唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
写真一コマの重み
愛読している神奈川新聞の後ろから3ページ目に、「デスクノート」というコラムと言うには余りにも短い、1/4、2段の小さな囲み記事が毎日掲載されている。
今日の執筆は映像部の花輪氏。映像部と言うことは、まっ、カメラマンということなんだろうな。その彼曰く、
「連日紙面を飾る北京五輪。競技会場では(中略)カメラのシャッター音が鳴り響いていることでしょう。昔はフィルム1本36コマ。今ではデジタル(中略)、撮影コマ数を気にしなくていいと、ついついシャッターを押してしまうようです(郷秋<Gauche>注:シャッター(幕)を押してしまったら大変なことになります。押すのはシャッター「ボタン」です。カメラマンとは言えども報道に携わる立場であれば、表現は正確に願いたい)。(中略)取材現場で聞くシャッター音が以前より増え、無意味な連写も目立ちます。」そして最後に「(シャッターボタンを)「押す」ことが仕事ではなく「撮る」事が第一なんだと(中略)、自分に言い聞かせています。」
と結んでいる。
まったく花輪氏の言うとおり。標準のバッテリーを装着している郷秋<Gauche>のD300でさえ、6秒間シャッターボタンを押していれば36コマ、フィルム1本分撮り終えてします。その36コマの中にはベストショットが記録されている可能性もあるけれど、もし、あったとしても、それを「撮った」のはD300であって、郷秋<Gauche>ではない。機械の仕業だ。
だから郷秋<Gauche>は時々フィルムで撮る。D300のシャッターボタンを6秒押していれば撮れてしまう36コマ。でも、手でフィルムを巻き上げて、手でフォーカスを合わせて撮る写真は、たった1コマ撮るのに随分と時間がかかる。フレーミングは本当にこれでいいのか、露出補正はこれでいいのか、手前やバックのボケ具合を決定する絞りはこれが最良なのか・・・。考え出すとキリがなくて、そのうちにシャッターチャンスを逃して、結局撮らずじまいになってしまう。
だからデジタルの方が良いのかと言うと、そうではない。時々フィルムで撮ることで、フレーミング、露出補正、絞り、そして再度フレーミングと、写真の基礎を確かめ直すことは、デジタルで撮り続けるためにも実に重要なことだと言うことを、あらためて気づかされるのである。せめて月に一度はフィルムで撮りたいと思うけれど、なかなかそういうゆとりがないなぁ・・・。
ゆとりがないのは気持ちだけではなく、このところの写真のストックも(^^;。というわけで、苦し紛れの今日の一枚は黄色い黄花コスモス(きばなこすもす)。黄色い黄花コスモスと言うのは変な話しだが、黄花コスモスはオレンジ色の花。その花色が黄色だから「黄色い黄花コスモス」。本物の黄色いコスモスは「イエローガーデン」や「イエローキャンパス」という品種。
今日の執筆は映像部の花輪氏。映像部と言うことは、まっ、カメラマンということなんだろうな。その彼曰く、
「連日紙面を飾る北京五輪。競技会場では(中略)カメラのシャッター音が鳴り響いていることでしょう。昔はフィルム1本36コマ。今ではデジタル(中略)、撮影コマ数を気にしなくていいと、ついついシャッターを押してしまうようです(郷秋<Gauche>注:シャッター(幕)を押してしまったら大変なことになります。押すのはシャッター「ボタン」です。カメラマンとは言えども報道に携わる立場であれば、表現は正確に願いたい)。(中略)取材現場で聞くシャッター音が以前より増え、無意味な連写も目立ちます。」そして最後に「(シャッターボタンを)「押す」ことが仕事ではなく「撮る」事が第一なんだと(中略)、自分に言い聞かせています。」
と結んでいる。
まったく花輪氏の言うとおり。標準のバッテリーを装着している郷秋<Gauche>のD300でさえ、6秒間シャッターボタンを押していれば36コマ、フィルム1本分撮り終えてします。その36コマの中にはベストショットが記録されている可能性もあるけれど、もし、あったとしても、それを「撮った」のはD300であって、郷秋<Gauche>ではない。機械の仕業だ。
だから郷秋<Gauche>は時々フィルムで撮る。D300のシャッターボタンを6秒押していれば撮れてしまう36コマ。でも、手でフィルムを巻き上げて、手でフォーカスを合わせて撮る写真は、たった1コマ撮るのに随分と時間がかかる。フレーミングは本当にこれでいいのか、露出補正はこれでいいのか、手前やバックのボケ具合を決定する絞りはこれが最良なのか・・・。考え出すとキリがなくて、そのうちにシャッターチャンスを逃して、結局撮らずじまいになってしまう。
だからデジタルの方が良いのかと言うと、そうではない。時々フィルムで撮ることで、フレーミング、露出補正、絞り、そして再度フレーミングと、写真の基礎を確かめ直すことは、デジタルで撮り続けるためにも実に重要なことだと言うことを、あらためて気づかされるのである。せめて月に一度はフィルムで撮りたいと思うけれど、なかなかそういうゆとりがないなぁ・・・。
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ゆとりがないのは気持ちだけではなく、このところの写真のストックも(^^;。というわけで、苦し紛れの今日の一枚は黄色い黄花コスモス(きばなこすもす)。黄色い黄花コスモスと言うのは変な話しだが、黄花コスモスはオレンジ色の花。その花色が黄色だから「黄色い黄花コスモス」。本物の黄色いコスモスは「イエローガーデン」や「イエローキャンパス」という品種。
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