中央リニア新幹線は必要か

 JR東海の葛西敬之会長が、国や自治体を頼らず自主財源、つまり東海道新幹線で得た利益を主体に中央リニア新幹線の実現を目指す考えを示した。

 JR東海は、3550億円を投入し現在山梨県内のある実験線を2016年度までに42.8Kmに延伸する計画。これにより、東京-名古屋間の1/7、東京-大阪間の1/10が出来るのだという。用地買収が困難な場所では大深度地下を掘り進むのだろうけれど、完成までには克服しなければならない技術も多いだろうし、ベラボウな建設費と時間がかかることだろう。

 完成すれば東京-大阪間の所要時間は1時間弱。確かに速いことは速いけれど、果たしでこの速さを求める人がどれほどいるのか、疑問だな。

 例えばの話だけれど、ヨーロッパと北米大陸を結んでいた超音速旅客機、コンコルドは次世代機の開発がされないまま超高速輸送の舞台を去っていった。代わって登場するのはより大きな旅客機とより燃費効率の高い中型機である。

 現在の新幹線「のぞみ」で2時間半の東京-大阪間の所要時間を、果たして8兆円以上と言われる建設費を投じて縮めることにどれ程の意味があるだろうか。仮に1時間半短縮されたとしても、その時間が新たな仕事のために費やされるのだとしたら、郷秋<Gauche>は「のぞみ」(「ひかり」でもいい)の中で2時間半、ビールを飲んで本を読んで音楽を聴いのんびり過ごした方がいい。

今日の1枚は、今が盛りのオオイヌノフグリと姫踊り子草。
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