラ本体は今しばらく修理・メンテナンスが可能だけれど、接眼目当てなどはどこかで落としたり(FM3A用は外れにくい方だとは思うけれど)千切れてしまうこともある消耗品だから、カメラ本体が寿命を向かえる前までに幾つか欲しくなることがあるだろう。そんな人がたくさん買っていったんだろうか。

 100万円のものがわずかな間に200万円で売れるようになることが確実であるならば買い占める人もいるかも知れないけれど(倫理観の問題だな)、わずか700円の物ですからね。それはないんじゃないかな。

 もうひとつ欲しかった物がファインダースクリーン。FM3AはF、F2、F3、F4、F5のようにファインダーそのものの交換は出来ないけれどファインダースクリーンの交換ができるようになっている。そのFM3Aの標準のファインダースクリーンはマニュアルタイプ一眼レフの「標準」であるマイクロスプリット。勿論郷秋<Gauche>のFM3Aもそれだ。

 これを「方眼マット」に交換したかったんだな。風景写真を撮る時に水平線をちゃんと水平になるようにするとか、ファインダーの右端にある樹木をきっちり垂直に立たせたいなんて場合に実に有効なスクリーンなんだ(D200はこの方眼の有無をボタン操作で選べるから便利)。

 で、このファインダースクリーンも品切れだというんだな。郷秋<Gauche>と同じことを思う人が多いと言うべきかなのか。こんなもので儲けようとしている人がいるとは思たくないぞ。
 

 今日の1枚は、竹林の中の小径。真冬でも青々とした竹林の中ではなんだか季節感がどこかに飛んでしまいますね。
コメント ( 5 ) | Trackback (  )