2008年もニコンか?!

 BNCランキングが2008年のDSLR(デジタル方式一眼レフ)の売れ筋Top20を発表した(正確には2008年年1月1日~12月21日の集計。また、レフレックス型ではないがレンズ交換式一眼のパナソニック Lumix G1を含む。詳細はこちらを参照)。

 メーカー毎に集計してみると、ニコン(Nikon)が39.0%でトップ。次いでキヤノンが38.0%。3位はソニーで8.5%、4位は3.8%でオリンパス、5位はHOYA(PENTAX)で1.6%、6位には本年終盤にG1を登場させたパナソニックで1.4%となっている。ニコンとキヤノンの差はわずかに1%。また、ソニーの3位躍進は注目に値するだろう。

注:売り上げトップ20以外の機種は除外されているため合計は92.3%となっている。ランク外のモデルも持っているオリンパス、HOYA(PENTAX)、パナソニックは最終的な数字が微妙に変わってくることがある。また、ニコンとキヤノンもランク外のモデルのシェアによっては順位逆転の可能性もなくはない)

 ニコンとキヤノンの二強でDSLR市場の77%を占め、下位6メーカーのシェアは合わせても15.3%という構図は2007年と大きくは変わらない。

 2007年はニコンが43.8%のシェアを獲得し、常勝キヤノン(40.0%)を下した。2008年はシェア1位の座を死守したいニコンと何としても奪還したキヤノンの壮絶な争いとなった訳だが、10日を残しての判定では、どうやらニコンが僅差でその座を守ることになりそうである。そうは云っても、2008年F1のように最終戦の最終コーナーで勝者が変わるなんてことがあるから油断は出来ないけどね。

2007年のDSLRのメーカー別シェアについてはこちらをご覧ください。


 ニコンの2年連続DSLRトップシェア獲得に3.3%分貢献したD300。登場後はD700の方が売れていたようだが、年間を通すとD300の3.3%に対してD700は1.0%と水を開けられる結果となった。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )